エピソード2『未知なる感情』“A Rival Prodigy and Sir Isaac Neutron”
あらすじ
東テキサス工科大学にスタージス博士の講義を受けに行ったシェルドンは、教室で同い年の天才少女ペイジに出会う。スタージスの関心が別の子に向いたことが面白くないシェルドンは…
ネタバレ感想
スタージス博士のいる東テキサス工科大まで聴講に通っているシェルドンは、自分と年の変わらない少女〈ペイジ〉を見つけて声をかけます。
彼女の高温QCDの研究を博士が知って聴講していいと声が掛かったとか。2人目のギフテッドのペイジは、下手したらシェルドンより上を行きそうな感じ。
10歳で同い年ながら、誕生日は1ヶ月ペイジの方が遅く「私がクラスで最年少だ、笑える」と他意なく言ったペイジのことも、プライベートでの付き合いがありながら彼女のことを博士が黙っていたこともシェルドンにとっては面白くありません。
スタージス博士の注目が他の子に向いたことへの嫉妬ではないかとバァバに言い当てられてから自宅に帰り着くまでも延々とペイジへの文句を言い続けていたシェルドンでしたが、帰ってみれば博士経由でペイジの母親と連絡を取ることになってウッキウキのメアリーから明日ペイジが家に来ると発表されてしまいました。
ペイジのママと仲良くなりたいのだと素直に訴えた母親を喜ばせたい気持ちはあり、葛藤するシェルドン。
スタートレックのスポックに倣って感情を抑制してペイジを招く数時間は耐え抜こうと決意したものの、シェルドンが敬愛してやまないプロトン教授の科学番組はペイジにとって「内容が低レベルで退屈」だそう(笑)
両親の方も、天才児を持つが故の苦労やトンデモ話ができると期待していたのにペイジには天才故の癖や神経質過ぎる部分がなく完璧のようで逆にがっかり感が強く気まずささえあります。
唯一気が合ったのは、残り物のジョージー、ミッシーとペイジの姉の〈エリカ〉で、特別な兄弟を持つが故の諦めにも近い感覚は似ております。そして、話が進むにつれて綻びが見えてきたペイジの両親にすかさず食いつくジョージ。どうやら、母親ばかりが天才児に目をかけてかかりきりになり、父親や他の子が疎外感を覚えるという環境は似通うものなんですね。
結局チェスで負けて怒りを爆発させたシェルドンがその後どうしたのかは分かりませんが、スタージス博士も恋人の孫にはしっかり贔屓するらしく、バァバに教わった社交辞令を不器用に活用してくれたおかげで、講義中のシェルドンの自尊心は守られましたとさ。
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▼次回、エピソード3