第7章『最後まで演じ続けろ』“Loud,Fast,and Keep Going”
あらすじ
銃撃戦に巻き込まれたバリーは、サリーの大事な舞台に間に合うのか。
ネタバレ感想
テイラーはアッサリ死に、ひそかに車から脱出したバリーはサリーと出る舞台のリハーサルが始まろうとしている事に焦ります。
フュークスの入れ知恵で始まったアジト争奪戦争ですが、意外にもボリビアマフィアの頭〈クリストバル〉が超良い奴だったと手のひらを返すゴランも無駄に可愛げが溢れています(笑)警察が来るかもしれないからと来客に備えて食器を磨いているあたりもポイント高しです。
とは言え、やり始めてしまったらもはや取り返しはつかない世界なのでどう収拾をつけていくのでしょうか。
クリスはバリーと逃げ延びていましたが、テイラーが連れて来た仲間も兵士風の装いだったため「兵士2人」が撃たれて死んだという情報が錯綜します。
情報漏洩を隠すため目の上のタンコブ的存在であるテイラーの事を黙っていたのでバリーに相棒が居たのか?と不思議がるゴラン達。
フュークスはバリーに兵士の相棒がいるのか問われ曖昧に肯定すると「だとしたらバリーは死んだ」と教えられ無駄に悲しむ事に。
クリストバルとゴランの長電話は警察に盗聴されていたらしく、またモス刑事が一歩近づいてきます。
現場検証から海兵隊員二名の遺体が見つかったと分かり、バリーで間違い無いと確信を持つも実際には別人というめちゃくちゃ惜しい空振りも。
テイラーの家を家宅捜索すれば、バリーに隠すつもりがなかったにも関わらず、どんどん巧妙にライアンとの偽の接点が見えてくるのがジワジワきます。
追手に見つかり銃を向けられたバリーを助けるため、共に車を抜け出していたクリスは震えながらも敵を撃ち殺したのですが、実はクリス元戦士と言えど輸送部隊出身で人を撃ったことはおろか殺したことなど一度もなく、その後も取り乱して警察に自首しにいくとききません。
このままじゃ駄目だと感じたバリーに気付いてからは命乞いでもするかのように聞き分けが良くなりますが、それがその場しのぎの言葉でしか無い事なんてバリーではなくともわかります。
常に冷静に殺しを請け負ってきたはずのバリーでも、口封じに殺したのが自分の友人ではさすがに動揺も大きかったよう。
自分が手にかけた男の最期が何度もフラッシュバックし、クリスの家族の事まで考えリアルな罪悪感に苛まれていてわりと見ているのが辛いほどでした。
呆然としたままなんとか劇場に足を運ぶも、葛藤が大き過ぎ、羽織った衣装も脱ぎ捨てて唯一の自分の出番で舞台に上がるのですが、涙ながらにやっと吐き出したたった一文の台詞が感情の昂り的にシンクロして迫真の演技をかましたかのようになってしまいました。
これに感化されたサリーもそれまでの大根から渾身の演技に豹変しエージェント〈メルドマン〉の見る目を変え名刺をゲット。
ご機嫌になって浮かれるサリーから役者の才能があると絶賛されたバリーは今後どうするのでしょうか。
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