第7話 「奇跡」
あらすじ
待ちに待った終戦を迎え、屋敷で療養していた兵士達も去って行った。そんな中、マシューは密かに脚に感覚を取り戻しているのを感じていた。階下では、戦後の食糧不足で食材の調達に苦労しているパットモアを見たトーマスが、闇市の取引に手を染める。一方、戦争中看護師として充実した時間を経験したシビルは、終戦で元の空虚な生活に戻るのに抵抗を覚え、一大決心をする。
ネタバレ感想
トーマスなんだかふっくらしましたね。シュッとしていてヴァンパイア的なスマートさが若干なくなったように感じます。当たり前のように使用人食堂でいつもお茶してましたがやっぱり古巣は落ち着くとかそういうやつだったんでしょうか。
カーライルはアンナを買収してメアリーのスパイを頼むほど焦っているようですね。とことん強かで嫌な男です。早く婚約破棄してくれないものか。
微妙なフラグは感じていましたが、ロバートがメイドジェーンに唐突なキス!まだ“おや…?あるのか?ないのか?”程度の匂わせから突然の決定打です。やたらと気にかけてはいましたが何がそんなにロバートの心を捉えたのでしょう。
マシューは奇跡的に脚の感覚が戻ってきて立つ事ができるまでに回復しました。夕食の席でマシューが皆の前で“僕が最も苦しい時期にラビニアは力になってくれました 結婚は諦めていましたが諦めない彼女が結局は正しかった 結婚します”と高らかに宣言します。この男は本当にメアリーの気持ちに気付いていないのかと。平静を装おうとするメアリーと、娘の本当の気持ちに気が付いていてなおラビニアを呼び戻したもののやはり傷付けば心配になるコーラ、メアリーを特別気にかけるカーソン、それぞれの隠れた本音がもどかしい。下半身不随だろうと愛してると筋を通したラビニアに対してはもはや幸せになって頂きたいのですが、そうするとメアリーを応援したい気持ちに折り合いがつかず、ここに来て“式はダウントンで挙げたい”とかなんとか駄目押しでお花畑なマシューのデリカシーのなさに八つ当たりするしかありません。
マシューの朗報の影響でシビルもついにブランソンとの駆け落ちにGOサインを出しました。
エセルは赤ん坊を連れて乗り込んできましたが、屑の将校の父親もまた屑で金目当てだのなんだのと酷い言われようでさすがに少し同情してしまいます。うーん…自業自得と言ってしまえばそれまでなんですが、なんだかやるせないですね。
そんなやるせなさの余韻もつかの間、バイオレットがマシューの部屋を訪ね“メアリーはあなたを愛している”って…何言ってんだババァー!!!ふぁっ!?マシューの下半身不随が治ったと思ってどえらい勝手な動きに出てきました。いいぞババァもっとやれ。
こんなの知ったらメアリー激怒でしょうしさすがのマシューもドン引きしてます。しかしながらマシューはもっとキッパリそりゃないぜって感じになるのかと思いきや案外満更でもなさそうなのが笑えます。考えるらしいですよ。ほほぅ。
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▼次回、エピソード8 あんたが?天と地が引っくり返るよ