エピソード9『スタンリーとウソつきなタトゥー』“Stanley and the Tattoo of Tall Tales”
あらすじ
スタンリーが魔法のタトゥーを身につけると、突然みんなが彼のことを真剣に受け止めるようになる。しかし真剣に受け止めすぎて、予想外の事態を迎える。
ネタバレ感想
いつもみんなにバカにされてドジのレッテルを貼られている事に嫌気がさしたスタンリーは、「強くなれば尊敬されるぞ!」というなんとも安直なレンジャーからのアドバイスで空手教室に顔を出します。
道化扱いの現状を変えたいという一心が空手の師範にも伝わり、若い頃短気で自制心がなく軸がブレていた自分を集中させるために師範が入れたというタトゥーを見せてもらいます。
さすがに未成年にタトゥーは如何なものなのか、と思いますがご安心を。師範の虎柄タトゥーに似たものとして蛇の模様のタトゥーシールをお守りがわりに贈られたスタンリー。
このタトゥーが不思議な力を発して、みるみるうちに周りはスタンリーのどんな一言でも真剣に真に受けるようになってしまいます。
気を良くしたスタンリーもくだらない力の使い方をしておりましたが、キャサリンから協議会で発表する予定の日本の文化を『真の専門家』として教えて欲しいと頼まれ、期待の眼差しについつい「僕は日系だ」と話し、自分の先祖は戦国時代に歴代最強の将軍と言われた〈豪傑スタンニモト〉で万里の長城を作って中国に贈り、引退後には盆栽を発明した、などと口から出まかせを次々に吐いていきます。
逆にこの軽さと想像力の豊かさは恐るべきものがありますけどね(笑)
しかしながら、さすがにマズい事になりかねないのくらいは分かっているスタンリーは、キャサリンが公の場で自分の出まかせを発表すれば恥をかくと悩みます。
協議会自体を中止させようと、協議会会長を偽り既に始まっている会に踏み込むも、最悪のタイミングでタトゥーシールが薄れてその効果をなくし、キャサリンに更なる恥をかかせてしまう結果に。
ここにきてやっと嘘をついていた事を謝った上で、自分の最大の嘘はこれまで笑われても平気なフリをし続けた事で、本当はイヤなんだと色んな覚悟を決めて皆の前で正直な気持ちを白状したスタンリー。
その勇気を見たキャサリンは「まだかなり怒ってるけど友達よ」と声をかけてくれました。
並行してメルがお婆ちゃんから貰ったユニコーンの置き物を割ってしまってあれやこれやと解決策を探していたゴーティマーとアビゲイルの似た者同士さがまた二人の関係を近づけておりますな。
置き物の事も二人一緒にメルに白状し、300ドルもする新品をそれぞれが買ってきてしまっているも、メルはその置き物を気に入ってなかったと笑っていますし、正直にさっさと白状しとけば画材やコミックブックは売らずに済んだという一つの教訓になったようです。
人は時々問題を避けようと真実を隠す
真実を隠すことが問題の原因になることも
正直でいるのは大変だ
でも僕が思うに、それだけの価値がある
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▼次回、エピソード10