エピソード1『怖いのか?』“Are You Scared?”
あらすじ
ロス市警殺人課の刑事ドーン・リーヴは児童養護ホームで起きた陰惨な殺人事件を担当するが、家にまで持ち帰って検証を行うなど事件にのめり込んでいく。一方、売れない役者の卵エドマンド・ゲインズはオーディションに挑む日々を送っていた。
ネタバレ感想
なんだかとんでもない話だったな、という印象のゼムがシーズン2に更新です。あらすじを見る限りシーズン1とは繋がりがなさそう?
始まりからしてシーズン1をすんなり越えてきそうな上質ホラーのワクワク感があります。
1991年、ロサンゼルス。
主人公はロス市警で殺人課の巡査部長を務める〈ドーン・リーヴ〉。
夫とは別れて、母親と一人息子の〈ケルヴィン〉と同居しております。
誕生日を迎えたドーンに緊急出動の連絡が入りました。被害者は里親の〈バーニス・モット〉で、里子で16歳の〈マルコム〉から通報があったそう。
不穏な気配満載の中現場検証を進めていくと、異常な数のテレビの奥にあるクローゼットの中には汚れたオムツや壊れたおもちゃの山があり、床の片隅には何かが置かれていた四角い跡が。
キッチンには右脚と首が折られてあらぬ方向に曲がり、頭が捻じられ口は開き切った異常としか言いようがない被害者の遺体が。
2年前にサウスサイドの事件で情報提供者を暴行したという過去があり、やや干されているドーンですが、課長に今回の事件を担当させてくれと直談判したところ、あっさり受け入れられるも〈マッキニー刑事〉と組めと命じられました。
重要参考人のマルコムから詳しい話を聞くだけのはずが、マッキニーは怯えて話せないマルコムを犯人だと決め付けて自白を強要するかのような脅しっぷり。
子ども向け施設で働きながら役者を夢見る〈エドマンド・ゲインズ〉は、オーディションに行くもあまり才能はないようです。
人生や世の中への憤りが蓄積された結果、狂気に走るタイプっぽいので、オーディション先の受付嬢に恋心を抱きながら裏切られて逆上するのか……と思いましたが、シングルマザーの受付嬢は意外にも満更ではない様子。
施設で保護しているマルコムの妹に会いに行ったドーン。
バーニスさんは亡くなる前に誰かのことを恐れて眠るのを嫌がり、里子達にも眠らないよう強要していたそう。
半狂乱になりながら眠らないようにするためにあの大量のテレビを同時に付けていたのか。
家族が寝静まったのを確認し、自宅キッチンで現場の状況の再現を試みるドーン。
現場検証の際に自身が録音したボイスレコーダーを聞き返すと覚えのない『怖いか?』というこの世のものとは思えない声が。
こわぁ〜(笑)不穏です、不穏。1話からかなり面白い。雰囲気と音でびびらせてくる系です。
今回もシーズン1同様、黒人差別というテーマが根底にあってホラーと絡めているところは変わりません。これがまた不気味なんですよね。
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▼次回、エピソード2