海外ドラマ≫≫The Night Manager ナイト・マネジャーシーズン1　8話ネタバレ感想

エピソード8『ナイルの夜明け』

あらすじ

ローパーが取引先との契約をまとめ、裏切り者を特定しつつある中、パインとバーは自分たちの使命を果たし命を守るため、共に戦うことになる。

ナイルの夜明け

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ネタバレ感想

ジョナサンは厨房に行って昔馴染みのユセフを初対面のフリで連れ出し、ただならぬ様子を悟って話を合わせてくれたユセフと2人きりになり初めて再会のハグを交わします。今や料理長になっているそうで大出世です。

この2人、元からとんでもない信頼関係で頼めばなんでもしてくれる雰囲気があり、今回も協力を頼んでいるジョナサンですが、どういうきっかけで知り合ったのか背景が気になります。

ローパーはキャロラインにジェドのことまで見張るよう指示しているらしく、やはりまだ疑いの目はあるようです。そんな中、金庫に買ったばかりのイヤリングをしまってくれと頼んで暗証番号を盗み見たジェド。カジノのルーレットで賭けた数字でジョナサンに暗証番号を教え、それをジョナサンがアンジェラ達にメールするのですが、こんなに分かりやすく4桁に繋がる数字に賭ける時点でバレるだろと思いつつ、ローパーがルーレットの場に居ないからセーフなのか？

部屋の主人が出払っているうちに、暗証番号を仕入れたアンジェラが部屋に向かい、廊下に居たユセフから鍵を受け取って中へ。金庫は簡単に開いて所有権証明書を盗み出したところで用心棒が戻ってきてしまいます。

咄嗟に隠れたアンジェラは待機しているジョエルにメールを送ってヘルプを出し、機転を効かせたジョエルがすぐさまフロントを装ってスイートルームに電話をかけてくれたおかげで無事に部屋から出ることに成功。ただ、フロントに行ってみてサインの必要な荷物など届いていないとバレた後が厄介です。

カジノでは、ハミドの酒に薬を持って酩酊状態にさせると千鳥足で騒ぐハミドを別荘まで送り届ける役目を買って出るジョナサン。

そこでいよいよソフィーについてお前が殺したのかと聞き、ハミドがあの時のナイト・マネジャーだと気付いた頃にはもはや抵抗はできないほどに出来上がっている状態。

締め上げられながら、自分はその場に居ただけで、「あの女は信用できない」と言ったローパーの部下が手を下したと話すハミド。ローパーもその場におり、誰が匿ったか吐かせようとするもソフィーは最後まで一言も言わなかったのだそう。そこまで言わせるとプールに引き摺り込んで頭を沈めてハミドへの復讐を果たしたジョナサン。

何食わぬ顔でホテルに戻り、フロントでアンジェラがアンドリュー・バーチ宛に預けた所有権証明書を受け取ると、予め会わせて欲しいと頼んでいたユセフの兄〈アフメール〉達と合流。

証明書と、“トレードパス社のアンドリュー・バーチ”の肩書きを使って合法的に積み荷の確認に向かったジョナサン。

バンに隠れて乗っていたアフメール達を急いで出して、何やら“ショー”を行うための番号を教えてもらって解散しました。

ジョナサンはローパーとジェドの部屋に朝食の差し入れをルームサービスさせ、新聞に挟んでおいた証明書をジェドがこっそり金庫に戻しておけば完遂……のはずが、何度試してもエラーが出て金庫は開きません。

不穏な動きを察知して番号を変えていたローパーが背後に現れ、部屋に呼ばれた手下から拷問を受けるジェド。誰を手引きしたのか吐けと言いながら、カジノで何度も視線を交わすジェドとジョナサンにも気付いていたローパー。

ロンドンから暗躍するロブは予め所有権証明書のコピーを送っておいたドロムグールに電話をかけて、明日積み荷を開ければ農業機器でないとバレると脅し、エジプトの取引から手を引いて連絡を断ち、ローパーの保護をやめるよう命じます。

全てがバレていたジェドが拷問されているとは知らないジョナサンは、未だ仲間のフリをしているローパーと積み荷を保管している倉庫へ。

宿泊客リストからアンジェラとジョエルの存在もバレており、ホテルに残ってジェドを見張る手下に始末するよう連絡が。

取引現場の写真を抑えるため現場を張っていたジョエルが、銃を突きつけられるジョナサンに気が付き、正体がバレたからアンジェラにもすぐ逃げるよう伝えます。ジェドを連れてアンジェラを始末しに来た手下ですが、先にバレたことを聞かされ臨戦状態だったアンジェラに軍配が。鏡を使ってジェドにどくよう指示すると、ジョエルから持たされていた銃で足をブチ抜きます。そのまま2人は部屋から脱出。どうせなら息の根止めても良さそうでしたが。

生体認証のため生かされていたジョナサンですが、積み荷が運び出されて間も無く、送金のために持たされた携帯からアフメールに聞いていた番号へ発信。直前に一斉に止まったトラックからは運転手が全力で逃げ出しており、ジョナサンの発信がトリガーとなって兵器を積んだトラックは取引相手のバルガティの目の前で大爆発。よくもまぁ色んな条件が重なって上手くいったものです。

カネを返せと迫られても、前金で預かっていた3億ドルは既にジョナサンが送金済み。ジェドを解放すればカネを返すと交渉するも、ジェドはもう逃げられているんですよね。それをジョナサンが知っていたのかどうかは分かりませんが、とにかくアンジェラの待つスイートルームにローパーを連れて来た後はお役御免。

ローパーはすぐに電話をかけてヘイローを出せと要求するも、ドロムグールは応答しません。

後から地元警察を引き連れて入ってきたジョエルがローパーを逮捕させました。もちろんサンディ達も手錠をかけられ連行されていきます。

連行されながらも有力者と繋がりがあるだけに余裕の表情のローパーでしたが、いざ護送車に乗せられたところで乗り込んできたバガルティ一味にその身柄を抑えられてついに吠え面をかく姿を拝むことができました。

解放されたジェドは長年の月日を超えて息子との再会を果たしに。

いやぁ〜、全てが丸く収まって何より。

ハラハラドキドキであっという間の8エピソードでした。これは面白かった。ラストには元ナイト・マネジャーらしくホテルの玄関口で幕を閉じるというのも粋でした。

ナイト・マネジャー／ジョン・ル・カレ／村上博基