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エピソード8『それぞれの物語』“Stories”
あらすじ
事故に遭った夫婦が搬送されてくる。夫トッドは脱臼ですむが、重傷を負った妻ドーンは手術室へ運ばれる。ドーンが子宮外妊娠していたことが発覚し、結婚前に精管結紮をしていたトッドはショックを隠せない。モーガンとアレックスは、手術を控えた少年フィンの診察でポリオを疑う。そこで両親が予防接種に反対していることが分かり、アレックスは説得を試みる。
ネタバレ感想
事故に遭った夫婦が救急搬送されてきて、比較的軽症だった夫〈トッド〉が「自分の全てだ」と訴える妻〈ドーン〉の緊急オペに。
オペは上手くいって命の危険はなくなったものの、受精卵が子宮外着床しているのが見つかり、本人も気付いていないようなごく初期の妊娠が流れてしまったとトッドに報告するクレアとショーン。
結婚前に精管結紮を受けているから有り得ないそうで、予想外な妻の浮気を知ることとなって信じられない様子のトッド。
助かったドーンは、ショーンにまでキスをし、病的に制御が効かない様子です。
彼女の話を聞いているうちに不随意運動が見られる事に気が付き、キスも浮気も神経疾患によるものだと主張したショーンの言い分が通って精密検査を行う許可がおりました。
MRIの結果、胸に腫瘍が見つかり、その影響で抑制力の低下を招いていたという本人の意思に関係のない医学的な原因が判明するも、素直には喜べなくて当然です。
実際に腫瘍を取り除いてみると彼女の自己制御能力は回復しましたが、どれだけ欲望に飲まれても夫と別れる選択はしなかったなどと綺麗事を言われても、それが彼女の本意であろうがなかろうが一線を超えた事実はチラつき続けて根深い亀裂になるのが普通だよなぁ…と思ってしまいました。
左の膝蓋腱反射が低下している少年〈フィン〉の両親によると、ワクチンを受けていなかったそうでポリオの疑いが。
モーガンの友達は反ワクチン派で子どもにワクチン接種をさせず、それが原因で繰り返し小児科から診察を拒否されてようやく方針転換した頃には時既に遅く、結果的に百日咳で息子を亡くしているそう。
その話をそのまま盗んで両親に訴えかけたパク先生はモーガン以上にモラルのない存在になってきております。囚人をドナーとして受け入れた時にも仰天しましたが、手段を選ばない冷徹な部分は警官時代の経験がそうさせるのでしょうか。
ポリオは陰性で、脊髄の一部が避けている先天性の形成不全『脊髄分裂症』という珍しい症状が発見されたフィン。
妻で妊娠中の〈ベサニー〉が、お腹の子への感染を恐れてパク先生に無断で息子へのワクチン接種を頼んだことが明らかになり、こちらの夫婦にも大きな亀裂が。
これは子どもが可哀想なパターンでしたね。本人はワクチンに対してさほど興味がなさげなのに親の方針で左右された結果、自分の病も発端となり両親が離婚の危機に陥るとは…。
さて、後遺症疑惑のあったグラスマン先生の記憶の欠如は、スティーヴの名前が思い出せなかった事で決定的なものに…。
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