海外ドラマ≫≫CHUCK CHUCK/チャックファイナルシーズン　1話ネタバレ感想

エピソード1『チャックＶＳズーム』“Chuck Versus the Zoom”

あらすじ

チャックには現在、インターセクトもCIAの援助もない。そんなチャックと彼のチームにとって、スパイの世界はあまりにも危険だ。だが、チャックたちはまず、巧妙でリッチな大泥棒のジャン・クロードと、地球上で最も危険な人物から金をだまし取る悪党投資家のロジャー・ベールに立ち向かうことに。

ネタバレ感想

いよいよファイナル・シーズンです。1シーズン20話超えが続いてきての全13話というのを見るに、引き延ばしたものの打ち切りになってしまったのかな…なんてつい考えてしまいますが、これまで安定して面白かった実績があるのでフリースパイとしての活躍は外伝的総まとめ感覚と考えながら見て行こうと思います。

開業したたての『カーマイケル産業』は楽しそうで、モーガンの慣れなさやケイシーのゲンナリ感なんかが初期の雰囲気を思い出させます。モーガンの眼がこんなに綺麗だったのか…と新たな発見も(笑)

ヴォルコフの資産の殆どを開業時に費やしてしまったらしく、早速資金難に陥ってはいるものの、早速新たな依頼人がやって来ました。

巧妙な投資詐欺で2000万ドル騙し取られたという依頼人から話を聞けば、〈ロジャー・ベイル〉という詐欺師が投資家たちから5億ドルを巻き上げたらしく、他の被害者にも営業をかければ一儲け出来そうな話です。

ベイルが携帯で招待した人だけが入れるパーティーがあるものの、要塞の如く厳重な警備だそう。標的の下調べをしていたモーガンが彼の持つバッグに『ズーム』すると、スカッシュクラブのものだと分かり、プレイ中に携帯を奪って自分達宛てに招待状を送ろうという計画に。ちなみにズームとはモーガン版フラッシュの事らしいです(笑)独自の名前を付けるあたりがモーガンだなぁ。

モーガンがうっかりアップロードしてしまったインターセクトは一回きりのプログラムだったらしく、お株を奪われ歯痒い気持ちと、これまで頼りにしてきた力を失い先行きを不安に思う気持ちが少なからずあるチャックは複雑な表情です。

それでもサラの夢を叶えるためビーチのある完璧な家を探しているチャックは、とにかくこの仕事を成功させるしかありません。

計画通りにはいかずとも、しっかりモーガンがベイルからの招待を取り付け次はパーティーへの潜入です。

サプライズの夢の家計画はすぐにサラにバレてモーガンが隠し持っていたファイルも回収されてしまいました。それでも自分を驚かそうと理想の家を探してくれていた事にサラは笑顔でファイルをめくります。サラの理想について改めて聞くと、モーガンが探していたようなとびきりの豪邸ではなく昔ながらの温かみがあってホームドラマに出てくるような家庭的で簡素な家を思い描いていたようで、家庭や両親との時間に飢えていたサラの幼少期が反映されています。きっとチャックは何としてもサラの夢を叶えるでしょうし、サラが幸せで完璧な家庭に身を置き人生を過ごせる日も近そうですね。

順調に潜入は進みますが、最後の段階になって突然CIAのデッカーがモニターに割り込んできて、チャック達の任務に便乗してベイルの口座を凍結しようと動いているようです。そんな事をされればすぐに気付かれてしまい、要塞と化した社内にいるサラ、ケイシー、モーガンが危険になります。

案の定すぐにカードキーを盗んだ事がバレて拘束されてしまいますが、予定になかった口座凍結でベイルのアクセスが拒否されている現状を逆手に取って「仲間がやったの、私達に手を出せば永久に無理ね」とハッタリをかますサラ。

インターセクトが無くてもチームの『切り札』になり得るチャックはコンピューター修理の業者に扮してサラ達を助けに行きます。

自分自身の脱出の算段までしっかり考えた計画を立てていくところに、そう言えば頭脳明晰だったな、とインターセクトが活躍するうちにすっかり忘れていた事実を思い出しました。

決死の覚悟で仲間への信頼ありきの計画を実行できるのはファイナルシーズンだからこそ為せる技でしょう。素晴らしい。

ただ、命は助かりベイルも捕まったものの、デッカーがカーマイケル産業への送金も凍結したとかで資金難はますます酷いことになっております。売り出されている理想の家を既に見つけていたチャックには、さすがに堪えたようですが、サラに支えられバイ・モアの利益を運営に回して行こうと決めまた一から仕切り直しです。

一連の極秘計画の最終章には「チャックを挫折させる」という鬼畜なプロセスが必要らしく、CIAからの妨害工作は続きそうですが、どうなることやら。

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