海外ドラマ≫≫NUMB3RS NUMB3RS ナンバーズ～天才数学者の事件ファイルファイナル・シーズン　15話ネタバレ感想

エピソード15『闇にうごめく過去』“Growin'Up”

あらすじ

エプス家に住みついたラリーは、ガレージを我が物顔で占領。一方チャーリーは夢だったケンブリッジ大学客員教授の招聘を受け、アミタとの英国生活に胸をふくらませるが、新たな難題に頭を悩ませる。

ナンバーズ天才数学者の事件ファイルファイナル・シーズン [ ロブ・モロー ]

ネタバレ感想

ラリーは相変わらずエプス家のガレージに住み着いており、大量のノート類まで運ばれてきております。

チャーリーにはケンブリッジ大学から客員教授の籍が2人分空いたので迎え入れたいと打診があり、アミタと2人イギリスへ移る日も近そう。

今回の事件

1985年に新聞社に呼び出された3人の少年達が小学校教師〈ウィンズロー〉から1人ずつ呼び出され性的虐待を受けるという事件が。

FBIによってウィンズローは逮捕されるも〈ショーン・ウエストマーク〉、〈デビン・シェパード〉、〈マット・バロウズ〉の被害者3人はその後20年以上傷を抱えたまま。

ショーンは逆境をバネにカリフォルニア随一の訴訟弁護士に、デビンは自らの不幸な経験を活かしてベストセラー作家に、しかしマットは麻薬や鬱に悩まされて自殺してしまいました。

マットの姉でジャーナリストの〈メアリー・ポールソン〉は、当時の誘拐事件を調べ直しているそうでFBIが対応を任されます。

担当を押し付け合う形でコルビーとニッキーが取材を受けに出向くと、ショーンとデビンの10年ぶりの再会がカメラに収められているその瞬間に突然の狙撃に倒れるデビン。

コルビーとニッキーが応戦し激しい撃ち合いになった末にカメラマンも腕を撃たれ、犯人には逃げられてしまいます。

薬莢も足跡も残さずプロの犯行でしょうが、デビンを1発で仕留めてなお撃ち続けてきたからには標的は他の人物だったのかもしれません。

カメラマンが危険を省みずに撮影していた映像がチャーリーの元へ運ばれ、犯人の映っているフレームを捜し出す作業が行われます。

解析が進み、ショーンの幼馴染で、今は彼の補佐官を務める〈マイク・ナッシュ〉がバッチリ映っていた上に本人も狙撃によるデビン殺害を認めました。マイクもまた、公にはされていないもののレイプ被害者であり、自分達の根深い事件をネタに本を書いた挙げ句、映画化の話まで持ち上がった事で文字通りの力ずくで阻止しようと犯行に及んだ模様。

メアリーは弟マットが問題を抱えていたのは事実でも、自殺をするような人間ではなかったと疑念を抱いている様子でニッキーが改めてマットの死について調べ直します。

報告書を見てみると、ロープからは本人のものと別人のものの2種類のDNAが検出されており現場に誰か居たのは確かな状況でした。

ショーン、デビン、マイク、マットの通話記録を調べたところ、4人全員に共通の番号があり、マットが死ぬ数時間前にも3度かけてきています。レイプ犯のウィンズローが最後に目撃されたアメリカン・パイオニアホテルの番号で、チャーリーの指紋検出テストでもウィンズローが該当した事から、とっくに死んだと思われていたはずのウィンズローはまだ生きていてマットを殺した犯人の可能性も高まってきました。

ショーンもマイクもウィンズローから電話がかかってきた事をすんなり認めていますが、本当にただの被害者なのでしょうか？

ウィンズローはスタークという偽名で先週までホテルに滞在しており、ホテルに預けていた車は〈ニック・ローランド〉というウィンズローと同時期に服役していた前科持ちの男の車でした。

最近麻薬所持で市警に捕まっていたローランドに話を聞けば、元海兵隊のウィンズローは罪を償った後も親達に付き纏われ、外で生きていくために別人になっていたとのこと。

メアリーからドンに差し出されたDVDには、出所後6ヶ月のウィンズローが酷い暴行を受けているシーンが。

撮影者が1人と、ウィンズローを野球のバットでレイプする男が2人。これを持っていたのがマットだという事は、この復讐に駆り立てられた3人の男の影は、つまりそういう事なのでしょう。

ウィンズロー本人を見つけ出し、マットの部屋から指紋が出た事に関して取り調べると、襲われて喉に血を詰まらせ窒息寸前になっていたところをマットが戻って来て助けてくれたと証言します。当時他の2人はそのまま死んだと思い込んでいたので身を守るためにメキシコへ飛んだそうで、「命の恩人のマットを殺すはずがない」と話すウィンズロー。

マットの部屋に居たのは、成功を収めているショーンとデビンには痛手となるであろうレイプの証拠ビデオを探していたからで、自分が行った頃にはマットは既に死んでいたそう。