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海外ドラマ≫≫Top of the Lake トップ・オブ・ザ・レイク チャイナガール 5話ネタバレ感想

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第5話『導かれし者』“Who's Your Daddy”

あらすじ

行方不明になっているシナモンの顧客、ブレットが"チャイナ・ガール"の遺体を確認し、捜査が進展する。ロビンとミランダは体外受精クリニックの受付、ピクシーにシナモンについて問いただすが、何も得られない。

第5話 導かれし者

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ネタバレ感想

安置所の遺体とシナモンの特徴の覚書が一致するかどうかの確認のために呼ばれたブレット。

ブレットは座らされてメモを読み上げるだけで、一致するかどうかはロビン達が確認する作業であれば、わざわざ酷な場所に呼ぶ必要があったのかどうか。

一輪の花を持ってきていたブレットは、遺体の特徴がシナモンと一致すると分かると「お別れの時間が欲しい」と言っているあたり、どんな姿であれそれがシナモンだったとすれば直接会いたいというのが本人の希望だったのかもしれません。

ロビンに言い寄っていた同僚の〈スタリー〉は、それを聞いて鼻で笑ったり、チャイナ・ガールに対する敬意のカケラも見られない態度でしたが、ブレットもまた規則に反して電話をかけ始めたり、それを咎められると遺体の写真を撮るという暴走に。削除しても復元できるのは分かっているので携帯は没収されて追い出されるも、あそこまで強行突破しようとするということは何らかの目的があったように感じられます。

家に帰ったブレットはいよいよ幻覚が本格的なものになってきており、自分にしか見えていない全裸のシナモンを母親に紹介するという奇行を見せております。

 

エイドリアンの妻が忘れ物を届けに来た際に、彼のオフィスにあったパンダのぬいぐるみをパトリックは気に入ったのかカマをかけて、息子にあげたというのが嘘だと確信するロビン。

妻が来たことにも、ロビンと反りが合わないことも、お腹の子に対する心配も、蓄積された怒りの感情が爆発したミランダは超音波検査を手配しろとクリニックで暴れた直後に喫煙したり、エイドリアンを心底愛していると言いながらリアムと寝たり、一貫性がなさ過ぎてもはや怖いのです。

潔癖で頑固が行き過ぎた不器用なロビンもどっちもどっちだよなぁ……なんて思っておりましたが、ここから話がだいぶ変わってきます。

メアリーの後にも3度妊娠して3度流産しているから他人事ではないのだと打ち明けたロビンに、持ち前の高過ぎる共感能力で一気に寄り添うミランダ。

そして、自分は産まないのだと言って腹に仕込んでいたベルトを取り払って投げ捨てました。

ミランダとエイドリアンもまた、代理母を雇っていて、エイドリアンが既婚者だからか違法な手段を選んでいたんですね。

あのパンダはエイドリアンが代理母に渡したもので、ミランダが捜査に伴い度々情緒不安定になっていたのは、自分達が頼んでいた胎児が検視で出てきた子なのではないかという疑惑があったり、そうでないと分かった後にも他人事ではいられなかったからです。

待望している子は娘で、〈ローザ〉と名付ける予定で子供部屋や新生児グッズを用意して心待ちにしているミランダ。

子供を思う気持ちが本物でも、禁酒も禁煙もしてこなかったのに合点がいきました。

そして、頼んでいた代理母〈マーリー〉と連絡が取れなくなっている現状に取り乱していた、と。

お互いに分かり合えたミランダとロビンは、上司と部下の関係を越えて良い関係になれそうです。

クリニックの受付〈ピクシー〉は報酬を貰わず善意で違法な代理母の手配に関わってしまっていたようで、彼女の協力で紹介した夫婦を自宅に集めてもらえることに。

 

メアリーは仲良くしていたタイ人の“キャラメル”が「休暇に行くの」と言って見送りに同伴すると彼女がプスや世話役と貸ガレージに入っていくのを見届けることに。

まさかここで出産が……?

 

約束の時間が来て、続々と代理母を頼んだ夫婦が集まり始めるもピクシーは家から出て来ず。てっきり口封じのため消されたのかと思いましたが、到着したロビンとエイドリアンで裏口から踏み込むと、既に服薬自殺していたピクシーの姿が。

そこまで自責の念に駆られるならせめて、捜査に有益な全ての情報を吐き出してからにしてくれよ。

ただ、ミランダ宛の遺書には代理母を紹介した夫婦の名前がズラリと挙げられており、集められて居合わせた夫婦の中で「どうしても話したい」という夫婦が。

〈パトマ〉という女性に代理出産を頼んでいた夫婦の話によれば、故郷の家族と離れて寂しがっていた彼女に同居を提案すると「揉めることになるから無理だ」と断られたそう。

例のパトマとは1ヶ月ほど音信不通で、彼らは殺された女の子がパトマなのではないかと疑っていました。パトマの写真を見せてもらうと、シナモンでビンゴ。

代理出産を認めて起訴される事になったとしても、子供の存在を認めて胎児を埋葬したいと伝えて泣き出してしまうのは胸に詰まるものがあります。

 

自宅に帰ったロビンを待ち伏せていたプス。

表面上は、ビーチで噛み付いたことを謝りたいという体ですが、自分への疑いを晴らそうと画策しているのか、挑発しに来たのか、失踪したシナモンの件で4週間前にスーツケースが置いてあったのに朝にはなくなっていたと言って、ロビンのカマかけにも全く動じず漂着した“チャイナ・ガール”事件のスーツケースと合致する特徴を言ってきたり、シナモンの本名はパトマだと言って、「きちんと捜査すべきだ」とまで。真実に近付けさせても自分は絶対煽りを食わないという自信でしょうか?

 

嫉妬の感情が大きいジュリアからの攻撃的な態度が逆にスパイスになってしまったかのように、パイクと親交を深めるロビン。

自分の娘の里親と不倫関係になるのでしょうか。これはこれで倫理観がバグっております。

自分が他の女に走ったのが先だとは言え、ジュリアからすればますます母親の立場を取って代わられるのではないかと焦燥感を煽られるのでは?

メアリーの部屋で使用済みの妊娠検査薬を見て避妊してないのは危険だとか何とか言っていた2人がコンドーム無しで盛り上がるのは何とも皮肉な展開です。

 

シナモンの復讐に駆られたブレットはとうとう銃を持って“シルク41”内でプスを探しております。勢いのまま発砲してますが、まさかメアリーに……?

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▼次回、エピソード6

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