第10話 託された手紙(The Last and the Plunderers )
あらすじ
ネタバレ感想
カールを埋葬し、墓標に銃を手向けるリック。シーズン3あたりだったか、ラッパみたいな銃を愛用してたカールが懐かしいです。バットだか何かをサイレンサー代わりにしてたアレです。あそこらへんがカールが小さな子どもから青年へと成長したなぁという印象が強かった記憶があります。
カールの遺言を受け入れたリックはこれから救世主にどんな対応をとっていくのでしょうか…と思ったや否や、あれだけカールの最期に“実現する…!”と涙ながらに応えていたリック、埋葬を終えアレクサンドリアを後にする頃には“救世主と戦うのをやめろって?ニーガンに屈しろと?”といきり立ち、カールの遺した手紙よりも武器と人員が大事なよう。
これにはミショーンもびっくりでしょう。おまえ、あの涙は…?息子との約束は…?死の淵に居ながらも伝えたかった想いをものの1話で踏みにじってくるとは……さすがリック。
ニーガンは大量殺戮を決して許さないちょっといい奴キャラとして描かれてきているように感じます。これはカールの望んだ共存フラグあるんでしょうか…?
サイモンあたりが下剋上起こして勝手なことして自爆するとかいうありがちな展開になったりしませんかね。まぁ、さすがにここまで来てどうニーガンと和解するんだ、もう取り返しつかん、というのが現実でしょうか。
スカベンジャーズは最初のうちこそなんかすげーヤバそうな集団で切り札的な雰囲気ありましたが、リック軍にも救世主側にも結局は言われるがままその場その場でふわーっとしてたので、いくらリックが死守したかろうが見てる側からすればサイモン達に排除されてしまってもそこまで残念な気がしません。武器を大量に持っていかれたのは痛手に違いないですが。
ジェイディスの涙は全く同情を誘いませんし、その後のリックの肉弾戦が面白かったです。あと、ジェイディスが使っていたウォーカーミンチ製造機いいですね。マギーが棺桶送りつけたみたいにあのミンチを救世主に送りつければ結構な精神的ダメージ与えれるのではないかと思います。
縋るジェイディスを見捨てたリックは、セディクに威嚇射撃した後カールにした言い訳と全く同じ事をミショーンに話します。
カールからの手紙を読み、ニーガンに無線で連絡するリック。
“カールが死んだ”という一言に動揺するニーガンの表情が良いです。ある意味仲間の顔です。関係ないですけどリックはニーガン宛の手紙まで勝手に読んだのでしょうか?
“和平を望んでももう遅い無駄だお前を殺す”と一方的なリックに対し“何があった?”と気遣うニーガン。大人な対応じゃないですか。
“どうやって死んだ?俺たちか?手榴弾か?銃で?”と聞くニーガンにものすごい殺意を込めて“お前たちじゃない”…うん、そうなんですよね。カールの死にこれっぽっちも救世主関係ないんですよね、実際。とんだ八つ当たりです。
“何やってんだ?お前が事を荒だててる お前のせいでカールが死んだ お前が無意味に抵抗するからだ いつか死んだかもしれない 誰だっていつ死ぬか分からないが今回はお前のせいだ そばにいてバカげた行動を止めなかったからお前が死を招いた”
“厳しい教訓だろうがそろそろ耳を傾けるべきだ お前のクソみたいな決断で愛する者を死なせるな 苦い思いは一生涯ついて回る”
自分から無線で連絡を入れて暴言を吐き、とことんド正論のお説教で返されれば、草むらをうろうろしてイラつく事しか出来ないリック。
ニーガンの株が上がる一方でこれからどうするんだ、と今後の展開の収まり方がめちゃくちゃ気になりました。
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