海外ドラマ≫≫the good wife グッド・ワイフシーズン2　4話ネタバレ感想

第4話『大掃除』“Cleaning House”

あらすじ

レイブ会場で将棋倒し事故が発生し5人が死亡する。アリシアはベイロンとともに、訴えられたDJと警備会社の共同弁護に当たる。しかし、判事が被害者側の代理人と親しげなクインに変更されると、共同弁護士のベイロンは手術を口実に逃げてしまう。そんな中、チャイルズの宣誓証言の内容が新聞にリークされ、疑いの目はアリシアに。イーライは、ピーターとチャイルズ両者へのダメージを狙った第3の候補の仕業と考える……。

ネタバレ感想

珍しく「前回までのエピソード」が収録された回でした。アマプラで鑑賞中なのですが、放送版だと毎回あらすじも入っていたのでしょうか。それとも3話との繋がりが密にある回だからなのか。

前話で冤罪訴訟の件で対峙し、アリシアがチャイルズをやり込め和解に持ち込んだシーンの会話がまるごと新聞社にリークされた事で大騒ぎに。

特にイーライはここ最近焦ってばかりで大変そうです。

リーク元はチャイルズか？とも思いましたが、この件に直接的に関係しているチャイルズがこんな危険な橋を渡るというのもおかしな話ですよね。夫婦関係にあるピーターとアリシア間での情報漏洩を疑わせるようなリークでしたが、実際にこのような証言内容がマスコミに漏れればチャイルズも損をするリスクが大きく、これで恩恵を得られるのは『第三の候補』ということになります。

現在選挙キャンペーンでしのぎを削り合う関係のピーターとチャイルズを纏めて潰そうと企んでいたのは、アドラー主席判事でした。相変わらず隠れたところでは汚いやり方を見せてくれます。

これにはピーターも黙っていられなかったようで、イーライにGoサインを出します。

徹底的に潰す許可が出た事でまずはアドラー判事と仲の良いダイアンに説得を頼みますが、ここで以前ダイアンが判事への立候補を勧めておきながら不祥事の揉み消しを謀ったりのなんやかんやで推薦解消となっていた過去の確執を知る事となります。単純に仲が良いよりも話が簡単になりましたね。

過去の一件でアドラーの弱味を握るダイアンは出馬表明スピーチがあるであろうパーティ前に直接対決し、出馬を見送る事を約束させます。あまりにもアッサリと。

宣誓証言のリークに関する調査はケイリーが担当する事になったようでアリシアを取調べに事務所へやって来ました。

取調べにあたって、よく知るアリシアがこんな違法行為をする筈がないと分かってはいるようですが、もしアリシアの秘匿義務が破られているような事実が明るみに出れば弁護士資格剥奪に繋がる事態なのでこれはチャンスとばかりに厭らしく攻めてきておりました。

最初の依頼時にピーターから警察が隠した証拠があるとヒントを貰ってしまった事がここに来てアリシアをピンチに追い込むもウィルがケイリーのボスであるチャイルズに関する更なる弱みをチラつかせる力技で助け舟を出してひとまずは危機を回避、といった状態です。

さて、パーティ会場では一夜限りかと思われたスポーツ記者を同伴するウィルの隣に席数の関係でフロリック夫妻が座るという隠れ修羅場展開が見られます。

直前の裁判で完全勝利した報告を受け思わずハイタッチするアリシアとウィルは学生のようでもあり同僚らしさも出ていてなおかつ信頼関係のある良い雰囲気を醸し出しますが、その直後同じ報告を受け妻の成功を祝いカツンとワイングラスをぶつけるアリシアとピーターの優雅さや余裕な雰囲気が長年連れ添った夫婦感抜群で何とも言えない対比を感じました。どちらも全く別物の関係性でありながらどちらもそれなりに良い関係に見えるという。

直後、アドラーのスピーチが回ってきますが、何だか不穏な雰囲気が…！

なんとアドラー判事、新しい出馬候補を調達してきていたのです。リークされたあの宣誓証言時に同席もしていた〈ウェンディ・スコット・カー〉という黒人女性です。一体何者なのか…。

カリンダはアリシアから「ブレイクがあなたの事をリーラと呼んでいたけれど…」と心配され、やめろとハッキリ伝えていた謎のリーラ呼びを自分以外にもしていたと気付き怒り心頭のご様子。

駐車場でバットを片手に車の窓を壊し車内中を漁るというやりたい放題過ぎて笑えます。

案の定ブレイクの車だったようですがレンタカーだったらしく、これまた悲惨ですね。

この惨状を見て回収されたレンタカーのレシートを取り返すためカリンダを待ち伏せしていたブレイクですが、カリンダの身元調査を勝手にしていたらしくカリンダの自称している経歴が嘘だと調べ上げています。これに対してカリンダもブレイクに「ウィルとの関係」がある事を突き付け応戦しておりました。カリンダの素性ももちろんですが、ブレイクはウィルとどんな関係性なのか…気になります。

波乱に満ちた回でしたが、もうしばらくこの焦燥感は続きそうです。

グッド・ワイフ彼女の評決シーズン2＜トク選BOX＞ [ ジュリアナ・マルグリーズ ]