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海外ドラマ≫≫ゲーム・オブ・スローンズ 第六章: 冬の狂風 7話ネタバレ感想

ゲーム・オブ・スローンズ 第六章: 冬の狂風 DVDセット(1~10話・5枚組)

EPISODE 7 砕かれし者 The Broken Man

あらすじ

ハイ・スパローと話すうちに次は祖母の身が危ないと察知したマージェリーは、一刻も早くキングズ・ランディングを去るよう祖母を説得する。ジョンとサンサはダヴォスと共に北部の名家を回り、加勢を求めるが難航する。ブロンと兵を率いてリヴァーラン城に着いたジェイミーは、ブリンデン・タリーに城を明け渡すよう要求する。真の自分に戻りブレーヴォスを出ようと試みるアリアだったが、謎の老婆に声をかけられ・・・。 

ネタバレ感想

おやおや、いつものオープニングクレジットからの入りではないのですね。

 

緑豊かな自然の中で、運んできた大木で支柱を組み家のような小さな塔のような何かしらの建物を作ろうとしている大勢の男達と料理を担当する女性が居る村のような場所が映ります。

気の良さそうな親父が男達の指揮を執っております。

数人がかりで運ばれていく木材を一人で担ぎ上げる男の背がうつり、その御尊顔はというと…ハウンドでした!やはり生き延びていたんですね。

どうやらブライエニーに敗れアリアに置き去りにされ瀕死状態で倒れていた所をリーダーの男に拾われたようです。

グループ内から怖がられており食事休憩も一人で済ませているハウンドですが、何かしらの人間より優れた神の存在を信じるリーダーの男には気に入られているようで、悲惨な状態から奇跡的に生き長らえた事に対して“神々の思し召し”だとして“サンダー・クレゲインには定められた運命がある”と信じてやまない様子。

 

“慈母の書”を読むマージェリーを訪ねて、トメンの元へ戻ってから夫婦の営みをしていない事を持ち出し“王や夫、国に対してだけではなく神々に対しても王妃には世継ぎを産む義務があります”と話すハイ・スパロー。

よもやそんな所にまで口出しできる程の相談役的立ち位置に居るのですね。

“私を突き動かす欲望が失われたのです”と答えたマージェリーに対し“女性の欲望は必要ではありません 大切なのは忍耐”とそこそこ鬼畜な言い分で押し通し、脅しのように“おばあ様も一歩踏み出したあなたの後に続くといいのですが…あなたのおばあ様は悔悟しない罪人ですから新たな流儀を教えて差し上げなくては”とレディ・オレナを次のターゲットに定めている事を知らせました。

祖母の身に危険が迫らぬよう改心を説きにやってきたマージェリーですが、セプタ《司祭女》ユネラが無言の見張り役として引っ付いてきています。

勿論、露骨に拒絶し二人で話そうと持ちかけるオレナですが、“セプタユネラは真の友よ”とマージェリー。

兄であるロラスも贖罪して地位も名誉も捨てた悔悟者となりハイガーデンへ帰って自由の身でやり直すべきだしおばあ様もハイガーデンへ帰ってと信心深い言葉を織り交ぜながら説得しようとしますが“あなたを置いては帰れない あなたこそハイ・ガーデンへ帰るのよ”とオレナ。

毅然とした態度で、夫であり国王のトメンを支える使命があると答えたマージェリーはオレナに近寄りユネラにバレないよう何かを握らせます。

これには何かを察したオレナも引き下がり抱擁の後その場を後にしました。

レディ・オレナがマージェリーから握らされた紙を広げるとそこには一輪の薔薇の絵が。薔薇といえばタイレル家。マージェリーが家族を忘れる事なく洗脳もされていないという明らかなメッセージです。

これにはレディ・オレナも安堵の表情。だからこそ一人我が身を犠牲とし戦っている孫娘を残して帰るなんてしなさそうでもありますが。

誰もがそうだろうと思っていたでしょうが、やはりマージェリー洗脳されている訳ではありませんでした。賢さと強さの総合値ではゲースロ1の女性かもしれません。

 

ボルトン軍との戦いに備え味方を増やしたいジョン達は手始めに野人達に協力を要請しに来ています。

“時が来れば鴉の王と共に戦うと誓ったが、この戦の相手は白き魔物でも死の軍団でもなく戦う義理がない”と自分達が死んで子孫を残せず自由の民が滅び忘れ去られていく事を恐れる助太刀を断る野人達。

それを聞いてジョンは“確かにこの戦に敗れたら野人の滅亡に繋がるだろうが、ボルトン勢は野人達が来た事を知っているしその半数が女子供だと分かっているからいずれ狙われる事になる”と言い、トアマンドも“彼は自由の民を擁護し鴉どもに殺された そんな南部人など一人も居なかった 恩に報いなければ俺たちは臆病者だ もしそうなら滅びても仕方ない”と説得します。

アマンドの“ジョン”呼びが唐突で少し笑えました。必死に説得もしてくれるしジョンの事大好きじゃないですか(笑)

そんなトアマンドの熱弁の甲斐あってか、野人のリーダー格と握手を交わし支援を得られたジョン達。よかったですね。

 

しばしの間結託していたオレナが王都を去ると聞いて文句を言いに来たサーセイですが、“あなたの愚行のせいで2つの名家が滅びようとしている”と逆になじられます。

ハイ・スパロー 率いる狂信者の軍隊を引き込んでしまったという過ちをアッサリ認めた上で“力を合わせて戦わねば”と再度手を組む事を提案するサーセイに“あなたほど不愉快な人も珍しいわ 私は一刻も早くこの腐った町を出るわ あなたは負けた 苦難の中で唯一の喜びだわ”とバッサリ。辛辣〜(笑)

 

ジェイミーはリヴァーランに到着したようで連れてきたブロンにいずれラニスターの全軍を率いる事になる俺の右腕になれと言いますがサックリ断られます。あれ、ブロンこんな顔でしたっけ?いや顔は同じなんですが、カラコン付けました?的な違和感を感じました。

ラニスター8000の兵が容易に突破できてしまうお粗末な包囲網に呆れる二人が城門へと近づくと、人質にしているエドミュアを使ってブラックフィッシュに降伏を要請するフレイ家の息子の姿が。

必死感がビシバシ伝わってきてブラックフィッシュを脅した気でいたのも束の間“やるがいい喉を切れ”と一言だけ残し去っていくブラックフィッシュの親父。今にも“そ、そんなぁ〜…”と聞こえてきそうです。

ジェイミーは“王の命で来た 彼に風呂と食事を与えろ”とフレイ家の息子達に厳しく詰め寄り、今後は自分が指揮を執ると宣言しました。

 

 

美しくも閉鎖的なベア・アイランド《熊の島》に訪れたジョン、サンサ、ダヴォスの一行。

ここは亡きモーモント総帥の姪にあたる10歳の少女リアナ・モーモントが統治する島です。

一度スタニスへの使い鴉の返信で名前だけは出てきていましたが本当に幼い少女ですね。しかしその見た目に反してかなり手厳しく領主として毅然とした態度でたじたじのジョン達。

かつてスタニスが北部諸家に応援要請した際に“熊の島が知る王は北の王スタークのみ”と断ったレディ・モーモントですが、ジョンが“ロブは死んだがスタークは滅んでいない今こそモーモント家の忠誠を示してもらいたい”と頼むと臣下とヒソヒソとやり取りした後“あなたはスノウで妹君はボルトンだ それともラニスターか?情報が錯綜している”となかなか痛いところをついてきます。

さらに兵士を貸し出して欲しいとくれば“私は熊の島の民に対して責任がある なぜ他人の戦で民を犠牲にする必要が?”とごもっとも過ぎる言い分で若者達を黙らせてしまったこの少女。いやぁ…ご立派です。

ダヴォスが“叔父上のモーモント総帥はジョンが命に代えても正しいことをなすと理解して雑士に選んだ 彼らは真の戦いは貴族同士の小競り合いではなく死者と生者の戦いだと知っていました そして確かに死者は迫ってきています ボルトンを駆逐し北部を統一せねば《夜の王》に勝てる見込みはない よってこれは他人の戦にではなく我々の戦です”と助け舟を出すと“モーモント家は代々スターク家に忠誠を誓ってきた 今日破りはしない”と協力を約束してくれました。

ジョンが感謝を告げて出兵できる数を聞くとまさかの“62人だ”とキッパリ。

これには一瞬の間を置いて“62人?”と聞き返すジョン。

“我らは小さな一族だが誇り高い 我が兵は1人で本土の兵10人に匹敵する”とレディ・モーモント。

仮にそれが本当だとして620人ですか。何千、何万単位の兵力を集めるにはまだまだ時間がかかりそうですね。62て…(笑)心許ないにも程がある絶妙な数字です。

おいおい…という表情を隠し切れないジョンとサンサとは違って“必ずやボルトンを破滅に導くでしょう”と真剣な顔を見せたダヴォスはなんだかさすがですね。幼女の扱いを分かっているといいますか。スタニスの娘シリーンとも仲良しでしたもんね。

熊の島の兵が今後とんでもないチートな強さを発揮してくれる展開はくるのでしょうか。無駄に満足気な笑みを浮かべたリアナさんに少しだけ期待してしまいます。

 

一人、門の前に出向いたジェイミーに跳ね橋を下ろし出てきたブラックフィッシュ。

ジェイミーが“キングスレイヤー《王殺し》”と呼ばれているのは久しぶりに聞いた気がします。

“姪との誓いを果たすために来たのだろう”と北の軍の捕虜だった時、王都に居るはずの娘2人と引き換えにする事を条件としてキャトリンに逃がしてもらった話を持ち出しますが“サンサとアリアはどこだ?”と聞かれて“いない”と答えるジェイミー。

スタークの娘達がいないのなら何をしに来たんだと聞かれ城を明け渡すよう要求し、“俺たちが城に突入すれば何百人もの部下が死ぬぞ”と脅し“だが投降するなら俺の名誉にかけて部下の命は助けよう”と交渉するジェイミーに“《誓約破り》との交渉など砂上の楼閣 俺が生まれた家だ ここで死ぬ覚悟はできている お前が取れる選択肢は攻城か兵糧攻めだろうが食糧の蓄えは二年分ある キングスレイヤー、そちらはどうだ?”と全く交渉の余地は無さそうな返答をしたブラックフィッシュ。

その気がないのに何故橋を下ろし自分と会ったのかとジェイミーが問うと“包囲戦は退屈だしお前の器を測りたかった 実際に会ってみて失望したよ”と城の中へ戻って行きました。

 

 

野人、熊の島、ときて次にジョン達が支援を求めにやって来たのはグラヴァー家でしたがボルトン家の協力で鉄の民から城を奪還した 恩を仇で返すような真似はできん”と頑なな姿勢です。

軍勢の半分が野人だと知ると更にその気は無くなったようで“父君に敬意を表してお前を迎えた だが我々は城を放棄してまで野人と戦う気はない もう帰れ”と突き放し城へ戻って行こうと背を向けるグラヴァー公。

そこに今まで黙って話を聞いていたサンサが“グラヴァー家はスターク家に忠誠を誓った 今こそ支援が必要な時”と言葉を発しますが“確かに当家は代々スターク家に仕え父君の訃報に涙を流した 兄が城主の時にはロブの呼びかけに応じ彼を北の王と称えた だがここが鉄の民に襲われた時ロブ王はどこにいた?俺の妻と子が牢に投げ込まれ家臣が無残に殺された時どこに?異国の女に現を抜かし彼は家臣もろとも殺された 当家が仕えたスターク家は滅びたのだ”とぐぅの音も出ない反論をされるだけに終わりました。

こうして見てるとエダードがどれだけ有能で慕われていたんだとつくづく感じます。

 

 

鉄諸島を乗っ取られた叔父ユーロンから逃げて来たシオン達は無事にナローシーを渡れたようです。

娼館で部下達を遊ばせヤーラ自身も娼婦とお戯れしておりますが、シオンだけはビクビクと周りの様子を挙動不審に伺い縮こまっています。昔はあれだけ好きだったのに女遊びももう出来ないですしね。

酒を飲む事すら楽しもうとしないシオンを見かねたヤーラは、“萎縮した姿にはうんざりだ こんなクソではなく本当のシオンが必要だ しっかりしろ お前は逃げて来て二度とあそこに戻らない 敵に報復するぞ 元のお前に戻れないのならナイフで手首を切り幕を引け だが戻れるならお前が必要だ”と酒を飲ませます。

ミーリーンに向かいドラゴンの女王デナーリスと契約を結び鉄諸島を取り戻す計画を聞き、改めてヤーラに着いて行く決意を固めたシオンでした。

 

 

ダヴォスの案内でかつて熟練の指揮官だったスタニスが野営地に選んだ場所にテントを張る掻き集めた兵士達。

野人が2000、ホーンウッド家が200、メイゼン家が143、そしてモーモント家が62人。

“慎重に賢くやれば勝機はある”とダヴォスは言いますが、サンサが知っている限りのボルトンの軍勢の半数にも満たない兵力に不安を募らせるサンサ。

“子供から62人の兵を確保したからって王都で敗れ実の弟を殺した人に仕えた彼の助言に耳を貸すの?”と皮肉を込めて問うサンサですが“時間がないんだ 持てる兵力で戦う”とジョンも声を荒げ不安混じりの苛立ちが見て取れます。

集めた兵士達も揉めて喧嘩に発展しているのを見て更に勝機を見失ったサンサはその夜誰かに手紙を書きます。

訪問が間に合わなかった北部諸家への連絡…なんて事はなく、やはりリトルフィンガーから谷間の軍隊を借りるのでしょうか?それくらいしかサンサには一発逆転を狙えるようなツテがないように思いますが。

何らかの形でジョンを裏切りそうな気配がして不穏ですなぁ…。

 

 

ハウンドが拾われたグループでは例のリーダーが他の村人に対し軽い演説を行っています。宗教団体なのでしょうか。

“悪事から抜け出すのに遅過ぎることはない人助けをしろいつでもやり直せる”という言葉に何とも言えない表情のハウンド。

そこへ馬に乗った3人の男達がやって来ていかにも悪役顔でたかりに来たのかと思いましたが“用心しろ〈夜は暗く恐怖に満てり〉だ”と言い残し去って行きました。

〈夜は暗く 恐怖に満てり〉。どこかで聞きましたね。ロードオブライト信仰の言葉です。ブラザー・フッドに居たミアのソロスだかメリサンドルだかが言っていましたが、それを聞いて苦い表情を見せるハウンド。

ハウンドは一度ブラザー・フッドに捕らえられており顔が割れていますからね。

リーダーの司祭が“七神の救いを”と説いていたにも関わらず、紅い神を信仰するブラザー・フッドを歓迎しようとした事を指摘し身を守るために戦う必要があると忠告し、一人警戒態勢に入ったハウンド。

無害そうなグループなので安全に過ごして欲しいものですが…。

 

アリアが町を歩いていると鉄水軍が奴隷商人湾に来てるらしいと噂をする男に出会います。

男がウェスタロスに帰る事を確認して“船に乗りたい”と十分過ぎる銀貨が入った巾着を投げつけ、二日後の出港を夜明けに早めさせたアリア。

再び町を歩くアリアにフレンドリーな表情で話しかけようとするお婆さんが。

アリアが振り向くと突然腹を滅多刺しにされます!!お婆さんのマスクを被った館の女です。

頭突きを食らわせ海へと逃げ落ちたアリア。

水が血で赤く染まり、浮いて来ない様子を確認して去って行く女。

一応無事だったアリアは腹から血を流しながら町を彷徨い歩きますが、周りの人々は不審な目を向けるだけで助けてくれません。大丈夫なのでしょうか。

 

一人森の奥で薪用の薪をこさえ続けるハウンドは村の異変に気付きます。

慌てて駆けつけた時には村人は皆殺しにされており、ハウンドに良くしてくれた司祭の男も首を縄で吊られて無残な殺され方をしていました…。

悲惨な光景を目にし、側にあった斧を手に取りその場を後にしたハウンド。こりゃ復讐のゴングですね。

それにしても司祭さん降ろしてやるぐらいの時間はなかったのでしょうか。えらいこっちゃです。

 

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▼次回、エピソード8 

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