エピソード3『入れ替わった4人』“Gortimer, Mel, Ranger, Catherine and the Student Identity Crisis”
あらすじ
生徒のIDカードを作る機械の不具合で、ゴーティマー、メル、レンジャー、キャサリンの人格が入れ替わった。4人それぞれが相手の立場を経験することで、よく知っているはずの友達を見直すことになるのか?
ネタバレ感想
タイトルからしてこのドラマらしさが存分に楽しめそうで期待値が上がっております。
顔認証を用いた新システム導入のために生徒IDの写真撮影が4人1組で行われた際、ソフトの不具合が起こり同時に撮影されたゴーティマー、メル、キャサリン、レンジャーの4人はシャッターと共に人格が入れ替わってしまうのです。
人格が入れ替わったとの事ですが、周囲からは外見ではなく中身の方で認識されているので少々ややこしい。
メルの姿をして自分自身をメルだと思っているのに周りから見れば彼女はゴーティマーに見えている、といった風に、キャサリンの姿はレンジャーに、レンジャーの姿はメルに見えるといった具合です。
鏡に映るシーンが分かりやすかったですね。
4人居るので全員アベコベになるのかと思いきや、メルとゴーティマー、キャサリンとレンジャーがそれぞれ入れ替わっている模様。
システムを導入した〈サル〉に現状を訴えても自分の勤務評定に必死で全く取り合ってくれません。
大好きな映画の設定と一緒だと盛り上がるレンジャーに対し、キャサリンは「機械が直るまでお互いを演じましょ」とクールな判断(笑)急に大人で笑えます。
メルになったゴーティマーは、足を痛めているメルに代わってバレー部で代理の指導を、そしてゴーティマーになったメルはゴーティマーのレポートに対する不当な評価を直談判しに行きました。
ゴーティマーはそれを聞き「成績にケチをつけるなんて先生に失礼だし主張するなら自分で行く」とメルのお節介に珍しく声を荒らげています。
良かれと思ってした事を責められ意地の張り合いになった二人ですが、「止められたのに先生に話して私が悪かったわ」とメルが謝り、ゴーティマーも「友達のために声をあげたのは君らしいよ」と感謝を伝えB+からA-に上げてもらえた評価にも大喜び。
キャサリンを演じるレンジャーは、キャサリンの兄〈マイケル〉に90点の小テストを馬鹿にされたり家族のクイズ大会を前に困り果て、自分を演じているキャサリン本人を呼び出します。
レンジャーとして到着したキャサリンの助けを借りながらクイズに解答していきますが、レンジャーは「変な競争とかけなし合いとかおかしいよ、勝ち負けばかりじゃ楽しくないし競争心と意地悪は大違いだよ」と素直な気持ちを話し、レンジャーのふりをするキャサリンもそれに同意しプレッシャーに追い詰められている場面もあるのだと家族に分かってもらう事が出来ました。
機械自体は再起動しただけという単純過ぎる解決法で直ったようで、写真を撮り直した4人はそれぞれ元の自分に戻れましたとさ。
全く違う性格や環境で演じるほどに相手の苦悩だったり考え方がそれぞれに違う個性となって浮き彫りになり、お互いを尊重し合う事の大切さや、自分にしか出来ない事、相手にしか出来ない事、一人一人の良さを再確認出来るほっこりエピソードでした。
人は不慣れな環境に身を置きたがらない
でも自分の場所から離れてみると問題に気づける
新たな視点を持てば古い考えを捨てて再発見できる
好きなことや大切な人たちについて
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