エピソード7『バーンハート中尉』“Lieutenant Bernhardt”
あらすじ
家族の事業を救うため、皆がもがく中、オードリーはマリウスと手を組むことにする。一方でオットーは自分で解決を模索する。カーリーによってピートのふりをしていることがバレそうになったマリウスは、かつての師匠のもとを訪れ、さらに同じ房にいたピート本人にも会いに行く。テイラーは謹慎処分となった事件の証拠を集める。ウィンズローはマリウスを追うためにケイティと彼女の家族の家へ行く。
ネタバレ感想
本物のピートの顔写真付きのネットニュースでバレたかと思われましたが、ピートの写真は強盗時に覆面を被った状態での防犯カメラ映像でなんとかマリウスが別人だという事まではバレず。
悪党から逃げるためにわざと捕まり、マリウスという偽名を使っていたから追手は来ないはずだ、と話します。これでどこかこら本名が突然浮上しても更に誤魔化しが効くという二段構えの言い訳をしたマリウス。
他人を騙す基本に則って、真実を織り交ぜながら誤魔化し続ける…むしろこのピンチをチャンスに変えてしまうところが凡人には中々出来ない大胆さです。
ただ、全てが乗り切れたわけではなく、ここからテイラーにまで話が行って警察のデータベースで検索でもされれば一発アウトです。
そこでマージョリーの考えついた策が、新たな旧知の人物に助けを求めることでした。
記憶力が衰えたフリをしてちゃっかりガッポリ稼いでいるところは、さすがマリウスの師匠です。
刑務所のデータベース改ざんをしたいからハッカーを紹介して欲しいと頼むも、チャーリーを失った一件で、彼とは長年仕事仲間で信頼関係だったポーターはマリウスを恨んでもいる様子。ただ、チャーリーを殺したヴィンスをハメる復讐をするという利害一致で協力はしてくれそうです。
そのために本物のピートの現在の受刑者番号が必要になり、刑務所に面会に行って情報を引き出すマリウス。目の前に居る男に成りすまして生活している詐欺師が本人に面会とは(笑)
〈ポーター〉
マリウスの元師匠。今は手品師ゴワンゴとして老人ホームを回り、高齢者をスリのカモにしている。
〈モー・ソロモン〉
バーの店主で、オットーに殺し屋を紹介。
ケイティはウィンズロー刑事に脅されてマリウスに言われていた通り今の住所やピート・マーフィーの名で生活している事を明かします。
ウィンズローを応対したのはカーリーで、色々と興味津々な彼女は情報を引き出しながらもウィンズローの怪しさと助手席に乗せられていたケイティの様子に異変を感じ取ると、マリウスに連絡を入れて事の顛末を話しました。
ケイティが人質に取られていると分かり、解放させるために彼女の家で家族が無事な事を確認すると言い張って危険を承知でウィンズローの前に姿を現すマリウス。
皆は無事でしたが、一時的にでも娘を攫われて激怒したブレンドンがウィンズローをその怪力でのしてしまいました(笑)
テイラー対策のデータベース差し替えは上手くいき、兄のパソコンでピートの名前と、ウィンズローから聞いたマリウスの名前両方を検索したカーリーの事は上手くかわせましたが、駐車場の監視カメラ映像に映る真実は、向かいの店舗のものを手に入れたテイラーにまるごとバレてしまいます。
ただ、これはまあ本物のピートに会いに行った際に延々聞かされた幼い頃に受けたテイラーからの仕打ちエピソードで些細な復讐として言い訳をつけるのでしょう。
更に仕入れて来たエピソードを使って、明らかに自分を疑っている様子だった曲者女子カーリーの疑念も吹き飛ばしました。
単独で動くオットーは自ら泥沼に沈み込んでいってしまっており、ドッカリーを殺すのかと思えば、頼んだ殺し屋に自分を始末するよう言います。全ての責任を被るつもりでしょうか。
情けない裏切り者のレッテルを剥がしかけて、ようやく良い腕もあるキャラになってきたエディ。
カロリーナも動き始め、各方面で眈々とヴィンスをハマるための準備ができてきました。
Sneaky Pete スニーキー・ピート シーズン1 DVD コンプリートBOX(初回生産限定)
▼Amazonプライム・ビデオでも視聴できます。
月額500円でプライム会員になれば、会員特典対象の映画やドラマ、アニメ、Prime Original 作品が見放題。30日間のトライアル期間でお試しも可能。
▼次回、エピソード8