エピソード9『はがれた仮面』“The Mask Drop”
あらすじ
マリウスはリジーの気持ちの変化を乗り越え、バーンハート家の信頼をつなぎ留めなければならない。テイラーとオットーはジュリアを救うための計画に真剣に取り組み、意見の相違を乗り越える。秘密が明らかになり、一家はついにライラに関する真実を知ることになる。
ネタバレ感想
ジュリアの身代金のため100万ドルを急いで用意しなくてはならなくなったマリウスは、チャックの船に忍び込み船室にあった札束を持ち出そうとします。チャックに払う身代金をチャックから頂くという大胆極まりない作戦でしたが、既にリジーが相棒の鞍替えをしてチャックにこうなる事を予想して待ち伏せされており、あっさり捕まってしまいました。
ここでマリウスを殺せば身代金の100万ドルも手に入らなくなる上に、リジーは絵画の詐欺の話までしていたそうで、400万ドルの稼ぎをリジーと山分けするためにマリウスを使おうという算段です。100万ドルが200万ドルに跳ね上がり、散々痛めつけられた末に解放されたマリウス。それでも1人だけさっさと逃げてジュリアを諦める事はなさそう。
ここからはジュリアを助けるため、オードリーとショーンに付き添って病院に居たテイラーと連絡を取り、家族にも協力してもらう事になります。
テイラー、オットーはジュリアのためにキルベインのワインセラーからワインをくすねてくる任務を担当し、カーリーは1日入院になったオードリーを病院で見張ります。
リジーの口からミシガンでマリウスと何があったのかが語られますが、聞いてみりゃこれってリジーの自業自得ではないですか?
楽に稼げると思われた詐欺だったはずが、現地で雇った男が雑なイカサマを始めてしまい、カモが疑い始めた段階で今回の詐欺を諦めたマリウス。
リジーは行けるはずだと主張するもマリウスはその場を去り、直後に場が乱れてリジーは今も太腿に残る刺し傷を受け、出血多量で足を失いかけた、と。
マリウスは詐欺師としてあくまでも慎重に引き際を見極めて手を引いただけで、強行したのはリジー個人の選択でしょう。ましてや、現場が乱闘になった事すら知らなかった訳ですし逆恨みに近い感じがします。
素人2人が簡単に忍び込める豪邸なんてあるのか…と思いましたが、ワインセラーでロマネ・コンティを探している間に警備が防犯ロックをかけてしまい、ワインセラーに閉じ込められてしまったテイラーとオットー。
投げやりになりながらもようやく3本のロマネ・コンティを見つけ出し、ワインをたらふく飲んだのか上機嫌になる酔っ払い2人。
オットーの響き渡る美声に気が付いた警備がロックを開けて入ってきて、歌い続けるオットーに気を取られている隙に回り込んだテイラーがワイン瓶で殴り倒しワインを持ってトンズラです(笑)
オットーの暗証番号の読みがいい線いっていたのも笑えました。
ドッティとライラはAmazonで贈り物をし合う中らしく、母親のアカウントをたまに借りるらしい息子がこっそりマリウスにライラの住所を教えてくれたので、病院のオードリーとカーリーを連れてベニスまでライラを訪ねるマリウス。
ようやく2組の母娘の再会かと思いきや…なんと家に居たのはライラではなくマギーでした。
マギーがライラに成りすましていた、と。
死んだと思っていた娘であり母親であるライラが生きているかもしれないと分かり、ここまで大変な思いで来ていたオードリーとカーリーの心情たるや…特にカーリーの悲痛な表情が見ていて本当に痛々しかったです。越えちゃいけないラインだろ、と。
ジュリアがチャックに誘拐された事など話しますが、「1人にさせて」と言われ目を離している隙に逃げてしまったマギー。
寝室のドレッサーには〈デイモン・ニースキンズ〉と走り書きが。
オットーとテイラーもベニスに駆けつけてきて、ライラを二度殺されたような心情の家族は完全なるお通夜ムードです。
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