海外ドラマ≫≫Vikings ヴァイキング〜海の覇者たち〜シーズン2　5話ネタバレ感想

エピソード5『秘められた答え』”Answers in Blood”

あらすじ

ラグナルがロロとの対決を余儀なくされたのは、ホリック王の代理として、土地を巡る争いに終止符を打とうとしたためだった。血で血を洗う戦いの余波はカテガットを襲い、ラグナルの妻や女性たちの命に危険が迫る。

ネタバレ感想

昔馴染みの面子が揃い、それぞれ再会の抱擁がアツい中、別れの原因も作った前妻と後妻の何とも言えない緊張感を含んだ再会も。ラゲルサはいつも大人だなぁと感じます。

二人が揃った場面を見て一番たじろいだのはラグナルでしょうね。

援軍を迎えて新たな作戦を立てるラグナル達。ボルグ首長の守りが堅く人数が増えてもまだ厳しいという事でボルグをカテガットから出させるため食料庫を狙いに行く、と。兵糧攻めだとか供給を断つとかが大事に繋がる立派な戦略となるのはこの時代でも同じ事なのですね。

少数で村へ行き囮を使って敵兵をおびき寄せている間に食料庫に進む隠密シーンはさながらゲームのようです。食料庫の中に火をつけ手負いの仲間を連れながらも脱出し、まんまとボルグ首長を怒らせる事に成功しました。冬の蓄えだったのか。そりゃ怒りますわ。

軍を引き連れ森へと入ったボルグ首長が警戒しながら近寄った上裸で座る男は死んだ男を括り付けていただけで、これに気を取られている隙に一気に畳み掛ければいいものをご丁寧に角笛鳴らして地味な距離から出てくるラグナル一派。立て続けにラゲルサの軍隊も出てくる演出はめちゃくちゃカッコ良かったのですが、あの男の遺体トラップの弓射程範囲に潜んでいてとにかくボルグを討っちゃおう作戦ではいけなかったのでしょうか。

とにかく肉弾戦になったラグナル軍とボルグ軍。揉み合いになり多数の犠牲を出しながらも退却の号令がかかったボルグ軍に勝利します。やる気に満ちているロロは頼もしい。

ボルグ首長こそ逃してしまいましたが、カテガットに戻ったラグナルを歓迎する村人達。大人気です。

エグバート王に助けられ、異教徒ヴァイキングの文化を知るため側に置かれ続けているアセルスタン。いつもいつも微妙な立場で目が離せない存在です。

キリスト教から転身したかと思えば、もしかしたらまたキリスト教徒に出戻る、なんて事もあるのかもしれません。なんとイエスの母マリアの姿を見たり、ミサに出席すればヴァイキングの儀式の幻覚を見たりとファンタジー色の強い揺らぎ方をしております。

ボルグとの一件でロロはすっかり許され受け入れられた雰囲気でしたが、勝利を祝う生贄の儀式にはラグナル自ら息子ビヨルンを指名し今後も親子の絆が深まる気配を感じさせます。

しかしラグナル、たまにめちゃくちゃ馬鹿なんですよね(笑)いや、気持ちは分かるんですよ。分かるんですがキャラがブレるというか(笑)預言者に「愛する女が二人どちらも子を産んでくれた選びたくないしどちらも欲しい」と強欲な恋バナを持ちかけています。これに対し預言者は「思い上がるな選ぶのはお前ではない」と一刀両断するのでした。

ラゲルサへの想いを吹っ切り前を向いてえらく良い顔になったロロに対し、ラグナルはアスラウグから直接的にラゲルサがこのまま居座るのは嫌だと言われながら、ラゲルサにはアスラウグの事は大丈夫だからここに残れば良いだの調子の良い事を言っております。

この女々しさではラゲルサが付いてくるはずもなさそうだなーという気しかしませんでしたが、案の定改めてラグナルの前に現れたラゲルサは皆の前でビヨルンを実の父の元に置いて行く事、そして自分は自分の夫の元へ帰る事を宣言しました。この男らしい選択にラゲルサの株がどんどん上がっていきます。アスラウグまで涙目で感謝する始末。…それはどうなの？

カテガットにトルヴァルドが到着し、ウェセックス王国ではラグナルが帰還した後奇襲による大虐殺に見舞われホリック王やその息子の命こそ無事だが多くが命を落としたと報告を受けます。ホリック王なんてどうでも良いのかと思うほど食い気味に「アセルスタンはどうなった？」と聞くラグナルにアセルスタンを本当に家族のように思っている事が伺えました。残念ながらトルヴァルドはアセルスタンの情報を持っておらず行方は分からない状況に。

【ヴァイキング　海の覇者たち：シーズン2】 Vikings: Season 2！