第4話 師の教え(Here's Not Here)
あらすじ
ネタバレ感想
久々の登場で無双するも、人間に異常に甘くなんとも言えない不信感を生み出して居るモーガン。彼がアレクサンドリアに到着し、リックと再会するまでのおはなしです。
開始そうそう、お前人間にも容赦せんのかーい!な場面ありつつ、そういえばリック、ミショーン、カールが彼の隠れ家に辿り着いた時、無差別発砲で身を守るヤベーヤツだったのを思い出しました。
森の中で見つけた人様のヤギを頂戴しようとしてあっさりのされ檻に入れられるモーガン。完全にイカれている男に貴重な食糧を分け与えるイーストマン。ハイジみたいな生活を送る司法精神医学者のまともなおじさんです。
よくこんな危険そうな男、鍵無しで放置していたな、と思ったけどこのおじさんもなかなかの手練れのよう。
散々食事を与えて貰い助けられたのに迷わず襲いかかる礼儀知らずのモーガンにも情けをかけてやる圧倒的強者。なんか仙人みたいですね。
イーストマンの扱う合気道は邪悪な者ですら殺すのを避ける武道だと知る。自分に近づく全てのものを駆除することが生きる理由だとしてきたモーガンはさぞ目から鱗が落ちた事でしょう。
徐々にイーストマンと打ち解け、彼から合気道を学ぶモーガン。水辺で特訓に励む様子はかなりシュールでした。あと、合気道って素手で組手をするイメージだったんですがあの棒みたいな武器はアリなのかと思って調べてみると、体術・武器術(剣・杖)を含み、対多人数の場合も想定した総合武術とありました。ただし実際には武器術を指導する師範の割合は少なく、体術のみを指導する稽古が大半のようなので、イーストマンはなかなかの合気道スペシャリストだったのかもしれません。
日本の武術がゾンビドラマで使われているのは、日本人の感覚からするとなんとも言い難い違和感を覚えるんですが、これ外人からしたらso cool!な感じなんですかね?
妻子を殺したサイコパスの受刑者の命ですら尊いもの、と信じるイーストマン。
“信じているんだ すべての命が尊いとね”大切なことなので二度教えてくれます。
彼のこの教えがまるごと引き継がれ、今のモーガンが出来上がったようです。もう少し臨機応変さも教えて欲しかったですけどね。ただ、師匠が頑なに、同じセリフを二度唱えるほど信じていた信念なのでこの師匠にしてこの弟子あり、といったところでしょうか。
そんな教えが根付き出した頃、モーガンが殺した人間がウォーカーとなり二人を襲う。今までと変わりつつある心境が災いし、自分が人間を殺した事実に戸惑い動けないモーガン。モーガンの代わりにウォーカーに噛まれ、何故かパニックを起こし逆上するモーガン。いや、そこは謝らんかい。
“人生には価値がある 独りでいるべきじゃない”ありがたいお言葉と幸運のお守りを遺したイーストマン。
彼を埋葬し、再び歩き出すモーガンは終着駅に向かう。
すべての命は尊い。
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