海外ドラマ≫≫CHUCK CHUCK/チャックファイナルシーズン　7話ネタバレ感想

エピソード7『チャックＶＳサンタの衣装』“Chuck Versus the Santa Suit”

あらすじ

チャックとサラは、カーマイケル産業の破壊を企てていた黒幕を突き止め、追跡に乗り出す。エリーは、娘クララのために完璧なクリスマスを準備しようとするが、ツリー、サンタの衣装、雪飾り… どれも計画どおりに調達できず苛立っていた。

ネタバレ感想

クリスマスシーズン真っ只中、システム化されたクラークスビル刑務所にもオーメンウイルス感染が到達し、例の1647監房が解錠されてしまいました。

あっという間に看守を倒し制服を奪って脱獄を謀るこの囚人が黒幕なのでしょうが、一体何者なのでしょう。

まさかケイシーとクリスマスの話題で盛り上がれる日が来るなんて、本当に人間らしくなりましたね(笑)

クリスマスを楽しもうとするチャック達の元に、将軍から「黒幕が分かった」との緊急連絡が入ります。

その頃、エリーに頼まれていたサンタ作戦のためにオーナメントとプレゼントを抱えてキャッスルから帰ろうとしたサラは、同時に入ってこようとしていた懐かしい顔と鉢合わせ。

なんとこの一連の騒動の黒幕はショウだったのです！懲りずにCIAを乗っ取るつもりでいるとはなんというしつこい男…これは残念ハンサムです。まだインターセクトを持っているショウ相手ではサラですら手も足も出せず、縛り上げられキャッスルのシステムにウイルスをダウンロードされている様子を目の前に為す術もありません。ウイルス実行までの猶予はあと2時間。

将軍からショウが脱獄したとの連絡を受けたチャックは慌ててサラに電話しますが、電話に出たのはショウ本人。モニターをつけてみるとサラが捕まっているのが見え、「キャッスルを封鎖しろ、逆らえばサラが死ぬぞ」と脅されます。更に、デッカーのオフィスに侵入して『マカオ装置』を奪えと要求されますが、ショウが与えた猶予は3時間。おぉっと？計算が合いませんよ。サラを救えたとしても最初の2時間でウイルスは実行されてしまいます。卑劣ですねぇ。

ショウは尋問中にデッカーの秘密をフラッシュしたらしく、脅迫の末デッカーをチームごと言いなりにして抱き込んでいたそう。

父親を目の前で殺されただけに留まらず、愛する妻を人質に捕られるというTHE因縁の相手に対してチャックは「脱獄を後悔させる」と瞬時に計画を打ち立てます。

モーガンには「オタク軍団にオーメンを分析させろ」と託し、ケイシーには「キャッスルへの侵入法を考えて」と頼み、自身は「デッカーのオフィスへ装置を取りに行く」のだそうです。

将軍に話を聞けば、中国企業から盗まれたマカオ装置は膨大なデータをPC1台分に圧縮できる代物だそうで、経緯を聞いた将軍は立場の危険を顧みず「私が一緒に行くわ」と名乗りを上げてくれました。

CIAでもクリスマスに浮かれるらしく、職場で開かれているパーティーにサンタ姿のチャックを連れて堂々と入っていくベックマン将軍。

「全部屋のアクセス権を持つ警備主任の女性を誘惑してカードキーを奪え」とはなんて無茶振りだと思いましたが、むしろ酔っ払った相手の方がノリノリで簡単に事が運びます。

予想よりも早く気付かれた警備を誤魔化すためにサンタのチャックにキスをかました将軍(笑)これは…許されますな。

一時は何とか拘束から逃れて封鎖されたキャッスル内で鬼ごっこ状態となっていたサラですが、ダクトから侵入していたケイシーは撃たれ、隙をついて攻撃するもやはり敵わず今度は鎖でガチガチに繋がれてしまいました。

その上ショウはサラの声を繋ぎ合わせて作っていたボイスチェンジャーでチャックに連絡をし、「キャッスルに隠れているわ」とサラを装って話します。

次の連絡では「ケイシーがショウを拘束した、急いであなた」と。しかしサラが『あなた』なんて呼ばない事を誰より知っているチャックはすぐにこれがショウの策略だと見抜きます。

ジェフスターが解析するオーメンの方にも進展があり、「オーメンで世界が終わるなんていうのはデマ情報で、実はPCからデータを一か所に集めるウイルスだ狙いは政府のコンピューターだろうけど1台のPCに入る量のデータじゃない」とおバカ二人がとんでもなく核心に迫っております。

マカオ装置が持つ『膨大なデータをPC1台分に圧縮できる』機能を知るチャックはこれを聞いて、ショウがデータを脳に入れてインターセクトを更新するのが狙いだと確信。CIAの全てのデータが失われた上、そのデータを持っているのがショウしか居ないとあれば政府のスパイとして返り咲くのはいとも簡単です。むしろショウの目論見通りCIAそのものを乗っ取れるでしょう。

ただ、妻を殺された恨みで歪みに歪んでしまったショウが本当に成し遂げたいのは『サラの心を引き裂いて自分と同じ傷みを味合わせる事』でもあるんですよね…。

膨大なデータの取り込みによるオーバーヒートに備えて空調を極端に下げていたせいで衰弱しているサラを起こし、モニター越しに自分がチャックを殺すところを見ていろと宣告してチャックが待ち受けるバイモアへと出て行くショウ。そしてショウと入れ替わるようにコソコソとキャッスルへ侵入するモーガン。グッジョブ。

しかし、チャックが差し出した装置でインターセクトを上書きしてアップロードしてしまったのが運の尽き、ショウからインターセクトはまるっと消え去り頭の中はクリスマス一色に。

とは言え、生身の人間同士の戦いになったに過ぎず、元々有能スパイだったショウ相手にチャックが太刀打ち出来るはずがないように思えましたが、チャックのスパイとしての成長は目覚ましいものがあります。まあ、最後にショウを仕留めたのは同じく父を殺された恨みを持つエリーでしたが。

「私はエレノア・ウッドコム、指図は聞かない」ってかっけぇ…(笑)お陰で助かりました。

隔離部屋に閉じ込められていたケイシーも、アレックスへのクリスマスプレゼント用に用意していた声を録音できる電動のクマ相手に遺言を吹き込んでいる途中にそれが電子機器だと気付き、クマからコードを取り出しロックされたシステムをショートさせます。

助けに入っていたモーガンと血塗れになりながらいつでも頼りになる男ケイシーは協力してサラを回収。

エリーが居てくれたおかげで治療もその場で済ませ皆無事で一件落着です。

この功績を称えてCIAに全員のポストを用意してくれたという将軍もクリスマス・パーティーに誘い、CIA権限をちょこっと利用しバトウスキー家のパーティーはそれはもう完璧に仕上がりました(笑)

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