エピソード19『洞窟で見たもの』”What Happens in the Cave”
あらすじ
ウベは殴り合いの戦いを強いられた。フロキの置かれた状況は悪化し、衝撃的な光景を目の当たりにする。ビヨルンはかつてのライバルと共に、スカンジナビアへ出発した。
ネタバレ感想
胸のしこりを見つけもう長くないと悟っていたジュディスですが、死んだのかと思いきやギリギリ生きていた…？というわけでもなくやはり亡くなってしまいました。反射で目が開いたのでしょうか？こわい。
ラゲルサはアルフレッドに「嘆く必要はない彼女の愛に応えて偉大な王になりなさい」と諭していますが、こないだまでかなりの醜態を見せといてよく偉そうに言えるよなぁ…なんて思ったり思わなかったり。
ウベとフロド王の決闘が始まります。
ウベが死ねばウェセックス襲撃、フロド王が死ねば皆で移住するという生死を賭けた二択の戦いです。
開始早々ウベの盾は壊され、フロド王は王らしからぬ野性味溢れる猛攻を見せます。ウベも負けじと鉄拳を炸裂させ地味なもつれ込みの末、オーディンへの神頼みが効いたのかギリギリのところでフロド王を刺し殺し決着がつきました。勝った方のウベも死にかけですけどなんとか戦を回避する事が出来たみたいで何よりです。
息子が居なくなったことに気付いたフレイディスはハスキーボイスで「私たちの息子を一体どうしたの！？子供はどこ！？」と繰り返し叫び詰め寄るもアイヴァーにビンタされてしまいました。こんな男選ぶから…。
フロキは謎の洞窟を見つけ松明の灯りだけを頼りに奥へと進みます。
洞窟の奥深くでフロキが見たのは薄く漏れる光に照らされた十字架でした。最も敵視するキリストの象徴を見て、ここは自分の感じていた神々のいる島ではないと悟ったフロキの中で何かの糸が切れたのか狂ったように雄叫びを上げ続けます。さらにとんでもないタイミングで火山が噴火し洞窟が崩れかけその衝撃で吹き飛ばされるも意識のあるフロキ。運悪すぎませんか。アセルスタン、本当はフロキの事1ミリも許して無かったんじゃ…と思うほど理不尽にバチが当たってる印象です。
嵐の中航海を続けるハーラルの船団は何隻も船を失いながら陸地に辿り着き突如始まるハーラルとビヨルンの一騎討ち。おいおい…と思っているところにグンヒルドが只者ではない身のこなしで二人の間に割って入り「2人ともバカね まずはアイヴァーを倒さないと なぜ今争うの」と一喝してくれました。
ウベの決死の戦いの甲斐あり、広大で肥沃な土地に3000人のデーン人を移住させる許可を正式に与えたアルフレッド王。
ウベはなんとか回復を見せ、洗礼を受けてもなお自分を助けたオーディンの元へ帰ると決意しトービと共にウェセックスを去ろうとします。そこへラゲルサもやって来て「もし良かったら私も連れて行って 故郷へ帰りたい」と頼み仲良くカテガットへ帰ることに。ビヨルン達もカテガットへ向かっておりますし、いよいよアイヴァーの失脚も近そうです。
狩人がキツネの巣穴でバルドルの身体の一部だけを見つけたと話すフレイディス。
アイヴァーはまたしても激昂し「あんなガキが俺の息子だとは思えない 嘘なんだろ 今まで言ったことは全部嘘だろ」とフレイディスの首を絞めます。確かに嘘なんですけどね。しかしこの行いで完全にフレイディスの心は離れてしまったようです。
人々を集め、息子の命が失われた事に対し尤もらしく「神々の意志には逆らえない 謙虚に神々の判断を受け入れなければならない」と口達者にのたまう夫を蔑んだ目で見るフレイディス。
ビヨルン達はヴィトゼルクと共に進軍するヴィトゼルクに合流し、利害一致で手を組むどころか弟が目を覚まして帰って来たぞとビヨルンは大喜び。
ヴィトゼルクは自分の運命が「アイヴァーを殺すことだ」と悟ったのだそう。
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▼次回、エピソード20
