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海外ドラマ≫≫Vikings ヴァイキング 〜海の覇者たち〜 シーズン3 6話ネタバレ感想

Vikings - Season 3 [DVD]

エピソード6『新生』”Born Again”

あらすじ

パリでの略奪に向けた準備が迅速に進む中、ロロは自分の運命に関する預言者の言葉を思い巡らす。略奪に加わることになったカルフがカテガットに到着し、ヴァイキングの船団はセーヌ川を上っていく。戦士たちは初めてパリと呼ばれる都市を目の当たりにする。ポルンとジュディスがそれぞれ子供を出産し、新しい生命が誕生するが、同時にある者に死が訪れてしまう。

ネタバレ感想

ポルンは顔に傷を残しながらも無事生き延びたようで、生まれた娘に「ラグナルの息子達の恩人だ」という理由でシギーと名付けたビヨルン。恩を忘れない良い奴です。

 

スタンダーというウェセックスの農民がカテガットまでやって来て、エセルウルフが貴族や兵士を連れて人々を殺し定住地を焼き払ったと報告します。その様子はまさに大虐殺でほんの僅かな生存者は何とか海岸に抜け船を盗み氷と霧の中を進むも嵐に見舞われ船は沈没、彼だけがイェータランドの入り江に漂着したのだとか。想像を絶する苦しみが重なった事に苦い思いでスタンダーを抱き止めたラグナル。

「エセルウルフとその父親は神々の怒りに触れるし俺も復讐する」と宣言したラグナルに、フロキは未だ目の敵にしているのか「アセルスタンは?奴がエグバートとの協定を勧めた」としつこい男です。一周回ってアセルスタンの事好きだろ。

ラグナルは家族同然に思っているアセルスタンの事を悪く言われ「アセルスタンは悪くない 誰かを責めるなら俺を責めろ」と鬼の形相を見せました。

フロキが去った後ラグナルは、スタンダーに「お前は神々に愛されている勇敢な男だ」と額にキスし「家族と共に過ごせ」とそのまま絞め殺します。これはどういう意図だったのか…。「家族もみんな殺されてしまったし死にたかったのにそれを神が許さなかった」と言っていたあたり、家族の元に行かしてやる風でもありますが、絞め殺す直前にラグナルが聞いた「この話を他の誰かにしたか?」という一言が口封じも感じさせます。フロキが知ってしまった以上すぐに言いふらして仲間達を煽りそうですが。

 

アスラウグはシギーが亡くなったことに対し自責の念を感じ続けており悪夢にうなされますが、その原因がそもそも他の男に誘惑されて寝たからとあればラグナルも同情の余地はないといった感じです。

深夜眠りから覚めたアセルスタンは、部屋の壁から一筋の光が射している事に気付き、不自然なまでに明るいその光の元を覗こうとして吹き飛ばされ倒れます。その様子はまさにキリストの磔のようでした。

ウェセックスではジュディスが男の子を出産します。なるほど、アセルスタンが見たあの神秘的な光はこの事を意味していたんですね。

エセルエルフは息子が生まれたと聞くも、不貞の子を産んだ事は明らかで出産直後にも関わらずジュディスは王の命令で衛兵達に連行されます。

外に出ると既に集まった民衆達に物を投げつけられながらエグバート王や夫エセルウルフが眺める処刑場に括り付けられてしまいます。

「夫に対して不貞を行ったとして聖書の説く処罰を実行する」と宣言されますが、その処罰とは耳と鼻を切断するというおっそろしい拷問です。泣き喚き慈悲を乞うジュディスに対し、囃し立てる民衆。それを黙って見ていたエグバートとエセルウルフでしたが、エグバート王が「父親の名前を言わないのか」と問いかけます。「嫌よ!」と叫びながら右耳を切り落とされるジュディス。とんでもねぇ。

更に左耳にナイフが添えられ、ジュディスはたまらず「アセルスタン」と白状し、エグバート王は「聖職者である彼に惹かれた義理の娘を責められない アセルスタンは間違いなく深い信仰心を持つ神に近い存在の男だ」と屈辱に怒りの収まらない息子を諭し、「聖母マリアのように特別な子を授かるよう神に選ばれた女なのだ」とジュディスを解放させ、子供の名前を『アルフレッド』とその場で勝手に決めるのでした。

不貞であってもハーバードと寝たアスラウグ、そしてアセルスタンと寝たジュディス。それぞれを神を理由に特別な存在と位置付ける輩が少なからずいるのが興味深い。神の意志で全て片付いてしまいます。ただし、フロキは別としてエグバート王には何か魂胆を感じます。

 

光の衝撃で倒れていたアセルスタンはようやく目覚めた時には「求めていた天啓を与えて下さった ようやく視界が開け死んでいた心も生き返りました」と神に感謝しまくっております。アセルスタンも意外と良い身体してますね。

そのまま海に入り、ラグナルから授かった腕輪を投げ捨てたアセルスタン。これを陰から見つめるフロキ(笑)もう絶対好きやん。ストーカーやん…。

アセルスタンは喜びに満ち溢れた表情でラグナルの元へ走り、神の存在を感じ声を聞いたと話します。

「信仰心を取り戻し全身全霊ですべてをかけてキリストを信じる もう君の神々を認められない私は去るべきだ」とめちゃくちゃ嬉しそうに話すのです(笑)さすがに無邪気過ぎてラグナルもこれを認めるのかと思いきや「何を言ってる!俺のそばに居ろ!愛してる 信じられるのはお前だけだ」とまさかのラブコールでアセルスタンを抱き締めます。なんだこれ。『愛してる』ってそういうやつかと疑いを持つほどアセルスタンに依存しているラグナルと、もはや真っ直ぐな眼差しで別人のように生まれ変わったアセルスタン。いやぁ…どうなることやら。

 

フロキは海の中からアセルスタンの投げ捨てた腕輪をわざわざ探して拾ってきていて、もうますますゴミを漁るストーカーのようにしか見えません。あれだけアセルスタンなんて信用できないと言っていたので『ほれ見ろ』と言わんばかりに嬉々として裏切りを言いふらすのかと思えば何やら落ち込んだ様子ですし。

自分はヘルガと子供のいる家に帰るからお前が皆んなに伝えてくれとビヨルンに腕輪を託しました。

 

ラゲルサの領土を奪ったカルフ首長がパリ侵攻に参加するためカテガットに到着します。

彼が連れて来たのはシーグフリード首長という大男と、さらにホリックの息子エルレンドゥールとボルグの元妻トービまで一緒だと言う事に驚きながらも歓迎するラグナル。

宴が開かれ皆が楽しんでいる中、アセルスタンが入ってくると既にビヨルンから話を聞いていた全員が黙り込み、剥き出しの敵意を浴びるアセルスタン。ロロに話しかけるも「腕輪はどこだ?」と責められます。そこにすかさず割って入りアセルスタンの肩を抱き奥へと連れて行くラグナル(笑)大好きやん…。

 

森の奥では一人、船首の彫刻に勤しむフロキの姿が。そういえば船大工でしたね。

突然船首から血が流れ出てくるのを見てこちらもまた血を流すべきとの啓示を受け取ったと急ぎ生け贄を捧げようと斧を持ち出します。

心配するヘルガをよそにフロキは森を去りました。アカン…!

キリストへ祈りを捧げる儀式を行っていたアセルスタンは家に押し入って来たフロキを見ても動じる事なく「主よ あなたの元へ」と両腕を広げます。そのまま振りかぶった斧でアセルスタンを切りつけたフロキは彼の血を自分の信じる神へと捧げました。

ついに…やりやがった!まさかアセルスタンが死んでしまうなんて…これからキリスト教徒である自分とラグナルからの寵愛の間でまた板挟みになったりジュディス方面はどうするんだとか色々と期待していましたがまさかの死亡ENDとは。それにしてもフロキ…まったくやべーやつです。これはまたラグナルが激怒するぞ…。

翌日のラグナルはいたく冷静で、森の奥へとアセルスタンの遺体を運び込み「ここがお前の神に一番近い場所だ」と滝の見える高台に墓を作ってやります。

アセルスタンの勇敢さを讃え、もっと話したかったと嘆き、自分達の信仰の通りヴァルハラに行った者は愛する者に再会できるからという理由で死は生に勝ると思っていたが、信仰の違う自分達はもう会えないじゃないかと悲しみます。

ヴァイキングの王であるラグナルの「一人にしないでくれ」という悲痛な叫びが切実で、いかにアセルスタンの事を大切に想っていたかが改めて伝わってきました。

そしてアセルスタンの十字架を首から下げ、これからの自分を許してくれと亡き友に語りかけるのでした。

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Vikings : Complete Seasons 1 - 3 Collection (9-Disc, DVD, 2015)

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