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海外ドラマ≫≫THIS IS US THIS IS US 36歳、これから シーズン5 5話ネタバレ感想

This Is Us: The Complete Season 5 [DVD]

エピソード5『家族への旅』“A Long Road Home”

あらすじ

トビーに過去の中絶を打ち明けたケイトは、マークを捜してサンディエゴへ向かう。一方、ケヴィンは急きょ撮影でバンクーバーへ。同じ頃、ランダルのもとに生前のローレルを知るハイという人物から連絡が入り...。

ネタバレ感想

マリクのやらかしでバズった配信動画の中で、ウィリアム・ヒル、と父親の名前を出していたランダル。

世界的に視聴回数が増えている中、ニューオーリンズにいるベトナム人〈ハイ・ラン〉もその動画を見て、市の苦情フォームとの投稿を通してランダルへの私的な連絡が。

『ウィリアム・ヒルの名前を動画でみみにしました、母上のローレルを知っています。2015年5月、友人として彼女の死に立ち会いました』というもの。お産の後で死んだと思い込んでいたはずが生きていた母親の新事実が明らかになり、ランダルはまた繊細ヤクザと化しておりますが、さすがにこれはしょうがないか。

しかし、既に亡くなっているのか…。これは気持ちの整理が難しい問題です。

母親が生きていたという衝撃よりも、敬愛する父親から聞かされた「母親はお産の直後に死んだ」と言うウィリアムの話が嘘になるのかも、という動揺が大きい様子。

 

18歳の頃に別れたマークの子を妊娠し中絶した過去を明かしたケイト。

ジャックを授かるまでの2年間はずっと妊娠の話題ばかりだったにも関わらず、出会ってから話すまでに4年もかかったのは過去の事だと精算出来ていないからだとトビーからズバリ指摘を受けた事で、夜な夜なネットでマークを検索。

サンディエゴに住んでいる事が分かり、会う必要があると強く感じたケイトはその気持ちを告白し、トビーにもついてきて欲しいと頼みます。

THIS IS USは過去、現在、未来が交錯している脚本がミソなだけに、よくそこまで特徴を捉えれるよな、と思うほど毎度キャスティングが素晴らしい。かなりの数のオーディションで選び抜かれた人材なのでしょうか?今回もおっさんになったマークが激似でした。

40半ばになってもまだ夢物語を追っているかつての恋人であり自分を支配してきた相手に押し殺してきた感情をぶつけたケイト。

過去があるから今があるとはよく言ったものですが、棒に振ったと感じるような長い年月の後にトビーと出会って息子も生まれて温かい家庭を築いている今のケイトを見ると、こんな風に報われる人生ならプラマイプラスかもしれないなぁ…と感じたり。

とは言え、まだまだ子供でもある時期に一人きりで妊娠の事実を抱え込み、相談すべき相手はろくでなしで結局孤独に中絶手術を受けるしか道が無かった事はそりゃあ深い心の傷になりますわな。

 

撮影場所が感染者の少ないバンクーバーに変更となり、2週間の期間と隔離期間のために明日出発になると聞いて、「それじゃ話が違う、降りる」と即答で断ったケヴィン。

こんな時に長く離れられない、と言いますが、この映画のために頑張ってきたケヴィンを知っているマディソンは「ムダにしないで」と背中を押してやりました。

空港に向かう車内で、かつても駆け出しの俳優時代にLA行きを決めるも、それに対してランダルだけは「新婚なんだから反対だ、ソフィーと離れたらダメになるぞ」と忠告してくれていた過去を思い出すケヴィン。

とうとうランダルに電話をかけて気まずい空気の中、あの日の失言を謝罪します。ランダルもランダルで母親が自分を産んでから30年以上生きていた事や、父親の裏切りの可能性でケヴィンの話を長々と聞いている暇もありません。

マディソンとの関係がかなり難しい状況であること、そしてこんな時に真っ先に思い浮かんだのが『ランダルならどうするか』という事で、それが電話した理由だと正直な心の動きを聞くのは、下手にストレートなだけの謝罪よりも心に響きました。

セラピストからも、昔から一貫して自身のルーツを知りたがっているのだから、今回もローレルについて深く知る事でウィリアムと繋がった時にも増してより一層満たされるのでは?と提案されていたランダル。

ケヴィンとの電話の途中でついにコンタクトを取ってきていたハイさんに連絡する事を決め、その勢いのままにベスが見守る中電話をかけます。

電話が繋がったハイさんにまず何より知りいけれど聞くのを恐れていた疑問を投げ掛けたのはホッとしました。父親からは出産直後に亡くなったと聞いているがそれは父の嘘だったのか、という問いに対してハイさんは「ウィリアムはそれを事実だと信じていたはず」と答えてくれます。

ケヴィンと話している時から今にも溢れ落ちそうだった涙が、父親の裏切りはなかったと分かったこの瞬間に流れるというのがこれまたニクい演技でこちらまで貰い泣きしそうでした。

母の生きた土地で、母が愛した物を見るためにランダルはニューオーリンズを訪ねる事に。

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THIS IS US 36歳、これから

▼次回、エピソード6

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