エピソード8『模倣犯』“Copy Cat”
あらすじ
6週間後、ボッシュはアリシア・ケントに不利な証拠をソベル判事に提出するが、チャンドラーはそれに対して異議を唱える。アーヴィングが設けた特捜班は成果をあげ、ホーヴァンとエドガーはアヴリールを追い詰める。ビレッツは内務監査課から連絡を受けることに。デイジー・クレイトン事件の被疑者をリストアップし調べていたボッシュは、恐るべきつながりを見出す。
ネタバレ感想
唐突に6週間も経っちまいましたよ。
アリシア・ケントの罪を問う公判前審問が行われ、傍聴席にはヘザーの姿が。穏やかじゃないですねぇ。
チャンドラーはマクスウェルが録音していた音声はアリシアの同意なく行われたもので州法に違反するから証拠として使えないはずだと主張。さらに、一連の捜査でなされた盗聴の記録についても令状を得るための相当な理由が不足していたとして排除を申し立てます。
裁判長は〈ドナ・ソベル〉で、盗聴の令状を許可して張本人でもありますが。
ビレッツ警部補率いる歩道安全化作戦には、ムーアとジョンソン、エッジウッドの他、ホームレス界隈に2週間潜入している〈ハモンド〉に〈シェパード〉と〈モーガン〉がメンバー入りしたようです。
売人を一掃して路上生活者の減少や生活改善をするのを目標に掲げておりますが、ベテランの凸凹コンビはそう簡単に解決する問題ではないと考えている様子。
しかし実際にはハモンドの苦労の甲斐あってしっかり今いる売人の逮捕には繋がりました。
アレックスのPCの復元が済み、抽出した動画データを見るボッシュとエドガー。
デイジーとアレックスの美人局の様子とカモに出させたIDがしっかり映っており、このIDを全員分調べるのは骨が折れそうな作業です。
カモの一人、〈ミッチェル・ルーワン〉にはDVの前歴があり、〈ロジャー・ディロン〉という男は犯行現場の汚れを落とす特殊清掃を生業としていました。
クーパー警部からビレッツ警部補への苦情があるのか聞かれたヴェガは角が立たないよう適当に誤魔化しておりましたが、統制の不正に対する内部告発でビレッツ警部補に恨みのあるクーパーら正式にセクハラの苦情として処理してしまいました。
ビレッツ警部補本人のところには部下から苦情があったので調査しているという事実だけが知らされ、もちろん誰からの苦情かは明かされません。ヴェガのところには苦情に対する証人だという内務監査課からのメールが届き、名指しはされていなかったもののピアスと話してビレッツのことだと確信。訴えを提起した覚えはないのにややこしい事になってしまい、ヴェガは規則を無視してビレッツ警部補本人に誤解があると説明します。ついでにスキンシップが苦手だと本音を伝えられたのは二人の関係改善に繋がるかもしれません。
公表されていないバックシート・ブッチャーの署名と同じ物がデイジーにもあり、デイジーを殺した模倣犯はどこでその情報を得たのか考えるボッシュ。
特捜班内部の人間については調べられておりましたが、犯行現場の清掃を担当した特殊清掃がカモの一人だったロジャー・ディロンだと気が付きます。
ジョンソンが誤魔化しながらメリッサに返したテープはメリッサからアンダーソンに渡ってしまい、中身を確認してチーフの政治生命に関わるものだと悟ったアンダーソンは、情報を流出させない見返りとして市長になった際に報道官に自分を使ってもらうよう迫りましたが、チーフは強気に「編集長に渡せ」と指示。クックに裏切られなくてもアンダーソンが暴走する可能性もあるだろうに大丈夫でしょうか。
ドワイトはとうとうアヴリールのところへ押しかけ、息子を殺したジャマイカ人の名前を言えと詰め寄って逆に警察を呼ばれそうになりやむなく撤退しております。消されるぞ。
ホーヴァンの方も、アヴリールに正体がバレているとは知らずにいよいよアヴリールをしょっぱくためのおとり作戦を実行に移すつもりです。
アヴリールとの取引をすっぽかされたことで潜入捜査がバレた可能性に気付き、近くで見張っていたエドガー達も含めて解散しましたが、その後すぐアヴリール本人から呼び出されたエドガー。
善良な市民のフリでホーヴァンのことを売人として通報し、刑事二人を殺したのは〈ジョン・ウィンストン〉と〈ロバート・マーヴェル〉だとも名前を挙げました。
ボッシュから話を聞かれたディロンはアレックスから詐欺にあったことを認めず、その反応は限りなくクロに近い感じ。
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▼次回、エピソード9