EPISODE 1 紅の女 The Red Woman
あらすじ
“黒の城(カースル・ブラック)”で腹部を刺され息絶えたジョン・スノウを発見したダヴォスは、ジョン支持派を集めアリザーに対する反撃策を練る。ラムジーの元から逃れるため塔から飛び降りたサンサとシオンは、森の中に逃げ込むが追っ手に見つかってしまう。ミアセラの帰郷を待ちわびていたサーセイだったが、帰ってきたのはジェイミーだけだった。一方、ドスラク人部族に囚われたデナーリスは自分がかつてのカール・ドロゴの妻でありドラゴンの母だと名乗るが・・・。
ネタバレ感想
ジョンの異変を察知しダイアウルフのゴーストがしきりに遠吠えをし、檻から出ようと暴れている音に気付き部屋から出て外を見渡すダヴォス。
倒れている人影に気付き急いで駆け寄るも、そこには血にまみれ変わり果てたジョンの姿が。
エッド達も駆けつけジョンの遺体を城の中へ運びます。
ソーンの仕業だと悟りますが信用できる人間はその場に居る数人とダイアウルフのゴーストだけです。
部屋をノックする人物に警戒するエッド達でしたが、訪ねてきたのはメリサンドルでした。
“彼が北部で戦う姿を炎の中に見たのに…”と信じられない様子。
大荒れの守人達ですが、自らジョンを殺した事を認めた上で“ジョン・スノウはここに居る全員が命を捧げている守人を破滅に向かわせた 総帥だったアイツを殺した自分は確かに反逆者かもしれないが、野人に門を開いた総帥などかつて一人もおらん 彼の信念は守人を破滅させる”と自分達の決断を正当化し、ジョン側についていた守人達をも懐柔してしまいます。
一方部屋に立て籠もるエッドやダヴォスらは戦力としてゴーストも中に入れてやり、今後のことについて話します。
エッド達ナイツ・ウォッチは死ぬ覚悟でソーンを道連れに復讐しようといきり立っていますが、ダヴォスが“ジョン・スノウに恩を受けた者たちの助けがあれば死ぬ必要はない”と諭します。そうです、今ここにはジョンに助けられた野人達が大勢いるのです!
メイド兼愛人だったミランダの死を偲び、逃げ出したシオンとサンサの仕業だと察し千倍にして返す事を誓うラムジーでしたが、召使いに遺体の埋葬方法を聞かれると“何言ってるんだ いい肉だ犬に喰わせろ”とやはりとんでもないサイコ野郎です。
スタニスに圧勝したものの、ラニスター家に勝つためには北部民一丸となる必要があるボルトン家。
そのためにはどうしてもサンサとサンサの産む後継者が必要です。
ルースはラムジーに“サンサを取り戻して跡継ぎを産ませる事が出来なければ妻ウォルダが男児を授かるのを祈るしかないな”とラムジー自身だけでは正当後継者として認めないつもりでいる事を告げました。
サンサとシオンは雪の中必死に追っ手の猟犬から逃げます。
極寒で凍る川を渡り精神的にも肉体的にも参ってしまったサンサをシオンが温めていると、すぐそこにボルトンの兵士の声が聞こえてきます。
“とにかく北へ進めば黒の城の総帥になったジョンが助けてくれる”と自らは囮になりサンサを逃がそうとしたシオンでしたが、猟犬が臭いを嗅ぎつけサンサも見つかってしまいます…!
もう駄目かと思ったその時、馬に乗ったブライエニーとポドリックが現れボルトン兵と戦闘になります。
ポドリックも稽古の成果が出ていますね。
こけてしまいピンチのポッドを救い背後からトドメを刺したのはシオンでしたが。
改めてサンサに跪き忠誠を誓うブライエニー。
今度こそピンチを助けられ信用に値すると気づいたサンサは“いかなる時も我が家にお前の居場所を与える”と応えます。
キャトリンと同じセリフですね。北部流の忠誠の誓いのやり取りなのでしょうか?途中で謳い文句が飛んだサンサにポドリックが教えてあげていたので七王国共通なのですかね。
とにかくサンサに強力な後ろ楯が出来てひと安心です。
サーセイは、ドーンからミアセラを連れて戻ってきた船をウッキウキで出迎えに行きますが、船が近づくに連れどんどんその表情が曇っていきます。
渋い顔のジェイミーの後ろには布を被せられた遺体が…。
あのまま毒で亡くなってしまったんですね…ミアセラ可愛くて良い子だったのにこれは地味に凹みます。
“私とは似てない生まれた時から愛らしく汚れや嫉妬とは無縁の純真な良い子だったのに…”と静かに涙を流すサーセイ。
そして“こうなる事を魔女が予言していたわ”と思い出し、これは運命なんだと絶望します。
ありましたね、サーセイの少女時代の回想で「王と結婚するが王との間ではない子供を3人作りすべて失う」と言われていたアレです。シーズン5のエピソード1ですね。
この調子でいけばトメンも…
ジェイミーはサーセイを励まし“奪われたものはそれ以上にして奪い返す”と誓いますがミアセラの事もサーセイ自身のことも、なんだか色々起こり過ぎて一体どこから復讐していくのだろう、といった感じです。
未だ牢に入れられたままのマージェリーもまた、聖書を朗読されながらセプタ《司祭女》ユネラに罪の告白を促されています。
兄ロラスに会わせて欲しいと頼みますが、取り合ってもらえずユネラが一歩近づくと怯えた様子を見せるマージェリー。虐待めいた事もされている様子ですね。
そこにハイ・スパローが入って来てトメンが恋しがっている事を伝え優しく罪の告白を促します。
なんというか飴と鞭の役が決まっているのかますます宗教じみていてすぐに洗脳されてしまいそうな怖さがあります。
甲斐甲斐しくドーラン大公の手を取りながら歩くエラリア。
王都からの手紙が届き、ミアセラの死を報せる訃報が。と同時にエラリアの娘がドーラン大公に忠実な大柄の騎士を後ろから刺し、エラリアもドーラン大公の胸を刺します!
周りの騎士達は微動だにせずその一部始終を眺めているだけで既に共謀していたようです。
弱腰のドーランを“ドーン人の恥”だと言い、“息子のトリスタンも同じく弱者にはもう国を託せない”と。
ミアセラの死を弔うためのものでしょうか、石に目の模様を描き入れていたトリスタンの元に残りのサンド・スネーク二人が入ってきて鞭の娘相手に剣を出しますが、これからという所で後ろからオバラに槍を突き刺されてしまいました。顔面を貫通する槍…。
ミーリーンでは“親方を殺せ”と壁に殴り書きされていた文字のすぐそばに“ミサが親方”と書き加えられています。ミサとはデナーリスの事ですね。
奴隷達にデナーリスへの不信感が徐々に広がっている様子です。
町の様子を見て回るティリオンとヴァリスは、ドラゴンに乗って飛び去ったデナーリスに見捨てられたのではないかと不安がる民がロード・オブ・ライト《光の王》を信仰する男の演説で戦いを促されている光景を目撃します。
ヴァリスはハーピーの息子達には支援者がいるはずだと探っているみたいですね。
突然鐘が鳴り響き、逃げるように走っていく人々の来た道を辿ると物凄い煙が出て大規模な火事が起こっているよう。
デナーリスを捜索中のジョラーとダーリオはドラゴンの仕業としか思えない丸焦げになった雄羊の骨を見つけ足取りを掴みます。
更にドスラクに連れ去られたデナーリスが落としていった指輪を発見します。
ドスラクに捕らえられたデナーリスは奴隷のように鞭打たれながら歩かされています。
ドロゴが亡くなり今のドスラクはモロという王に統治されているみたいですね。
カール・モロの前に差し出されたデナーリスは、その場で襲われそうになりますがドスラク語で“触らないで!”と言い驚くモロ達。
ドスラク達があっけにとられている中、自分はターガリエン・デナーリスでカール・ドロゴの妻だったと話します。
するとモロは“許してくれ 知らなかった 王の妻だった者には誰も触れぬと約束する”と手枷を外し手のひら返しです。
しかしミーリーンまで送り届けて欲しいと話すデナーリスに対し“王の死後女王が行く場所はヴァエス・ドスラクのドシュ・カリーン《寡妃の会》だけだ”といわれます。
盲目になってしまったアリアは道端に座り込み物乞いをしています。
そこに白と黒の館に居た女性が現れ棒を投げ渡し“立って戦え!”と攻撃してきます。
目の見えないアリアは一方的にやられるばかりでしたが“また明日”と言われ去っていく女性。
全包囲の中、アリザーがダヴォス達の立て籠もる部屋をノックします。
いよいよ少数派の自分たちを殺しに来たと警戒するダヴォス達に“日没までに投降すれば恩赦を与えるしダヴォスには南へ下る許可と馬を与えよう”と言いますが、扉を開ければ最後だと分かりきっています。
隠密で野人達を説得しに向かったエッドが最後の望みだと言うナイツ・ウォッチ達に対し、ダヴォスは“紅の女がいる”と嫌っていたメリサンドルの力は信じているみたいです。
メリサンドルはというと、自分の予知で見たスタニスの勝利もジョンの戦いも当たらなかった結果に自信がなくなっているよう。
服を脱ぎ全裸になり、最後に首に付けてあったチョーカーを外すとメリサンドルの姿は年老いた老婆の姿に…!
レッド・ウーマンのあの姿自体がまやかしだったという事ですか?超老婆でしたけど。そうだとしたらやはりガッツリ妖術使いでその実力もホンモノじゃないですかー。
スパローズ《雀》
ユネラ
女祭司。罪の告白を促す。
ドスラク
カール・モロ
現ドスラクの王。
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▼次回、エピソード2