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ロスト・フライト

ロスト・フライト

あらすじ

悪天候のなか、落雷でコントロールを失った航空機のブレイザー119便は、奇跡的にフィリピンのホロ島に不時着する。機長のトランスや乗客ら17名はからくも一命をとりとめたが、不時着した場所は凶暴な反政府ゲリラが支配する無法地帯だった。ゲリラたちが迫りくる中、トランス機長は生き残りをかけ、乗客の1人だった移送中の犯罪者ガスパールと手を組む。

ジェラルド・バトラー主演で、ゲリラ組織が支配する島に不時着した飛行機の機長が、犯罪者と手を組みながら窮地を乗り越えていく姿を描いたサバイバルアクション。

予告動画


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乗客を守るという機長としての責務を全うしようと奮闘するトランス役をバトラーが務め、トランスと手を組むことになる謎めいた犯罪者のガスパール役にドラマ「ルーク・ケイジ」で知られるマイケル・コルター。元MI6という経歴を持つスパイ小説家チャールズ・カミングが執筆した脚本をもとに、「アサルト13 要塞警察」「ジャック・メスリーヌ フランスで社会の敵(パブリック・エネミー)No.1と呼ばれた男」のジャン=フランソワ・リシェ監督がメガホンをとった。

ネタバレ感想

今年の映画の日に選んだのはロスト・フライト。あらすじや予告を見た感じでは見ても見なくても、といったところでエクソシストと迷いつつ時間が合ったのでこちらにしたわけですが、これは予想に反して面白かった……!!

機長が犯罪者と手を組んでゲリラ組織の蔓延る孤島でサバイバル?的なイメージで、そこがもっとフィーチャーされるのだと勝手に思っていたところ、まず、不時着までの約30分が文句無しに面白い。無能な上司命令で嵐の上を飛行せざるをえなくなり、案の定被雷しててんやわんやになるパニックシーンのくだりが予想以上に丁寧に描かれていて手に汗握るドキドキを味わえます。

晦日の東京行き旅客機にたったの14人しか乗客が居ないという設定も、後々の展開を考えると多過ぎず少な過ぎず、いや、むしろ多いくらいだったかもしれません。

離陸前に突然移送中の殺人犯を乗せるはめになるのですが、1人しか同行していない捜査官が着陸を待たずして死んでしまうのにはたまげました。こいつのせいで亡くなってしまったCAがこれまたショッキングな死に方をして不憫で仕方ありません。

着陸したらしたで政府も手を焼く武装集団の巣窟で早々に1人殺めてしまう機長がとにかく色々と凄い。むしろヤバい男気味なのです。

美人過ぎる娘を愛するユーモアパパでありながら瞬間湯沸かしの如くキレやすく暴力的でしかも腕っぷしも確かという。その上自分を犠牲にしてでも乗客を守ろうとする責任感の強さ。これぞ熱血です。しかも有能。

元軍人の殺人犯がめちゃくちゃ頼もしい存在に変わり、人質に取られた乗客達を救出しに敵地へ乗り込む機長。熱血です。

解放した全員を無事に逃すために自分が丸腰で敵前に姿を見せて気を逸らす捨て身の作戦に出る機長。やはり熱血です。

ここまであっという間で、あわや殺されるという場面の素晴らしいタイミングで助けに入ってくれる民間の落下傘部隊。あんな躊躇なく銃撃戦繰り広げるものなのか。

乗客達は本当に空気レベルの存在で、機長はもちろん、搭乗スタッフや派遣された救出部隊の有能さはそれぞれ際立っております。

角度によればイケメンに見える香港出身の副操縦士ですが、陸地に降り立ってからは彼のもみあげが気になって気になって(笑)

最後には銃弾を2発もくらって一度は完全に故障した飛行機を再離陸させて逃げるというトンデモない偉業を成し遂げる機長と、やぶれかぶれでロケットランチャーまで持ち出すゲリラのリーダー。どうせ置いていかれる金だから良いのかもしれませんが、救出部隊の金を持ってその地に残る選択をした殺人犯がしっかりアシストしてくれました。あの後島を出られたのか、気になります。

緩急の急ばかりが8割ほど続いた中での最後のシーンは、機長に対する感謝やら感動の余韻はいいから早く搬送してやってくれ……!とヤキモキさせられました(笑)

評価(平均点高めの設定です。)

4.3 /5 点!

スリル満点、終始ドキドキハラハラが楽しめること間違いなし。

概要

監督:ジャン=フランソワ・リシェ

時間:1時間47分

配給:ポニーキャニオン

公開日:2023年11月23日

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