エピソード10『ゴーティマーの初デート』“Gortimer vs. Gortimer vs. Gortimer”
あらすじ
ゴーティマーはアビゲイルと"デート"の約束をするが、その夜は子守を任されていた。解決策は自分のクローンを作ること。しかし、その解決策がトラブルに急変する。
ネタバレ感想
芸術祭で二位に入賞し、賞品として高級店“ヴィア・ノーマレ”の二名様用食事券を貰ったアビゲイルはゴーティマーを誘います。
土曜の夜という特別なシチュエーションでのディナーにドギマギするゴーティマーでしたが、ママとアダムの交際半年記念とかぶっていて、弟の子守を頼まれていた先約がある事をすっかり忘れており初デートは諦めるしかない状況に。
いつものメンバーもゴーティマーとアビゲイルの関係がロマンスか否かを議論しながらどうにかスタンリーの子守に人手を避けないか考えるもそれぞれに外せない用があり空白の45分間が出来てしまいます。
そこでレンジャーが思いついたのが、アメコミ調の怪しげな雑誌広告『君の軍隊』というシロモノで、水をかけて等身大に育つといういわばゴーティマーのクローン作成に一か八か賭けてみる事にしました。
こうして半信半疑なまま送られて来たアーミーフィギュアに水をかければ、あまりにも精巧な見た目のゴーティマー中尉が爆誕してしまいました。
そっくりなのは見た目だけで喋らせるとかなりアウトですが(笑)なおかつ1時間のタイムリミットと、トラウマ不可避な消滅の瞬間付きです。
何はともあれ、これで45分間を埋められるとママをデートに送り出した後急いで中尉を作り出し、メルとレンジャー到着までの間弟を守り通せと命じます。
そしてゴーティマー本人はアビゲイルの待つレストランへ。中学生カップルが子供同士で高級店に出入りして補導なんて事にならないのか心配ですが、給仕の女性も「あら可愛い、お似合いよ」なーんて呑気なもんでした。
到着から焦りと緊張で汗だくなゴーティマー。そういえばメルの日記を読んでしまう回で多汗症だという設定がありましたっけ(笑)
レストランのトイレでポケットから出てしまった予備のアーミーフィギュアにポタリと垂れ落ちた汗により生まれたやけに自信満々なクローンに場を和ませる会話を任せたゴーティマー。
キザ過ぎるゴーティマークローンが軽快な笑いを誘う中、それを盗み見るゴーティマーの元に迷いなく現れたメルが言った「1人はデート相手を魅了してもう1人は陰から見ている 」という本物を見分けた理由が辛辣過ぎて笑ってしまいます。
メルが急いでここに来たのには訳があるようで、設定した覚えのない合言葉が分からなくて家に入れてもらえないのだとか。
ガードナーが心配だから一度戻ってと頼まれ、玄関越しに中尉を説得しドアを開けてもらうとその場をレンジャーとメルに任せレストランへとんぼ返りします。意外と近場なんですね。
しかしテーブルに二人の姿はなく、クローンは言いつけ通りトイレに隠れていましたが、どうやらクローンの自信過剰で高慢な物言いに怒ったアビゲイルは帰ってしまった後のよう。
急いでクローンを連れてアビゲイルの家まで謝りに行くも、汗だくで緊張するゴーティマーはまたしても自分の身代わりに謝らせて本人は隠れて様子を伺います。
が、これがまた途中からゴーティマーらしくない上からの物言いで暴走し出した挙句ちょうどタイムリミットがきてしまい、「自分で言えよ、君ならいける」と言い残して消えてしまいました。
腹を括ったゴーティマーは、「クールで賢くて美人な君みたいな子は初めてで特に最近は緊張していたんだ、うまく言えないけど…」と辿々しくも誠実にアビゲイルへの恋心を打ち明けます。
流れに乗った決死の告白でしたが、アビゲイルからは「まだ心の準備ができてないかも」という返事が。
ほろ苦い気持ちを抱えて家路についたゴーティマーの様子に色々と悟り、弟の子守を放り出した事を怒りながらも慰めてくれるママ。
そして最後にはやはりメルとレンジャーが傷付いた心の支えになるんですね。
苦いながらもこの三人の友情の強さが再確認できるラストでした。電話やメールではなく日常的にトランシーバーを使って連絡を取るというのが最高に良い雰囲気です。
“自分らしくあれ”
皆がそう言うがそれで望みがかなうとは限らない
たとえ失敗しても自分でいるべきだ
僕はそう学んだし分かってくれる人もいる
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▼次回、エピソード11