第14話『表と裏』”SON O FHADES”
あらすじ
ローマに現れたクレオパトラは、息子カエサリオンがカエサルの子だと法的に認めてほしいと訴える。アントニウスはクレオパトラを気に入るが、アティアは面白くない。一方で、エラステスの死後、アヴェンティヌスの利権をめぐって、やくざ者たちが抗争を起こしていた。執政官アントニウスに事態の収拾を命じられたヴォレヌスは、やくざ者たちの元締めになる。オクタヴィウスはカエサルの遺産を渡そうとしないアントニウスと対立し、町を出る。
ネタバレ感想
ここに来てクレオパトラ再登場です。カエサルとの間の子として4歳になる〈カエサリオン〉を連れてローマへとやって来ました。
これまで同様エジプトをローマの保護下にするよう要請し、政治的意図ではなく息子の幸せのためにカエサリオンをカエサルの息子だと宣言して欲しいとアントニウスに頼みますが素直に良い返事が貰えるはずもなく。
往復ビンタをかましながらも互いにのらりくらりとしていてどちらが上手なのか見ものです。
エラステス襲撃から1ヶ月が過ぎるも廃人と化した状態で寝てばかり過ごすヴォレヌスでしたが、エラステスが居なくなり秩序ゼロの無法地帯と化したアヴェンティヌスを統制せよとアントニウスから直々に言い渡され尻を叩かれようやく活動開始の様子。
アントニウスにとっては目の上のタンコブであるアヴェンティヌスの利権争いを都合良く押し付けられる最適の相手が見つかっただけでしょうが、超が付くほど体育会系の縦社会に忠実なヴォレヌスにはプッロの支えよりも軍の上官アントニウスの檄の方が効果的でしたね。
各グループの元締め達を呼び出しエラステスを殺した自分にアヴェンティヌス組合の全てが受け継がれると宣言し、アントニウスから月5千デナリウスの支払いをチラつかせます。
だめ押しで彼らの崇める融合の女神像をぶち壊すイカレ具合を示し黙らせてしまいました(笑)
見るからに羽振りが良さそうになったアントニウスですが、オクタヴィウスが何度催促してもカエサルの遺産を渡そうとしません。
弁護士を立てると話しても効果のないアントニウスに対してオクタヴィウスは強硬策に出ます。
市民に財産を分配するというカエサルの遺言を発表し、広場でこれを実行するとの宣言を出させて遺産を担保にとんでもない額の借金までする大胆な賭けです。
アティアとアントニウスはもちろんこの暴挙に激怒。あわや殺されるんじゃないかと言うレベルでアントニウスに掴み掛かられるたオクタヴィウス。
カンパーニアの〈アグリッパ〉のもとに身を寄せるという置き手紙だけを残しローマを発ちました。
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▼次回、後編エピソード3