海外ドラマ≫≫GOOD OMENS グッド・オーメンズシーズン1　4話ネタバレ感想

エピソード4『遊びの時間』“Saturday Morning Funtime”

あらすじ

アジラフェルとクロウリーは、それぞれの上司に秘密がバレてしまい２人の友情が試されることになる。ハルマゲドンは本格的に始まり、反キリストのパワーは地球に大損害をもたらす。

ネタバレ感想

サタンの息子として覚醒したアダムですが、彼が自分でも気が付かないうちに実現させてしまった超常現象は、意外にも邪悪さからは程遠くSF的で夢物語のような妄想だったり都市伝説だったりと今のところ害は無さそうです。

ついに土曜日、世界最後の日を迎えた地球。

四騎士のうち、二人が荷物を届けられ、残りはあと二人。

6000年前に予約を受けた配達業務を首尾よくこなしていく配達員〈レスリー〉は、『汚染』の騎士〈チョーキー〉に冠を届けます。

そして最後の配達先は『死』の元でした。

レスリー自身の死と引き換えに最後の騎士に出会うと、荷物ではなく「来たれ」との伝言を送り届け、ついに『戦争』『飢饉』『汚染』『死』の四騎士に始まりの合図が伝わり動き始めてしまう事に…。

その頃天界では、アジラフェルの身辺調査で堕天使クロウリーと親交を持っていた証拠が出てきてしまっております。

敵対しているはずの天国と地獄が普通に電話で繋がれるというのが斬新過ぎる(笑)

ハルマゲドンの開始に備えて反キリストの子、地獄の番犬、四騎士がイスラエルのメギドの丘で一堂に会するはずが、そう言えばいまだに何の関係もないウォーロックが反キリストの子だと思われたまま計画が進んでいたんでしたね。

家族で招かれた職務の一環として外交官夫妻に連れられやって来たウォーロックはわりとただのクソガキである意味アダムより悪魔に近い感じがしない事もないですが。

案内役だった地獄の〈ハスター公爵〉は、クロウリーが裏切ったと勘違いして怒り心頭。

これに慌てて「やっぱり一緒に逃げよう」とアジラフェルを誘いに行くクロウリーでしたが、同じ事の繰り返しでまた一人捨て台詞を吐いて帰ることに。

自宅に戻ると以前アジラフェルからこっそり受け取っていた聖水で罠を仕掛け、ハスター公爵とやって来た悪魔を抹殺。お仲間が溶けていくのを目の当たりにしたハスターの狼狽よう(笑)

そしてそこからの解決策が電子の海に逃げた挙句、追いかけて来たハスターを『留守番電話の中に飛び込める』だなんて誰が想像したでしょうか。針の上で踊る天使と悪魔の話と言い、この絶妙なシュールさが癖になります。

予言通りにアナセマの家に運び込まれる事となったパルシファーは、こうなる事を予期していたアナセマに詰問され、ただのコンピューターエンジニアで魔女を燃やすつもりはないと話します。

アナセマが先祖同士の因縁の関係がある事や、今日が世界の終わりの始まりである事、にも関わらず反キリストが見つからない事を聞かせると、パルシファーがここへ来た理由も予言にあった住所に住む男の子アダム・ヤングを探すためだと聞き、ついに知り得た反キリストの正体が村で一番優しい子だったと分かり動揺が走りました。

アナセマの家でサタンのイラストを目にしたアダムはいよいよ独裁的になって来て邪悪な片鱗を見せ始めるものの、言っている事は環境問題が無くならない現実への嘆きだったりとチグハグです。

それでも村一帯は嵐のようで竜巻が起こり明らかにヤバい事になって来ています。

予言通りに一瞬風が収まった隙を狙って家へと戻り、ベッドの下で必死に耐えるアナセマとパルシファーは心に従い地獄のような環境下で結ばれるのでした。

クロウリーとの関係を疑った天使達から責められる様子を見ると天界の方がよほどブラック企業のようです。上層部に直接話をつけようと、古書店の奥に隠していた魔法陣を使って神に話をさせて貰えるよう呼び掛けるアジラフェルの前に浮かび上がったのは神の声〈メタトロン〉の御尊顔。

その光景を郵便受けから覗いていたのは、アジラフェルからアダム監視の依頼を受けていたシャドウェル軍曹です。

異様な光景にアジラフェルが悪魔崇拝者だと勘違いしたシャドウェル軍曹が鍵をこじ開け中に入って来て、まだ作動したままの円陣があるから危険だと止めるのも聞かず、その勢いに負けたアジラフェルの方が円陣を踏んでしまいあら大変。

アジラフェルは召されてしまった上に、シャドウェル軍曹が慌てて外へ出た後、儀式で使っていた蝋燭が転がり散乱する本の山に火がついてしまいました。