エピソード6『コヨーテはいつも空腹』“Coyote Is Always Hungry”
あらすじ
凶悪な客の裁判が始まるが、失った彼の担保金を工面するため、バーンハート保釈金立替事務所の人々は苦労していた。金を用意できない場合の報復を恐れ、オットーは居留地に住む旧友を訪問する。一方、マリウスは、詐欺の才能のある若者を雇い、オードリーを尾行させる。カーリーは外部の情報源から聞いた情報を基にピートに関する重大な秘密を発見。その頃、ジュリアは、もう一度ランスを信用すべきかどうか決断を迫られていた。
ネタバレ感想
ドッカリーの裁判がもう始まってしまうらしく、裁判が終われば担保として預かっていた15万ドルが必要になってくるバーンハート事務所ですが、オードリーが何をやらかしたのか依然不明なまま。
担保を使い込んだ違法行為がバレればオードリーが罪に問われるわけで、妻を刑務所には行かせないと一人奮起するオットー。空回りしなければいいですが。
山奥の小屋で父親と暮らすドッカリーを訪ねたオットー。意外にもこの親子とバーンハート家は親しい間柄のようで、保釈金の立替にも感謝している様子なのが心が痛みます。
それでもオードリーを助けようと、有罪は堅く、少額でカナダの居留地に逃してくれる知り合いが居る…と逃亡を勧めますが、逮捕歴が二度もある癖にどこか真っ直ぐな男のドッカリーはこの“親切心”に応じませんでした。
〈チェイトン・ドッカリー〉
薬の所持で起訴されているバーンハートの顧客で、ランスを弁護人につけ裁判が始まる。
〈クワフ・ドッカリー〉
チェイトンの父親。
〈ヴィクトリア・ジェメット〉
オードリーのやらかしに関わっているらしい人物。
マリウスは常習的にスリを働いている若造達から見ても明らかに凄腕なようです。
前回、質屋で盗んできた腕時計もただ価値があるから盗んだわけではなく、今後の計画に必要な駒として手に入れていたマリウス。
素直に盗んだ時計を返しに行きホラ話で店主から許しを乞い警戒心を解すと、オードリーが持ってきた品物のリストの開示に成功しました。
ジュリアに正式な復縁を申し込んだランスですが、オードリーが担保を使い込んだ投資？にはランスも大きく関与している様子。色々と裏がありそうな男です。
ここで役に立ってくるのが、冒頭でマリウスからオードリーの尾行を頼まれた若造達。
オードリーの行く先々を監視し、役所、クイーンズの開発地区に行き、裁判所の男子トイレで“早く土地を売らないと農場を失う”、“ヴィクトリアと話したい”と喚いていた事を報告。
男子トイレでオードリーと話していた男の情報としてスッてきていた財布の中にはランスの免許証が。
マリウスはその直後、ランスと再び関係を持って彼が自分たちのために船を買おうとしていること、以前破局したのは判事助手との浮気が何故かオードリーの耳に入って追い出した事、今回も順調に行くかと思われたところで、ランスの携帯の盗み見ると『ヴィクトリアの家賃を払う』というリマインダーがあった事、同じ過ちを予感して取り乱すジュリアから話を聞かされます。
オードリーが行ったヴィクトリアの住所を訪ねたマリウスは中を覗くと空き家で、そこの管理人から会ったこともないと聞き、ジュリアの元夫であるランスがヴィクトリアなる架空の投資家を作り出してオードリーから金を騙し取った黒幕だと気が付きました。
マージョリーのところへ行って、金の行方が分かったからランスに詐欺を仕掛ける、と話しジョセフも招集して作戦会議です。
既に手を打っていたのか、バーの防犯映像からテイラーの車が映っているシーンは見つからず。おかげでテイラーは証拠なく〈エイヴォン〉をボコボコにした事になりどうなることやら。
サムを呼び出したカーリーはマリウスに対する不審感を話し「別人だと思う」と核心に迫りますが、ピートに成りすまして誰が得をするんだ、と笑い飛ばすサム。
その代わりに、ピートが帰って来た当日にオードリーから頼まれて尾行をしたけれど、どうやら犯罪者でNYに仲間がいるようだ、と聞かされます。
逮捕歴があるなら…とネットでピートの名を検索したカーリー。これはさすがに顔写真付きで情報が出ていそうですし、完全にバレた感じでしょうか？
ラストではカーリーからソースを見せられたオードリーとオットーがお通夜ムードでマリウスの帰りを待っており、犯罪者で刑務所に居たのか問います。
マリウスは刑務所に居たことをあっさり認めるとランスの免許証が入った財布をオードリーに寄越し、「だから協力できる」と一言。
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