何かとサバイバル。

洋画と海外ドラマ B級グルメがすき。

海外ドラマ≫≫ゲーム・オブ・スローンズ 第八章:最終章 6話ネタバレ感想

ゲーム・オブ・スローンズ 最終章 4K UHD+ブルーレイ コンプリートBOX 限定スチールブック仕様 [4K UHD+Blu-ray ※日本語無し](輸入版) -Game of Thrones: Season 8 Steelbook-

EPISODE 6 鉄の玉座 The Iron Throne

あらすじ

第6話『鉄の玉座』…戦いが終わり、兵士や民の死体が散乱し、焼け野原となった王都でティリオンは城の地下壕のがれきの下で重なり合って死んでいるジェイミーとサーセイを見つける。デナーリスは穢れなき軍団とドスラク族の軍団を前に勝利を宣言、このまま大陸中の民を解放していくと兵士を鼓舞する。ジェイミーを逃がした反逆罪で捕らえられたティリオンは、ジョンにデナーリスを止められるのはジョンしかいないと説得するが…。

(c) 2019 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO(R) and related channels and service marks are the property of Home Box Office, Inc.

ゲーム・オブ・スローンズ 最終章 DVD コンプリート・ボックス [ エミリア・クラーク ]

ネタバレ感想

いよいよこれで最後の最後。長かったゲーム・オブ・スローンズのフィナーレです。感慨深い。

 

瓦礫の中に義手を見つけた時の、そして瓦礫をどかすと出てきた、まるで添い遂げるかのように生き絶えた姉弟を目にする事になったティリオンの心情を考えると抉られるようです。

 

荒れ果てた地にどこか満足気なデナーリスはもはや正気とは思えませんし、あくまでも“私の敵”と戦い“私を七王国の女王にした”ドスラク人やアンサリードに向かって演説する様は、気後れ勢にしてみれば恐怖政治そのものです。

これでサーセイと違って自分のやり方は正義だと思っていそうなところが余計にタチが悪い。

自らの意向に忠実に貢献したグレイワームを陸軍大臣に任命し、弱者の解放という大義名分を掲げて自身の正当化に忙しそう。これを本気で善と考えていそうなところがやっぱりタチが悪い…。

ドラゴンの女王の巻き舌演説を見やるジョンやティリオンの顔ですよ(笑)あの表情が全てを物語っております。

反逆罪と知りながら捕虜のジェイミーを逃したティリオンはデナーリスの命令で連行され、ジョンに対する目付きももはや愛し合う男女のものではありません。

ジョンの前に姿を現したアリアは「彼女はあなたの正体を知っているのよ、彼女にとってあなたは脅威…人殺しは見れば分かる」と警告。

 

捕らえられたティリオンと話に行っても、ヴァリスの正しさや暴走する女王の慢心を説かれ、「彼女にとって最大の脅威は鉄の玉座ほ正当な継承者だ、彼女が処刑するのは俺で最後じゃない」とアリアと同じ警告を受けるジョン。

 

ジョンが目を覚まして現実問題と向き合わねば何も始まらないとは思っておりましたが、まさかの騙し討ちとは…!(笑)

なんと大胆で、それでいてこれしかないかもな…と納得させられる展開でしょう。雑な感じはするけれども個人的にはもうデナーリスはどうしようもないと思っていたのでこれしかないかと。

残されたドラゴンはデナーリスを葬ったジョンではなく、鉄の玉座こそがデナーリスを狂わせた原因だとでも言わんばかりに玉座を焼き溶かしました。

 

忠誠を破り女王の心臓を刺した反逆者ジョンの処遇を巡ってウェスタロスの領主達が集められます。

「何故僕たちだけが?すべての人に託すべきだ」と話したサムの意見が通るかと思われましたが、そうそう理想ばかりも求めていられず、結局は明晰なティリオンが考え抜いた“物語”こそが最強説に乗っ取って、本人が望まなくとも、権力に関心がなくとも、誰よりも物語性があり、デナーリスの求めた権力の連鎖の撤廃も成し遂げられる『不具者のブラン』が王となる事に満場一致で賛同が得られました。

そして新たな王となったブランはティリオンを王の手に任命。

 

ジョンの処遇はと言うと、アンサリード側に渡しても、このまま解放しても、どちらかの不満を買うことは明らかという事でナイツ・ウォッチ送りが決定しました。

スタークの兄弟達と別れの挨拶を済ますジョン。サンサは北部を解放して新たな指導者に、アリアはニードルを携えて、北部には戻らず誰も知らない西部へと旅立ちます。

それにしてもジョンは相変わらず毛皮とマントが似合います。この高貴さで血筋も本物ながら実質島流しにされるという処遇ですよ。

 

切ない裏切りを抱えながら、最後までジェイミー・ラニスターという人物の名誉を守ってやるブライエニーも立派でした。

 

王の小評議会のメンツはえらく風通しが良さそうになっております。

王の手ティリオンを始めとし、見返りのハイガーデンをきっちり貰ったらしいブロンは財務大臣に、ダヴォスは海軍大臣、上級学匠にはサム、ブライエニーも加わり後は密告者の長と法務大臣陸軍大臣を見繕っていくそうです。

この辺は意外と視聴者人気を意識した感じの配置となりましたな。

 

ラストでは、あーやっぱりこれはスターク家を主役においた物語だったな…と1章の始まりを思い出すような演出となっておりました。

なんやかんやとツッコミどころはある最終章でしたが、長く壮大だったゲースロにこの結末は悪くなかったと思います。

それぞれのキャラが落ち着くべきところに落ち着いたのではないでしょうか。

Amazonプライム・ビデオでも視聴できます。

月額500円でプライム会員になれば、会員特典対象の映画やドラマ、アニメ、Prime Original 作品が見放題。30日間のトライアル期間でお試しも可能。

ゲーム・オブ・スローンズ 最終章

プライバシーポリシー