エピソード14『タイムカプセル』“The Cabin”
あらすじ
ビッグ･スリーが家族の山荘で絆を新たにする。
ネタバレ感想
あからさまに不安定で崩壊寸前のランダル、置いてきたジャックとトビーの事が心配でしょうがないケイト、ソフィーの事を吹っ切ろうとするも妹の親友と寝てしまい気まずいケヴィンのサッド・スリーが山荘に集うも、強風で停電の中週末を過ごすことに。
ケイトの元には罪悪感に耐え切れなくなったマディソンから自白の留守電メッセージが入っていて早々にケヴィンのやらかしはバレて気まずい状態ですが、無理をしているのが見え見えなランダルのヤバさの方が気になる二人。
ランダルとケイトは、レベッカの認知症について、飲酒問題を心配する母本人からの頼みもあってまだケヴィンには秘密にしていたのですが、LAの往復について口を滑らせてしまい、ケイトの様子がおかしいことにケヴィンが気が付かないはずもなく、こっちの秘密も早々に打ち明けなければならなくなりました。
家族の深刻な問題にも関わらず、自分一人だけが蚊帳の外になっていたことに激怒したケヴィンは吹雪の中出て行ってしまいます。
ケイトはかなり強くなっていて、ランダルに対し「黙ってなきゃいけなかったのはキツかったよね、これからは一人で抱え込まなくていいよ」と声をかけ、その言葉でランダルも吹っ切れたというか、ある意味で兄姉を頼る覚悟ができたのかもしれません。
その昔、家族旅行で山荘に来ていた時にジャックの提案で埋めたタイムカプセルを掘り起こした三人。
当時からパニックになりがちだったランダルを訳が分からないと思いながらなんだかんだぶっきらぼうに世話を焼いてやっていたケヴィンはやはり兄貴です。
自分たち以外の袋から出てきたカセットテープを聞いてみると、なんとそこからは今は亡き父親からのメッセージが。
「ケヴィンはソフィーと映画を観たがってる、ケイトはいつものように一生懸命だ、ランダルは一挙一動を考え過ぎている」と、今も数十年前もそう変わらない悩みを持つ子供達の事をきちんと理解して見守っていたジャック。
三人の事も、レベッカの事もお見通しで、家族に全幅の信頼を置いていた事が窺えます。
ケヴィンあたりが亡き父ジャックの意志を継ぎ、あのスケッチの家を建てるのかと思っていましたが、もしかしたらビッグ・スリー三人揃っての力で夢を現実にするのでしょうか？
留守番のトビーが誤嚥で窒息しかけていたジャックに半ばパニックになるシーンは見ていて心臓が止まりそうになるほどのものでした。
ただでさえ良い父親になれるのかとストレスマッハな所にこんな事件が起きては、いくら無事だったとは言え、もうトビーの心はバッキバキなんじゃ…と絶望に近い心配がありましたが、意外にもこの事件を適切な対処で乗り越え、医者からも「良いパパでラッキー」だと褒められた事は自信に繋がった様子。
そして何より息子への愛情を再確認できたのでしょうね。このままトビーが心折れずにいてくれたら、と望むばかりです。
ラストシーンを見る限り、やはりケヴィンがあの家を完成させたようですね。
そして、そこで年老いたレベッカの面倒を見ている感じです。
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