エピソード8『巻き返し』“The Roll Over”
あらすじ
オードリーが投資詐欺に遭い、事務所の存続が危ういと知ったマリウスは、オードリー、躊躇するジュリア、そして昔の仲間を説得し、オードリーから金を奪った男をだまして、金を取り返すことにする。一方、オットーは、事務所を救うため、オードリーとマリウスに黙って、勝手に危険な計画を進めていた。ケイティとブレンドンは、ニューヨーク市警の刑事を縛り、猿ぐつわをし、自宅の地下室に監禁する。
ネタバレ感想
オードリーもランスも気持ち良いほどにマリウスの仕掛けた餌に食い付いてくれて話が早い(笑)騙しのたたみかけがかなり面白かったです。
事前にジュリアにもランスの悪行を話して証明するためにも協力を要請。
オードリーをカモにして農場地を買い叩く契約をしに来たポーターとやたら親しげなマリウスが、ジュリアの指定した店で飲んでいたランスの視界に。もちろん全て策略です。
この罠にかかったランスは自ら寄ってきてオードリーを騙した詳細を話すよう迫ります。農場地にはウランが埋まっていて土地の価値は跳ね上がると説明。口止め料を要求したランスに200万ドルという桁違いな額を提示する事でいかにその土地に価値があるか、そしてそれ以上に搾り取れるかを考えさせ、ランス自身に主導権を持たせ選ばせているようで、実際は全て誘導されているだけという気持ちの良い展開です。
オードリーが使い込みで逮捕されて農地も差し押さえられては困る、とランスが金庫に失われた15万ドルを入れておく事になり、しかしそうなれば農地を売る必要がなくなります。
そこでマリウスは、質に入れた担保のリストを持って警察へ行くとオードリーを脅して自分に土地を譲らせる事にする…という話から、価値を知った孫一同で相続争いになる事を避けるには唯一の子供であるピートの母親が相続するしかないけれど彼女は行方知らず。
マリウスはその場を凌ぐためのでまかせで母親はこっそりこの町に帰って来ていると言ったもんで、マージョリーに代役を頼まねばなりません。
更に弁護士で疑り深いランスは測定器を買っていて独自に地質調査するつもりらしく、時間を稼いで測定器を誤魔化すためにネット情報で小細工するはめに(笑)詐欺も楽じゃありません。
ランスとマリウスの悪巧みと、オットーが独自で雇った殺し屋が鉢合わせ。更にドッカリーが自分の保証金を守るために見張りに来させていた証人の男が強盗犯を装って銃を向けている場面に入ってきて、背後から殺し屋をあっさり刺殺。
あまりにもあっさりで笑ってしまいました。
スニーキー・ピート史上一番詐欺師らしさと伏線回収がしっかりしていて見応えのある回だったかもしれません。
Sneaky Pete スニーキー・ピート シーズン1 DVD コンプリートBOX(初回生産限定)
▼Amazonプライム・ビデオでも視聴できます。
月額500円でプライム会員になれば、会員特典対象の映画やドラマ、アニメ、Prime Original 作品が見放題。30日間のトライアル期間でお試しも可能。
▼次回、エピソード9
