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海外ドラマ≫≫MR. ROBOT ミスター・ロボット シーズン1 2話ネタバレ感想

MR.ROBOT/ミスター・ロボット DVD-BOX

エピソード2『1かゼロか』”eps1.1_ones-and-zer0es.mpeg

あらすじ

タイレルから悪魔コープで働くよう誘われたエリオットは申し出を断るが、策略にハマったことに気づき薬物の摂取量が増えていく。そんな折、薬物の売人ベラが、シェイラに手を出したことでエリオットは憤慨する。そして、遂にミスター・ロボットから悪魔コープを倒す計画の全貌が明かされる。それは人命を奪いかねない危険なものであった。

ネタバレ感想

原題がちょっと特殊でそれぞれに拡張子が付いているあたりに遊び心が感じられます。

開始早々、「奪う意志こそ成功に必要なものだ」と話すタイレルから悪魔コープのサイバーセキュリティ部門で働いてみないかと引き抜きをかけられたエリオット。

「5年で億万長者になれる」との甘い誘惑付きの突然の申し出に固まってしまうエリオットに対し、タイレルは空いた穴を埋めるための暫定CTOの座に就き、正式に歴代最年少幹部になるのももうすぐだと話します。どこぞのハッカーがコルビーを引き摺り下ろしてくれたから感謝している、とまで話す彼にはきっとエリオットの仕掛けた罠までお見通しなのでしょう。

悪魔のような笑い方をする読めない男は、自分がCTOになればセキュリティもろとも全て自社でまかない、外部との提携や委託は無くすつもり…つまりオールセーフは主要顧客を失い終わりだとも明かして決断を迫りましたが、エリオットは「今の場所で満足しています」とこれを断りました。それでも律儀に送り届けてくれるのはありがたいですな。

モルヒネの売人であり隣人でもある〈シェイラ〉は意外にもエリオットと良好な関係を築いている感じなのですね、1話を見た感じだとラリッているシーンしかなかったのでヤバい女にプチ粘着されているのかと勘違いしておりました。

今回も視聴者を架空の存在に見立てたエリオットが主観でボソボソと語りかけてくれます。

やはりこれは薬が入っているトランス状態の幻覚だとか妄想だとかの症状の一つとして独白が続いている設定なのでしょうか。

無事に家に帰ってきて薬をキメながらタイレルを調べ上げる訳ですが、どこもかしこもあまりに完璧で申し分ない情報しか出てこない事が逆に不自然に感じ、自分が調べると分かっていたのだと気付いたエリオットはすぐさまパソコンやチップ、ハードディスクを破壊し全消去してしまいました。色々とお釈迦で勿体ない気もしますが自衛の為と思えば安いもの…?

とにかくエリオットの人物像とその行動力や高過ぎる危機管理能力が相まって統合失調症っぽくうつり、それでも有能には変わりない紙一重感を今回も大いに感じられます。

出社して上司の〈ギデオン〉から昇給を約束されるも、突然コルビーの共犯として『f・ソサエティ』の名が出てきて動揺したエリオットでしたが、なんとf・ソサエティは「コルビーを解放しなければ攻撃の際に盗んだ膨大なデータをばらまく」との声明を出したというのです。話が違う、違い過ぎるぞ…!

出された声明を確認してみると、たしかにf・ソサエティはコルビーを自分達の指導者に仕立て上げ、彼の解放を要求しております。なかなか過激な警告動画ですが、言っていることは大体ミスター・ロボットの語った思想と共通しているよう。

とはいえ、データの流出やコルビーの解放だなんて聞いていない訳で不意を突かれf・ソサエティへの不信感が増したエリオットが彼らとの関係を絶とうと決意を固めた次の瞬間、帰り着いた自宅で勝手にシャワーを浴びていたf・ソサエティの女性ハッカー〈ダーリーン〉と鉢合わせ。

彼女に連れられて向かったf・ソサエティの本拠地では、エリオットの仕組んだデータの書き換えの手腕が評価され大歓迎のムードがありました。

次の段階としてミスター・ロボットから明かされた計画は、大手企業が利用するデータ保管施設『スティール・マウンテン』に隣接するオールバニ天然ガス工場を爆破してバックアップを破壊するというあまりに過激過ぎるプラン。

エリオットには工場のPLCをハッキングしてガスの圧力を上げ爆発させるとんでもない役割が与えられています。さすがに周辺に住む何の関係のない人々や職員が死ぬんじゃ、と気にするエリオットですが、「戦争には犠牲が付き物だ!」と取り合わないミスター・ロボット。

爆破に乗じて国内と中国のデータセンターをサイバー攻撃し、スティール・マウンテンにオフラインで保管されるデータの直接破壊を行うという、もはや無差別テロ攻撃そのものなプランには安易に乗るわけにはいきません。

しかし、その場から出て行くことで『ノー』の姿勢を取るならもうこの計画への関わりは『ゼロ』となる事を意味し、二度と戻ってこられないと警告し、「あの会社がお前の親父を殺し、彼は何も抵抗しなかった、今のお前のようにゼロだったから」とダメ押しするミスター・ロボット。

前話でもカウンセラーに話していた唯一心を開いて話せた父親の死の原因になった会社というのが悪魔コープなんですね、色々と繋がってまいりました。

「人殺しはしない、俺は抜ける」と拠点を飛び出したエリオットですが、通報しようにも既に共犯となってしまった身ではうかつに動く事もできません。

帰路につき、飼い犬を預けておいたシェイラの部屋に寄るとそこに居たのは半裸でくつろぐシェイラのボスでもある〈フェルナンド・ベラ〉の姿が。

クスリの売人で殺しにも手を出す究極のゲス人間ベラを頑なに拒否していたシェイラが部屋にまで上げてしまったのは、エリオットが必要とするモルヒネの禁断症状用の薬を持っていた唯一の人間だったから、つまり遠回しにでも自分がシェイラへの暴行を招いた原因だと知る事になります。

分け前がよくて稼げるからベラの下から去る事は出来ないと泣き寝入りするシェイラを見て、貧困層のやるせなさを再認識し、ミスター・ロボットの話す『選択』について改めて自問自答していくエリオット。

モルヒネを断つ事になってもベラの存在を消す事を選びガバガバのSNSを匿名通報します。匿名通報で謝礼金が出るならエリオットはそれだけで食べていけそうですけどね。

ミスター・ロボットに接触し、「爆破しなくてもデータを壊せる作戦がある」と話すも、「一度出て行ったからにはその借りを返さないとダメだ」と言われ見返りとして父親の死の真相を直接聞かせろと迫られます。

悪魔コープで腕利きのエンジニアとして働いていた父親はある日突然クビになり、白血病を患った事を打ち明けられるも母親には絶対に内緒だと約束させられたエリオット。しかし日に日に弱っていく父親が心配になり母親に話してしまうと怒鳴られ、抱き締めて謝ろうとした自分を押し返し窓から落とされ骨折したんだそう。

そんな話を聞き、「約束を破ったのだから窓から落としたのは正しいと思わんか?」と言いながら契約を破った対価として父親と同じくエリオットを高所から突如突き落とし去って行くミスター・ロボット。

これまた予想だにしない展開が続いてワクワクします。いやいや、ミスター・ロボット過激派過ぎるだろ。

アンジェラのパソコンに侵入していた謎の中国ハッカーも気になるところです。

どこかで見たな、見たな…と1日考えてようやく思い出せたので追記しておきますが、あの街中で自分のCDを配り歩いていてアンジェラ達にも絡んでいたラッパーのあの男じゃないですか!

ステラ・Bに気を取られ過ぎたなぁ…。オリーがディスクをパソコンに読み込んでいる思わせぶりなシーンがあったにも関わらず気付くのに遅くなりました。ただ、誰だか謎すぎるままなのに変なスッキリ感があります(笑)

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▼次回、エピソード3

axxi.hatenablog.com

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