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海外ドラマ≫≫Tom Clancy's Jack Ryan トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン シーズン1 3話ネタバレ感想

トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン シーズン1 予告編

エピソード3『ブラック 22』“Black 22”

あらすじ

ドローンパイロットのビクターは、自分の任務が生み出す恐ろしいまでの責任の重さに喘いでいた。ジャックとグリアーはフランス治安総局員らと共に、スレイマンの弟を追う。子供たちの安全を思うハニンに危険を伴う決断の時が迫っていた。

ブラック 22

ブラック 22

  • Marie-Josée Croze
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ネタバレ感想

ジハード主義者による爆破事件で多くの犠牲者が出て、現場が後処理に慌ただしい中でジャックは送金アプリに繋がるチップの破片を見つけました。

パリ市警の〈ブルーノ〉が現場に持ってきた書類はムーサに関する記録で、収監中の唯一の面会者は弟のアリだったと記されております。

載っていたアリの顔写真は、爆破の際にジャックが追いかけていた男で、アリが当時住んでいたとされるムスリムの多い県“93”に行ってみることに。

ちなみにこのアリは、1話でムーサを助けるため死体に扮していたアリだと思うのですが、そうであればジャックはめちゃくちゃ彼とやり合っているはずなのにそこには触れないのか……?

“93”の例の住所には案の定アリが逃げ込んで手当てを受けており、元医師の家主はアリ自身も数年ぶりに会うもののかつては家族のような付き合いをしていた親密な間柄の様子。アリがテロ行為に加担していることまでは知らないただただ善人といった雰囲気。

テレビゲーム内のメッセージ機能を使って兄と連絡を取るアリは『目撃者を消せ』と指示され、世話になった恩人に銃を向けることをさすがに躊躇っております。

モスクで聞き込みをしていたグリーアは、アリの顔写真を見て動揺を見せた少年を諭して居場所を聞き出し、SWATを引き連れてアリが匿われていた住所へ。現場は凄惨な殺しの後かと思えば家主らは生きていて、どうやらアリは恩人を殺すことはできずにそのまま姿を消したようです。

何故だかゲーム嫌いという無理のある設定の子供達の前では例のゲームが起動しっぱなしで、アリがプレイしたのだと気が付くブルーノ。あんなに隠れてコソコソ連絡取っていたのにゲームを消していかなかった、だと……?

 

ハニンは叔父に自分と子供達の分のパスポートを準備してもらって逃亡を企てているようです。

ハニンとスレイマンは、まだハニンが16歳の頃に出会ったそうで、彼女の父親が出会ったその夜に娘を差し出したという話を年頃の子供の前で語って聞かせるスレイマン。男尊女卑が当たり前の価値観とは言え、現状も妻を愛してはいるのでしょうが、どう見ても『支配』している言動が相まってなかなかの気持ち悪さがあります。

密告があったのか、隠していたはずのパスポートは既に見つけられており目の前で火にくべられる恐ろしさよ。

その夜、慌ててありったけの貴金属を身に付け、子供達を起こして逃げ出そうとするハニン。しかし息子の〈サミル〉が反発。わざわざ父親に大変だと知らせに行くのが娘ではなく息子だというのが皮肉です。

慣れない車を運転して家から離れたハニンと2人の娘達は大丈夫なのか……。

正直まだドラマにハマりきれていなくて、キャラクター設定にもキャストにもこれといった魅力がないなぁ、なんて失礼なことを思いながら見ておりましたが、本筋のCIAチームvs.テロリストの話よりも敵サイドの内情?家庭内分裂?の方が面白いとは。ハラハラさせられます。

 

ネバダ州のクリーチ空軍基地では、ドローンを操縦して遠隔で人を殺さねばならない任務にあたっている〈ビクター〉は、精神的に参っている様子。

何かのドラマだか映画だかでも、こういった遠隔ミサイルの操縦士が精神を病んでしまうという話を見た気がします。何だったかな?

犠牲者の数だけ同僚から渡されてきたドル札の束をカジノで使い切りたかっただろうにどんどん当たりを出して、最後にはブラックの22という超ピンポイントな賭けに全額ぶっ込んだというのに、結局3万ドルもの大金を手に。

カジノで出会った〈スタンリー〉〈ブランチ〉の夫妻から新手のハニートラップを仕掛けられるも金は目的ではなかったようで、貰ってくれと頼んでも受け取ってもらえず。人生うまくいきませんな。

 

アリは車を借りて出て行ったらしく、車両登録番号からGPSを探知して車の現在地が判明。

レイマン達との待ち合わせ場所に行くであろうアリを泳がせれば拠点を特定できると考えるジャックやグリーアに対し、アルノー警部は次の犠牲者が出る前に道路を封鎖して逮捕する、と。

アリは必ず仲間と接触するし、首謀者のスレイマンを捕らえることが犠牲になった被害者の無念を晴らせると丸め込んで、国境までの間はCIAのやり方で監視を続けることに。

 

エンジンがダメになり車を乗り捨てて歩いて町まで来たハニン達は、追ってきたヤジド達に見つかってしまいます。

その光景は、ヤジド達の乗ってきた見慣れない車のおかげでビクターらがドローンで監視中の映像の中でも目立っており、ハニン達を追い回す異様さは端から見ているだけの軍側にも伝わるほど。それにしても軍のドローンというのはここまで高性能なものなのか。さすが。

追っ手の1人を顔認証をしたところ、監視対象者に過ぎないので手は出せないとのことでしたが、あまりの事態を見過ごせず司令部に確認を取ってもらうビクター。そうこうしているうちに、その監視対象者だったハニンの叔父が彼女達を逃がそうとした事がバレて仲間から撃ち殺されてしまい、ヤジドは更にハニンに暴行を加えようと詰め寄っております。

反撃したハニンがヤジドから距離を取ったタイミングで未だ狙撃の許可がおりず、上官からはそのまま待機しろと命じられますが、ビクターはこの状況下で何もせずにはいられませんでした。権限なく発射トリガーをひいたビクターの攻撃は命中し、ヤジドは爆撃で死亡。吹き飛ばされるも無事だったハニンは、そのまま子供達が乗せられた車を奪って逃走します。

ビクターに関しては任を解かれて憲兵を呼ばれるというところでしたが、司令部からの指示で許可が出たようでお咎めなしに。ようやく良さげなキャラが出てきました。

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CIA分析官 ジャック・ライアン シーズン1<トク選BOX>【4枚組】 [ ジョン・クラシンスキー ]

▼次回、エピソード4

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