海外ドラマ≫≫the good wife グッド・ワイフシーズン2　20話ネタバレ感想

第20話『原告は独裁者』“Foreign Affairs”

あらすじ

出勤前に家の物件を下見するアリシア。そんな折、彼女が1年越しで訴訟を担当しているクライアント、ルイス・リオスが心臓発作で倒れる。彼のラテン・スター掘削会社は請負先の石油会社から支払いを踏み倒されていた。石油会社側は納期が遅れたからだと主張するが、現場ベネズエラの政情不安のために彼らが仕事を引き揚げ、ラテン・スター社への支払いを拒んだのだ。しかし、スペイン語で作られた契約書に誤訳が見つかり……。

ネタバレ感想

ナタリーが市民権取得のためロックハート・ガードナーのインターンとして働いているのに驚きましたが、今回の事件ではそのナタリーがスペイン語の翻訳ミスを見つけたりデイトレーダーで知り得た知識を活かした事をきっかけに通訳的立ち位置になり大活躍でした。

突然独裁国家の大統領が出しゃばってきたばかりか〈フランク〉という代理人が弁護士でありながら俳優業でも成功している人物で判事が彼の大ファンだったりと色んな方面から突拍子もない連続で派手なケースでした。

実際にフランク役のフレッド・トンプソンは海外ドラマ『ロー&オーダー』で地方検事役を演じており、実生活でも共和党議員であり元米国上院議員の法学博士号を持つ弁護士/検察官でもあるという事なのでかなりの有名人だそうです。

国家権力を相手取った戦いに四苦八苦しながらもナタリーやカリンダの活躍の結果、独裁者価格を上乗せした8600万ドルもの賠償金をふっかけ大勝利に終わりました。

この訴訟に1年もの歳月をかけ準備してきたアリシアでしたが、突如ダイアンから午後の休暇を言い渡されます。

何度も「これは罰ではないのよ」と言うダイアンに、思い当たる節のあるアリシア。

州検事選挙戦において、ライバル候補のウェンディの夫がインタビューに応じ、世論が傾きかけているという、後わずかの時間凌ぐだけと思っていたピーター陣営に不穏な空気が漂っていたのです。これを覆せるのは間違いなくアリシアだけで、これまでインタビューを拒否してきたアリシアの姿勢こそがピーターを許していない意思表示とも取られかねない現状に、民主党委員会の委員長はアリシアを引っ張り出すよう必死ですが、イーライは「彼女には頼まないと約束したんだ」とアリシアを巻き込む事を突っぱねます。

それでもここまで来てピーターが負ける事となればその勝敗を左右したのはアリシアに他ならないとまで言える崖っぷちの状況の中で最後の砦的ポジションにアリシアが居るんだと話すイーライ。

アリシアはもちろんこれを拒否したわけですが、午後の半休を押し付けられたアリシアは事務所の大口顧客でもあるイーライがダイアンに圧力をかけ休みを取らせるよう取り計らったのだとブチ切れてイーライへすぐさま罵りの電話を入れました。

電話越しでキョトンとするイーライに対し一方的に電話を切った後気付いたのは、民主党委員会のフランクとダイアンが友人関係だったという事実です。

色々と悟ったアリシアはダイアンに「彼が私に休みを取らせるよう頼んだのね」と確認を取り静かに頷かれ、イーライへの無礼に青くなります。

確かにアリシアの性格を考えた時仕事に支障を来すような姑息なやり方をしては、いくら時間が空いても絶対にインタビューなど受けてくれず逆効果でしかありません。

勘違いして怒鳴り散らした引け目に加えて崖っぷちの中でも自分との約束を守ろうとしてくれたイーライに心動かされたアリシアは謝罪とともにインタビューに応じる決心をしたようです。

すぐさま手配したインタビューが生放送されますが、完璧な受け応えで好感度を爆上げしたアリシアのおかげでピーターの優位は決定的な雰囲気に。

ついにリアルタイムで開票が中継され、大勢の支援者や家族が見守る中ピーターの当選が確定します。

ここにブレイクの調書の抜けを調べて何度もアリシアに話を聞こうとコンタクトを取るも「今度証拠もなく話をしようとしたら訴える」と怒鳴られていたワイリーもやって来ます。

ブレイクの件でアリシアが関与しているとの疑いは誤った情報だったから安心していいとわざわざ言いに来たそうですが、ここからが問題です。いや、大問題です。

二年前にピーターが同僚と寝たという噂があった事を良かれと思って話してしまうのです。まだここまでだったら『ただの噂』で済んだかもしれません。

次にワイリーは「ただ、検事局にその名前はなかった。リーラという名前の人を知っていますか？」と爆弾発言…。