EPISODE 5 鐘 The Bells
あらすじ
第5話『鐘』…ミッサンデイを失い塞ぎ込んでいたデナーリスだったが、口止めしていたジョンの出生の真実がティリオンやヴァリスの耳にまで届いていたことに憤慨する。怒りが収まらないデナーリスは、直ちに軍を王都に向かわせ戦闘態勢へ。ティリオンは、1人王都に向かっていたジェイミーが穢れなき軍団に捕らえられたことを知り、彼を助けるため必死の行動に出る。王都中が焼き崩れる中、アリアとハウンドは赤の王城に着く-。
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ネタバレ感想
ヴァリスはジョンに「私の望みは“鉄の玉座”に正当な支配者が就くこと、あなたの本質は確かです」と、ジョンこそが血筋的にも人間性的にも王の座に相応しいと語ります。もちろん玉座を望んでおらず、デナーリスに忠誠を誓っているジョンがこれをすんなり受け入れることはありませんが。
そもそもヴァリスに真相を話したティリオンすらデナーリス側につき、反逆罪としてヴァリスは「ドラカリス」の一言でアッサリと処刑されてしまいました。
何かと暗躍してきたヴァリスがこうも呆気ない最期を迎えるとは…デナーリスの冷酷さがどんどん露呈しており、ジョンすら自分を裏切ってサンサ達に真相を話した、と大逆恨みを買いそうな空気。
自分に意見する者や邪魔になる者は皆殺しにしていく本質はやはり狂王の血筋か。
アンサリードがジェイミーを捕らえたという報告と、態度次第では次はお前だとの警告を受けたティリオン。
ティリオンはダヴォスに頼み事をした上で、人払いをさせて囚人となったジェイミーになんとかサーセイを説得して2人で逃げるようにと誓わせると、幼い頃に唯一自分を怪物扱いしなかったただ1人の兄弟を逃してやるのでした。
無血でデナーリスが鉄の玉座に座る事になれば幸いですが、決戦は始まり、圧倒的なドラゴンの力で鉄水軍を打ちのめし、対ドラゴン用兵器スコーピオンは完全に破壊。
門を壊して兵士達を焼き払い自軍を王都に侵略させます。
ジェイミーが手間取っているうちに、その戦力差を見せつけられたサーセイ陣営の兵士はすっかり戦意喪失し、対峙したアンサリードやジョン達の前で次々に武器を手離しました。
降伏を報せる鐘が鳴り響き、攻撃を中止する手筈だったはずが、ドラゴンやミッサンディを失い復讐に燃えるデナーリスは止まりません。
罪なき民衆を業火で焼き散らしながら王都をめちゃくちゃに破壊し出しました。
愛するミッサンディを処刑されたグレイワームもまた怒りに任せた暴走が始まり、武器を下ろした兵士相手に攻撃。それを合図にするかのように他の軍団も攻撃を始めて、ジョンの制止も虚しく王都は大混乱になるという地獄絵図のような状況になってしまいます。
ようやくサーセイへの復讐を果たすために王都まで辿り着いたあの性格のアリアが、ハウンドからの説得ですんなり引き下がり過ぎなのは違和感が。
ハウンドはハウンドで、サーセイの駒にされていた兄のマウンテンことグレガーと対峙。自分にトラウマを植え付けた相手でありながら、血の繋がった兄自身に対する弔い合戦のようでもあります。
いや、サーセイは素通りさせるんかーーい!という感じもしますが、おかげでサーセイは、突然絡んできたユーロンに刺されて重症ながらも返り討ちにし、気力でサーセイの元まで辿り着いたジェイミーと再会。
やはりサーセイが弱さを見せるのはジェイミーの前だけなのかと思うとこの最期はアリです。
ジョンとデナーリスが絵になる王子と姫だとすれば、やはりサーセイは女王で、ジェイミーは王…と言いたいところですが騎士の風格だよなぁ…と同じ絵になるカップルでも雰囲気がガラッと変わる2組を比べて見ていました。
壮絶なタイマンの結果、まさに怪物なグレガーを塔の上から突き落とし、自身もろとも炎の中へダイブを決めたハウンド。
もう皆んな死んでいきますし、王都は取り返しのつかないレベルの事態となっております。
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