エピソード2『フレンチ・コネクション』“French Connection”
あらすじ
情報の断片を解読したジャックとグリーアはパリへと向かい、謎の男スレイマンに一歩近づく。不可解な使命に異様な執念を燃やし家庭に持ち込む夫。ハニンは家族の将来に不安を覚える。
ネタバレ感想
バージニア州のラングレーにあるCIA本部では、施設が襲われて3名の隊員に失った上にスレイマンを逃がしてしまった失態を受けての会議が開かれており、お偉方に混じって傷だらけのまま回復しきっていないジャックも当事者として参加しています。
対策本部立ち上げにあたって担当を任されたのは手柄をあげたT-FADではなく、欧州テロ対策センター“ECTC”という不本意な展開に。
パリで男性が2人組に刺されておりましたが、これもスレイマンの組織の人間の仕業でテロ計画と何か関係があるのか？
中東系の顔の判別が難しくて誰が誰やら。既出キャラは話している内容で推測しやすいのですか、初登場のキャラに関しては今まで出てきたのかそうでないかがあやふやです。
スレイマンは命懸けで自分を助けてくれたアリと別れの抱擁をし、船に乗って発つ弟を見送りました。
思っていたより手の早いジャックは、グリーアからの上司命令で痛めた背中の検査に来たついでにキャシーのいる疫学科を訪ねてディナーに誘っております。キャシーも満更でもない様子ですし、お付き合いに至るのも早そう。父親が……という懸念はありますが。
イエメンに行っていたことは同僚にも秘密の極秘事項扱いのようです。
T-FADの中でも何かと仲が良さそうなパキスタン担当の〈タレク〉とシリア担当の〈パトリック〉からイエメン行きの噂について聞かれるも、サラッと流しているジャック。嘘が上手いな。ちなみに、欧州担当の〈ノーリーン・ヤン〉はタレクを狙っている節があるようです。
職場に戻るとすぐにグリーアから呼び出されてスレイマンの携帯を渡されるジャック。ロックが解除できないから何とか解読しろとの無茶振りですが、それにしても重要証拠をこんな裸でぞんざいに扱っていいのか？笑
CIA長官代理の〈ネイサン・シンガー〉に呼び出され、スレイマンの計画は全てが綿密に計算されていて他のテロリストとは異なるし、資金集めの手口はまるでビン・ラディンのようだと話したジャックは、シンガーから自分の直属で対策本部として働かないかと出世コース間違いなしの打診を受けております。微妙にグリーアとは不仲気味なのか？
野暮用で出かけていたグリーアは、宗教仲間と個人的に会っていたようで、元妻〈ヤスミン〉と結婚するため改宗するも、彼女と別れて信仰を失いかけているのだそう。まさかのイスラム教徒だったとは。
8桁あるパスワードを分析するのはさすがに不可能に近い話かと思いましたが、施設の取調室に付けられていた監視カメラの映像からスレイマンの聴取慣れしている仕草に気が付くグリーア。そこからはあっという間で、〈ムーサ・ビン・スレイマン〉の本名が割れて受刑者番号でロック解除に成功。いやいや、普通そんな数字をパスワードにするか？笑
通話記録にあった4件の番号は全てパリ市内もので、その中でもある番号には5回も発信していることが発覚。グリーアはすぐにでもパリに飛びたいと申し出てシンガーから圧をかけられるも、手柄を立てた張本人のジャックが「グリーアと行きます」とどちら側につくかをハッキリさせました。
すぐにフランス行きが手配され、現地警察の〈アルノー警部〉とSWATを指揮する〈ラ・ポワント警部補〉と合流して共に捜査をすることに。
事前に地元警察に発信先を調べてもらっていたようで、到着早々に資金集め現場へ突入です。
凄まじい発砲騒ぎになり、避難する人々に混じって逃げる男を見つけて単独で追いかけるジャックでしたが、パニックになる群衆に紛れて逃げられてしまいました。
その背後では、自爆テロベストを着せられた女性を隊員が撃ってしまい、現場で爆発が。
シリアのアル・ムナジールではスレイマンの帰還に喜ぶ3人の子供達とハニンの姿。
スレイマンの部下が大勢出入りするようになった弊害で、そのうちの1人〈ヤジド〉から不穏な迫られ方をしてパニックになった年頃の娘〈サラ〉を心配するハニン。
今の夫はどこか変わってしまい、周りの環境の異様さにも不安を募らせている様子です。
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