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海外ドラマ≫≫ゲーム・オブ・スローンズ 第六章: 冬の狂風 9話ネタバレ感想

ゲーム・オブ・スローンズ 第六章: 冬の狂風 DVDセット(1~10話・5枚組)

EPISODE 9 落とし子の戦い Battle of the Bastards

あらすじ

ティリオンとの取引に反しピラミッドを攻撃し始めた奴隷主人たちに対し、デナーリスは3頭のドラゴンを率いて応戦する。兵を可能な限り集めたジョンは、ついにラムジーと対峙し臨戦態勢となるが、その夜、作戦をめぐりサンサと衝突する。ミーリーンに着いたシオンとヤーラはデナーリスに謁見し、船の提供と引き換えにヤーラへの鉄(くろがね)諸島の返還を依頼する。そして、北部奪還とリコンの命をかけ、ついに落とし子同士の戦が始まる…。  

ネタバレ感想

自分が不在の間にえらいことになっているとおかんむりのデナーリスは“親方たちを磔にして船に火を放ち敵を一掃して彼らの町を破壊する”とご乱心ですが“それでは父君、かつての狂王と同じ事になってしまう”と鬼火で王都中を焼き尽くし忠実な者も反逆者もいっしょくたにして焼き殺そうとした結果ジェイミーに刺されて死んだ例を挙げ別の計画を提案したティリオン。

血は争えませんが、デナーリスに良き相談役と意見を聞き入れる余裕があったのが幸いでした。

以前ティリオンが和平交渉を申し入れた3人の親方を再び呼び出し“降伏の条件”について話し合おうとします。

親方は“大ピラミッドを明け渡しアンサリードと通訳を返還しろ ドラゴンは始末する”と条件を出しますが“降伏するのはそちらよ”と話すデナーリスは飛んできたドロゴンの背に跨り町の上空から他の二頭のドラゴンも引き連れて飛び回ります。

ハーピーの息子達が大暴れしているところにドスラクを引き連れたダーリオも到着し、デナーリスは町を攻撃する船をドラカリスで焼き払わさせ圧倒的な力を見せつけました。

しかしドロゴンだけ成長スピードが著し過ぎやしませんかね(笑)レイガルとヴィセーリオンは閉じ込められている間に成長が止まってしまったのでしょうか。

ドロゴの名前をもじって名付けているだけあってドロゴンだけがやけに贔屓された右腕的扱いなんですよね。大事な大事な子供たちであるドラゴンの一匹に、想像を絶する殺され方も厭わなかった屑の兄貴ヴィセーリスの名前までもじったのには何か理由があるんですかね。

飛び去ったデナーリスに残されたグレイ・ワーム達は親方に仕える奴隷兵に“お前たちを顧みない親方のために戦って死ぬか家族が待つ故郷に帰るか”と選択を迫れば奴隷兵達は武器を置いて逃げていきます。

和平協定を勝手に破った報いとして3人のうち1人の死を求めると宣言すると、迷う事なく“彼を殺せ 彼はよそ者で我々と違い卑しい生まれだ”と1人を生け贄に差し出そうとする親方たち。

あーあ、と思っているとにじり寄ってきたグレイ・ワームの見事な手捌きで仲間を売った2人の喉が掻っ切られました。

無事に助かった男に“女王のお恵みで救われたと人々に伝えろ”と指示したティリオン。いやぁ、策士ですなぁ。

 

ついにジョン達とラムジー率いるボルトンの兵士達が鉢合わせます。

サンサを心配して下がらせようとするジョンですが、引かないサンサに“愛しい妻よ 会いたかったぞ”と言い、ジョンに跪いての降伏を求めるラムジー

伝統にのっとった一騎打ちを提案したジョンですが、偉大な剣士と名高いジョンを相手にするような賭けにラムジーが乗るはずもなく、6000の軍を盾にあくまでも軍勢で勝負するようです。

リコンが捕らえられている証であるリコンのダイアウルフの首を見せられます。

“あなたは明日死ぬ よく眠りなさい”と捨て台詞を吐いて一人走り去っていくサンサ。いや、勝手な行動過ぎ!危機感とかないのでしょうか。

自分が一抜けたかのように勝ち誇った顔で“落とし子”を強調してジョンを呼ぶラムジー。未だ落とし子コンプレックスに満ち溢れているみたいです。

さて、明日の戦に備えて劣勢の軍でいかに勝機を掴むか策略を練っているジョン達。

塹壕を掘って挟み撃ち対策をしつつ、相手にあえて突撃させ囲い込もうと計画を立てます。

ダヴォスとトアマンドが退席するとサンサは“あなたも相談役も敵を知らずに戦略を練っている 罠にかけようとしても逆に陥れられる”と忠告すればジョンはジョンで自分は壁の北で奴らより恐ろしいものと戦ってきたんだと食ってかかります。

リコンをどうやって救出するかに思い悩むジョンに対しサンサはラムジーが北部総督の座に座り続けるために一番邪魔なスターク家の嫡男であるリコンを生かしておくはずもないと考え“助けられない 弟は殺される”とほぼリコンの事は見捨てている様子。

サンサが誰かしらに出した応援要請も相まってこの二人の衝突が大打撃を招きそうな予感です。

 

スタニスとマンス、かつて信じて仕えた王がそれぞれ討ち滅ぼされた経験のあるダヴォスとトアマンド“ジョンは王ではない”と今度こそ信じた男が勝利する事を自分達に言い聞かせます。

戦の前夜にとトアマンドは酒盛りを誘いますがダヴォスはそれを断り朝まで長考しながら散歩するようです。

ダヴォスがキャンプ地を歩き回っていると、木の焼け跡の中からシリーンにプレゼントした木彫りの雄鹿像が…。それを手に取りシリーン姫の最期を察した様子のダヴォス。

メリサンドルも同じ陣営内に居る今、近い将来ダヴォスの復讐が行使されそうな予感です。

 

 

ミーリーンには早速鉄水軍が辿り着いており、ヤーラとシオンが女王に謁見しています。

ウィンターフェル城でシオンと面識のあるティリオンは、かつてのシオンの無礼とスタークの息子達を殺したという情報も当然握っており歓迎ムードとはいきません。

叔父ユーロンの所業を報告したシオンとヤーラ。お互いロクでもない父親を殺されたという共通点がありましたね。

“鉄水軍の船100隻と船方と引き換えに鉄諸島の玉座につく事を認めて欲しい”と頼みますが、ユーロンと組んだ方が得になるのではと言うデナーリスに“叔父は船だけではなく巨根を与えると言っていた 叔父との婚姻なくして船は手に入らないしあなたが支配者となったら殺すはずだ”と教えるシオンとヤーラ。

“女王を否定する叔父を殺すから手助けをしてくれ”と話し、デナーリスから七王国の品格を重んじ奪略や放浪、襲撃、強姦を禁じるという命令を承諾する事で握手を交わし交渉が成立しました。

 

 

さて、ついに決戦が始まろうとしています。

荒野に並ぶスターク軍と向かい合うように遥か遠くにはボルトン軍が。

ラムジーは縄をつけたリコンを連れてきており前に出します。

ナイフを振りかざし、拘束していた腕の縄を切るラムジーは、リコンの耳元で“ゲームは好きか?坊や 兄を目指して走れ辿り着いたら再会できる 簡単だろ”と話しそのままリコンを解放します。

戸惑うリコンに“走るんだ それがルールだ”と言ってジョンの元へ走らせ自分は弓を取り出し逃げるリコンに狙いを定めながら弓を射り始めたラムジー

慌てて馬に乗りリコンの元へと向かうジョン。

数本の矢を交わし、ジョンの差し出した手を掴めるかと思ったその時!ジョンの目の前でリコンは胸を一突きにされ生き絶えてしまいました!

弓矢を得意とするラムジー、本当にゲームを楽しむかのようにわざと外して追い詰めジョンの目の前で射抜きましたよね!?なんつー野郎だ…。

その挑発にまんまと乗ってしまったジョンは怒りを露わにラムジーを睨みつけます。

にやりと笑ったラムジーが後ろへ下がるとそれを合図にするかのように戦闘の火蓋が切って落とされました。

一斉に放たれた弓矢がジョンの馬に当たり落馬したのを見てここぞとばかりに騎兵隊を攻め込ませるボルトン軍。

先陣を切っていたジョンvs大量の騎兵隊という状況になりますが、何とかスターク軍も追いつき揉みくちゃ大乱闘に発展しました。

ボルトン軍は味方の負傷など気にも止めずに後ろからどんどん弓を射るので前線は地獄絵図です。どんどん兵士が倒れている状況にいてもたってもいられずダヴォス率いる後方部隊も突撃してしまいました。

ラムジーは待ってましたと言わんばかりに残りの兵を投入し、盾で塗り固めた防御で完全に囲まれてしまうスターク軍。

強固な防御の後ろから槍部隊が出てきてはジリジリと追い詰められ、更に反対側からもボルトン兵が入ってきてどんどん劣勢に拍車がかかります。

これまで笑ってしまう程神回避を繰り出し続けていたジョンも敵か味方かも分からない程揉みくちゃの状態で踏み潰され死体の山に埋もれていきます…。

「完全に詰み」の状況に角笛が鳴り響き渡りました!

いつくるかいつくるかと待っていた谷間の騎士達です。おせーよ。

連れて来たのはもちろんサンサとリトルフィンガーです。そんなドヤ顔かますくらいならもっと早く来てくれよと思ってしまいますがとにかくボルトン軍を蹴散らし、予想外の展開に自軍の兵士達を見捨ててとっとと逃げ帰るラムジー。そしてそれを小走りで追うジョン、トアマンド、巨人。その辺に居る馬使えばいいのに。

ウィンターフェル城へ帰り着き籠城すれば大丈夫だと安心するラムジーですが…こちらには巨人がいるのですよ、ざまあみろ。

しかし、ボウガンで撃たれながら門を突破するとともに崩れ落ちる巨人。とどめを刺したのはキチガイサイコパスが目に放った弓矢でした。また一人貴重な人材を失うことに。悲しい。

ラムジーは一騎打ちを持ちかけ至近距離からジョン目掛けて弓を射ってきます。

近くにあった盾を手に取り脅威の反射神経で弓を防ぎながらラムジーににじり寄るジョン。

ついにラムジーに鉄拳制裁を加える日が!!

恨みを込めて引くほどボコボコに殴り続けたジョン。

そして、ウィンターフェル城は晴れてボルトン家の旗からスターク家の旗に差し替えられました。北部スターク政権の復活です。

運ばれて来たリコンの遺体を父エダードの隣に埋葬するよう指示を出すジョン。

 

そして…ラムジーが拘束され放り込まれている牢屋の前に佇むサンサ。

“お前の言葉は消え家系は滅びる 名前もお前の存在もすべて忘れ去られる”とサンサが言い終わるとラムジーの牢屋に猟犬が入ってきます。

“俺を襲うはずがない”とタカをくくるラムジーでしたが、“7日間餌を与えてないんでしょ?”と氷のような眼差しで冷たく言い放つサンサ。

リコンやジョン達を襲わせるために飢えさせているだのなんだの言ってましたね。そしてそれが仇となり…さんざん調教し自分に忠実な獣だった猟犬達に牙をむかれ、生きたまま噛み千切られるという何とも悲惨かつ因果応報的な最期となりました。

その様子をしっかりと見届け背を向けたサンサのほくそ笑みがまた震えます。

独断でリトルフィンガーと手を組んでいた事に対してジョンもまた反発するでしょうし、リコンも死んでしまった事でスターク家がウィンターフェルを奪還した今、落とし子のジョンではなくサンサが領主を務める事になるのでしょうか?となるとリトルフィンガーが実権を握る事にも繋がりそうですし、引き続き一悶着ありそうです。

ブランはまあ置いといて…アリアもそろそろ帰って来そうですしね。

それにしてもラムジーの最期は…なんというかこれ以外ないってくらいピッタリの死に様だったように思います。

 

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▼次回、エピソード10 

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