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海外ドラマ≫≫CALL THE MIDWIFE コール・ザ・ミッドワイフ ロンドン助産婦物語 シーズン4 5話ネタバレ感想

Call the Midwife - Series 4 + 2014 Christmas Special [DVD]

第5話

あらすじ

灼熱の太陽が降り注ぐ夏の到来とともに、シンシアがシスターになりノンナートゥスへ戻ってきた。仲間との再会を喜ぶ一方、トムと婚約を解消したトリクシーはいよいよ彼に別れを告げ、一人悲しみに暮れる。

ネタバレ感想

なんとなんと!シンシアが早速シスターになって帰ってきました。

手術を終えたシスター・エヴァンジェリーナに付き添いながら前触れも無しにめちゃくちゃしれっと再登場です。

シスターというのは希望する修道院があればそこへ配属されるシステムなのでしょうか?これまでナースとして働いていた経験があり勝手が分かっているというのも考慮されたりするのか、とにかくノンナートゥス・ハウスを前にするシンシアの「我が家へ帰ってきた」感がとてもしっくりきます。

ただ、シンシアが戻ってくるとなれば必ずあるはずだと思っていたトリクシーと再会を喜び合うシーンが無いのです。というのも、トムとの婚約破棄で気丈に振る舞いながらもやはり塞いでしまっているトリクシーの精神状態が不安定な事が原因になっております。

 

信仰心の強い〈プレンダガスト夫妻〉の元で無事に産まれた〈レイモンド〉ですが、異常なほどに泣き続けているらしく、シスター・ジュリエンヌが診たところ僅かな腫れがあり、出産時ごくまれに起こるという鎖骨の骨折が疑われ、X線写真を撮る事に。

結果、骨折が判明しますが、母親である〈ジャニス〉は「接骨術はよくても医薬品は禁止だ」とかで骨折している新生児に処方された鎮静剤すら与えずに「祈りで痛みは消せる」とは、行き過ぎた信仰心は虐待に近いものを感じます。

しばらく後に泣いている赤ん坊をターナー医師が診察したところ、足の骨折が発覚しそのまま救急車で病院に。

嫌な予感がビシバシしますが、ターナー医師も事故では有り得ない骨折に『暴行』つまり乳児虐待の疑いを強めました。

泣き続ける我が子にイライラして怒鳴りつけていた夫の様子と言い、あの逆上の仕方と言い、怪し過ぎですやん。間違いないですやん。

ターナー医師がシスター・ジュリエンヌにこの疑惑を内密に相談するシーンは、二人ともが「そんな事あってはならない」と思いながらも、拭いきれない疑いがあるという現実に対し、愕然した表情を浮かべる様子が重苦し過ぎてズシンと来ます。

第三の骨折を未然に防ぐためにも、児童虐待防止協会に連絡を取り、検査官の〈スミス・メイヒュー〉がプレンダガスト夫妻に話を聞く事に。

骨折の原因が分かるまで里親に保護される事になったはずのレイモンドでしたが、既に怪我をしておりかなり注意して見ていたはずの里親が泣き止まないし背中にこぶがあると診療所に慌てて運び込んできました。

どう考えても怪しかったあの夫、実は手を上げていた訳では無かったのですね…!

レイモンドは前例の少ない骨形成不全症だと分かり、ターナー医師は何故気が付かなかったのかと自分を責めて激務に追われるストレスも重なりかなり滅入っている様子。

ダウンしてしまったターナー医師を休ませ、正看護師の資格を持つシーラが出来る限り医師不在の間簡単な診察を捌いていきます。

シーラの支えを筆頭に、ターナー医師の自宅前には次々と回復を祈って花やお菓子、手紙が届き、ついには贈り物はリビングを埋め尽くすまでに。

決して裕福とは言えない人々がこぞってターナー医師に感謝の気持ちと復帰を望む声を伝えようと行動しているのはジーンときますね。地域を支え続けて奔走してきたターナー医師の功績がなせる技でしょう。

 

バーバラは苦しそうに歩く身重のインド人女性〈アメーラ・カトゥン〉に声をかけますが、彼女は英語が通じません。

インド人だと思っていたアメーラはシレット人らしく、シレット人とはなんぞや?と思ってググってみたところ、イギリスに住むバングラデシュ人の9割以上が『シレット語』を話すそうで、シレット語を話す人々をシレット人と呼ぶのでしょうか?

彼女の息子は英語も話せるので、幼い少年に通訳をしてもらい無料診察へ来てもらう運びに。

しかし9歳の少年に内診の許可を訳してもらうわけにもいかず、フレッドの思い付きで、シレット語を話せた〈スルマン〉さんという男性の娘〈ジョシー〉に診察に立ち会って貰えないかと頼みます。

母親が体調を崩して大変だから来てくれと少年がノンナートゥス・ハウスに駆け込んできて、シンシアとバーバラが急いで様子を見に行くと、どうやらアメーラはジフテリアにかかっている事が分かります。

救急車を呼ぶも20分以上到着せず、緊急事態でやむを得ず療養中のターナー医師に診てもらいたいと頼みに行くシンシア。

町の人々からの贈り物と、ティモシーからの尊敬の言葉で精神的に希望を取り戻していたターナー医師は、危険な状態にある患者が苦しんでいると分かりすぐさま駆け付けます。

現場に到着し、気道が詰まっていると判断するとそのまま気管切開に踏み切り、一刻を争う事態からアメーラを救い出してくれました。なんと頼れる町医者でしょうか。

回復した赤ん坊も無事に産まれ、ジョシーの通訳のおかげで診療所には他のインド系の女性の姿も。こうして輪が広がっていき、より多くの妊婦に手が差し伸べられていくというのがノンナートゥス・ハウスな携わる人々が願う在り方なのでしょう。

Call the Midwife [ Jennifer Wort]

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▼次回、エピソード6

axxi.hatenablog.com

海外ドラマ≫≫The Man in the High Castle 高い城の男 シーズン1 5話ネタバレ感想

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エピソード5『新しい日常』“The New Normal”

あらすじ

ジュリアナは自宅へ戻ったものの、結局、フィルムに隠された謎に迫る新たなヒントを得るに留まった。その頃、ナチス本部での報告の場でジョーが苦境に立たされていた。木戸が皇太子演説の際に起きた事件捜査をする一方、極秘情報に関わる田上とウェゲナーの計画は大詰めを迎えていた。

ネタバレ感想

皇太子暗殺事件で大混乱の中逃げるフランクが落として行ってしまったのは、自身がジュリアナに贈った手作りのハートのネックレスでした。

基本的に字幕で見ているのですが、ザワついていればいるほど、日本語で話しているシーンにも日本語字幕を付けてもらいたいレベルの聞き取りづらさです。

さすがの事態で外国人は有無を言わさず全員拘束となり、スウェーデンからの来賓を装っていたウェゲナー大佐も連行されてしまいます。直前に封筒を破って飲み込んだのは英断でしたな。

フランクの落としたネックレスを拾い上げたのは意外な人物、田上大臣でした。

ジュリアナの乗ったバスも事件の影響で道路が封鎖される事に伴い憲兵隊に降ろされてIDの確認だのなんだのされていましたが、そこはスルーで帰れるんかい!という感じです。人相も割れてるだろうに。

ついこないだまで何人もの一般市民を犠牲にする勢いでジュリアナの行方を追っていた記録はあるはずなのに、こんな大事件と同じタイミングで街に帰ってくるなんて…いくらなんでも取り敢えず拘束しませんか?

ジュリアナが帰ってきたところでフランクの心は冷え切っているし、何も話す気になれない心情もよく理解出来ます。

両親の家を訪問して初めてフランクの身に、そして彼の肉親の身に何があったのかを知る事になったジュリアナ。それが元を辿れば自分が原因だと分かった瞬間はゾッとしたでしょうね。そこから更に、殺された妹についても両親に誤魔化す必要がありますし、想像していた以上に現実はややこしい事になっとります。

日常に戻るため道場へ向かったジュリアナですが、もちろん道場にも憲兵隊からの捜査を受けていたらしく、お尋ね者とは一緒に稽古できないから出頭しなさいと諭され、そのまま大人しく出頭する事にしたよう。

ジュリアナが不在の間の取り調べを受けている間、ナチスの手先から拉致に見せかけた手荒な迎えを寄越されたジョーもまた、親衛隊の〈クレム少佐〉から空白の時間に関する取り調べを受けております。

レジスタンスの信頼を得るためにフィルムが必要だった事や、レミュエルにフィルムを奪われた事を話すジョー。一つの失言が命取りになり得る現場にハラハラします。

ジョーの所へスミス大将が、ジュリアナの取り調べ室には木戸がそれぞれ入室してきて、緊張感がピークに。

ジュリアナは、帝国駅で会ったレジスタンスの〈ランダル・ベッカー〉の顔写真を見せられて知らないかと問われるも、「知らない」で通し尋問官に思いっきり引っ叩かれたりしながらも取り敢えずは釈放されました。

「元の生活に戻る事は諦めろ」とまで言われながら、解放されたその足で電話帳でランダルの住所を調べてノコノコ家まで行ってしまうあたりがジュリアナです。尾行されていても何ら不思議ではない状況でランダルの家へ行けばサックリ偽証もバレて殺されかねないのに後先考えなさ過ぎて仰天します。

ランダル宅は荒らされた後で、そこにはトルーディの写真と、別のレジスタンスの女が。

女によれば『高い城の男』は、フィルムの見返りに日本に不利な情報をくれるらしいですよ。

この女性って憲兵隊から解放されてバーでやけ酒しようとしていたフランクに近付いたレジスタンスの女と同一人物でしたっけ?

「トルーディたちはハメられて居場所がバレた」そうで、ランダルが最後に残したという一枚の名刺をジュリアナに見せます。

『日本政府ビル 警備責任者〈川崎 剛〉』と書かれた名詞の裏には、SAKURA IWAZARU〈桜 岩猿〉と走り書きが。まさかこれ名前なんですか?(笑)いわざるてまたとんでもない名前ですね。絶対秘密漏らさなさそうと見せかけて何でもすぐ喋りそうな、どことなくコミカルな雰囲気を感じます。サクライワザル…。

この桜岩猿が密告者かどうかを調べる必要があるらしく、「フィルムの秘密も分かるかも」という可能性と、日本政府ビルが求人広告を出していてその条件【27歳未満の若い女性】がジュリアナに当てはまる事を教えられました。

「無理には勧めない、行けば常に死と隣り合わせで後戻りはできない」と言われているのに絶対に行きそうな顔してます。そんなにフィルムの秘密知りたいか?

ローラと子供達の告別式に行ったフランクは、ローラの元雇い主〈マーク・サンプソン〉から「話したいことがあればいつでも家に来てくれ」と意味深に声をかけられました。

 

ウェゲナー大佐がどうしても志村科学大臣に渡したかった封筒の中身は何らかの機密情報が入ったマイクロフィルムで、それごと飲み込んでしまったわけです。

何としても命だけは助かるように出国させようとしている田上大臣に対し、大佐の方はまだどうにかして科学大臣に接触できないものかと考えているよう。まさに命を懸けた企みで、ほんとそれが何の意味を持つのか早く明かされてくれませんかね。

皇太子銃撃を受けて、責任を問われた日本の警備隊長ら切腹を余儀なくされ、木戸も捜査の結果を出さなければ同じ道を辿る事になります。

切腹』はHARAKIRIとしても有名ですが、『介錯』にあたる英語も無いんですね。確かに切腹に伴う作業で日本独自の文化だと思えば納得です。

田上大臣がウェゲナー大佐の帰国を取り計らうと木戸を呼び出し遠回しに融通するよう言いますが、木戸も自分の切腹が掛かっていますし必死です。この件に関しての例外はないと突っぱねられると、最終手段で身分証の要らない外交用の航空券を用意して見張り交代の間に逃がそうと決死の作戦を立てた田上大臣。

自身の立場も危うくなるのにそこまでするか…?とも思いますが、そもそもこの二人は国の方針を裏切ってまで戦争を止めようと暗躍する究極の平和主義者なんですよね。

軟禁されているホテルから出る寸前にお目当ての科学大臣を見つけた二人。隣にはウェゲナー大佐とも顔見知りの親衛隊ミュラーの姿が。

危険を承知でついさっき便から取り出したばかりのマイクロフィルムを科学大臣のポケットにねじ込んだウェゲナー大佐。

ミュラーから呼び止めら「顔を知っているような気がする」と言われるも「気のせいだと思いますよ、私はスウェーデン人なので」と苦しい言い訳をしてそのまま立ち去りました。

いや、これはもうダメーーー!ミュラーを消すしかないですよ、これ。今はあやふやだろうと、ウェゲナーの地位なら後々バレるでしょう。あと、通りすがりに話しかけるわけでもなく、小さなマイクロフィルムだけをポケットに突っ込むって気付かれないパターンは考慮しないのでしょうか。

 

お尋ね者になっていたはずのジュリアナが日本政府ビルで採用面接を受けるのもこれまたガバくて良いですよぉ〜。

募集条件もさることながら、面接に来たジュリアナの身体を品定めするような人事部の面接官〈江藤〉にはかなりの悪意を感じました(笑)

雇用をダシに、「個人的なサービスも請け負ってもらうことになる、私の求めに応じてね」というニチャついたセクハラ発言で留まらずチャックまで下ろすド直球エロ親父の描写はこれまた酷い。

部屋を飛び出たジュリアナがぶつかったのは田上大臣。ぶつかった拍子に落ちたネックレスを拾い上げ、何故このおっさんが自分のものを持っているのかと感じながらもとにかくその場から立ち去る事を最優先させたジュリアナなのでした。

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▼次回、エピソード6

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