エピソード3『失われた右手』“Humpty Dumpty”
あらすじ
カディの家で作業員が怪我をして、カディは罪悪感にさいなまれる。この若者がアメリカン・ドリームを追えるか、ハウスとチームは時間との競争となる。
ネタバレ感想
長年カディの家で働く作業員の〈アルフレッド〉が雨漏り修理中に屋根から落ち、そのままカディが呼んだ救急車で搬送されてきました。
搬送中には指の変色や麻痺が見られ、このままでは手を切断するしかないという状況です。
喘息が酷いと言って休もうとしていた彼を仮病だと決めつけて作業を続けさせた矢先の出来事だっただけに、カディには大きな罪悪感が。ただ、状況が状況なだけに、ステイシーからは顧問弁護士として彼に会うな、話すな、と釘を刺されてしまいます。
治せばカディに恩を売れるのは確実で、野心も含めた下心からアルフレッドの件はチームで引き受けることにしたハウス医師。
指の変色は薬指から中指にまで広がってきており、チェイス達から状況の報告を受けたカディガは、まるでハウスのやる効果は高くてもリスクも高い一か八かなプロテインCの投与を指示しました。
しかし、すぐにプロテインCの副作用が出て、アルフレッドは脳出血と右半身麻痺を引き起こし、神経外科医が呼ばれて緊急手術に。
副作用による症状は改善されたものの、指の変色は悪化しているし高熱も出ていてレントゲンでは肺に異常も。
落下事故とは関係なく、元から病気だった可能性について言及したハウスが「肺炎ではない。息苦しさに気付かないヤツはいない」と言ってようやくカディは「肺炎よ。帰りたがってたのに無理に仕事をさせたの、喘息かと思ったの」と認めます。
抗生物質の投与と心エコー図、そして自宅を調べるようキャメロンに指示を出したハウスは、カディとキャメロンが去ってから残った2人に「君たちはカディの家を調べてこい」と指示。
ハウス以上に恐ろしい上司の家に侵入するなんて、と難色を示した2人に、カディの家に対する興味があるのか、今回ばかりは珍しく自分もついて行くようです。
女性陣が行ったアルフレッドの家では鼠取りにかかったネズミが見つかり、男性陣が行ったカディの自宅ではシンク下からカビが見つかりました。
指の変色はネズミに噛まれた痕で、鼠咬熱だとすれば症状も合致します。
ただ、ハウスはカディ宅のカビも気になっていて、あっさり本人に自宅へ侵入したことをバラして怒りを買いますが、カディは直後にレントゲンを見てすぐにカビが原因となった真菌性肺炎を認めます。
まだ12歳の弟〈マニー〉がカディのオフィスを訪ねてきて、自分が代わりに働くと直談判。
学校に行かなくてはいけない年齢ですし、カディが諭すと「見舞いにも来ないくせに」と痛いところを突かれてしまいました。
真菌性肺炎に使われる治療薬のアンホテリシンは危険性の高い薬で、早速副作用で腎機能が低下。
「昨日の昼からトイレに行ってない」とマニーから聞いたキャメロンは血相を変えて薬を止め、近くにいたハウスに「死んでしまうかも」なんて言ってしまい、それを聞いたアルフレッドの母親はパニックに。
アルフレッドは間違った投薬のせいで近位尿細管の上皮細胞が破壊され腎機能が停止。それはつまり、病の原因がカビでもネズミでもないことを意味しており、原因究明は振り出しに戻ったということでもあります。
原因が分からないまま右手は壊死し、さっさと切断しないと取り返しのつかないことになる派のハウスと、ただでさえ苦しい生活なのに手を失えば職も失うことに繋がるので切断はまだ早い派のカディで論争に。
最終的にはカディも納得し、自分の口からアルフレッドと家族に症状と切断手術を宣告しました。
手術を見守りながら、アルフレッドの件では自分の判断がことごとく間違っていたことを思い返して自己嫌悪に陥るカディ。
そこへチェイスが入ってきて、「指の色が変です」と。切断していない左手の方の話です。
DICは関係なく、心内膜炎ではないかと考え付いたハウス。
まず心臓が感染して心臓弁に血栓が付着し、それが崩れて塞栓となり血流に乗って右手に飛び、壊死が始まった、翌日には腎臓がやられて最後は左手に症状が出た、ということだそう。
心内膜炎での検査結果は陰性でしたが、肺炎を起こし培養で陰性の心内膜炎であるオウム病で間違いないと見ているハウスはドキシサイクリンの投与を指示。
今度こそ間違っていれば手足どころか命を失いかねません。
清掃の仕事は飲食店が職場で、そこの鶏肉が感染源になった可能性を考えれば辻褄も合いますし、代わりに働きに行ったマニーを早急にその場から引き離す必要があるので、母親から土曜の夜に働いている場所を聞き出そうとしますが、何も知らない様子。
仕方なくアルフレッドの自宅近くに廃屋か倉庫がないか調べさせ、賭博場を探し当てたところ、いるではないですか鶏が。
賭けに使われている鶏を素手で掴んで運んでいるマニーを見つけてなんとも言えない表情のカディとフォアマン。
2人の報告を待たずしてハウスはオウム病の薬を投与しており、おかげで症状は回復。どうやら持病の喘息のせいでアルフレッドだけがオウム病に罹患してしまったということです。
最後に、今回の件を受けてハウスがカディに言った「個人的な感情に流されるのは医者として最悪だ。だが院長には適してる」という慰めの言葉と、完璧を求め過ぎる傾向にあるカディへの彼女のためを思った忠告が印象的でした。
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▼次回、エピソード4
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