エピソード3『豚』“Three Widows”
あらすじ
被ばくによる火傷を負ったホームレスの遺体が発見され、セシウムの追跡劇に一層熱が入る。その一方でボッシュとエドガーは事件の前提となる推論が正しかったのか疑問を抱く。チャンドラーはマディの働きを称賛する。麻薬捜査官チャーリー・ホーヴァンはジャマイカ人の麻薬ディーラーにコネがあり、そこにエドガーが追う汚職警官らが絡んでいる可能性を示唆する。
ネタバレ感想
情報屋となったクレイヴァーの死亡推定時刻は1日半も前で、その頃ウェイロンは既に捕まっていることが分かります。
この殺しもトラヴィスの仕業だと考えたいFBIですが、距離も遠いし現実的に見れば違うのでしょう。
トラヴィスの妻ヘザーは釈放せざるを得ず、代わりに令状を取って車にGPSを付け泳がす方針で決まりました。
自前の放射線測定器をネットで買っているところがなんとなくエドガーらしくて笑えます。
「あんたも買え」と言われて「一緒に使う」と適当なんだか本気なんだか分からない答えで返すボッシュもこれまたボッシュらしい(笑)
早速ヘザーの尾行が始まり、チャーリー・ダックスと接触して銃を受け取っている様子。
その後別れた二人をFBIとボッシュ達が連携して追います。FBIからの待機命令を無視したボッシュとエドガーは造園所でチャーリー・ダックスに声を掛け、全力で逃げられかけるも、最終的にはキッチリ手錠をかけられました。
こちらの身柄はFBIに引き渡され、今度はソブリン支持者である〈ルイーズ・ハンセン〉の自宅に身を寄せるヘザーの監視です。
その後ほぼ徹夜だったのか、ソファで寝ていたボッシュはマディに起こされて放射線物質を使ったテロが起こる可能性を話しました。ボッシュのTシャツデニム姿は珍しいですね。
FBIのリースと一緒にヘザーを監視するボッシュと別れていたエドガーは、ジャマイカ人の売人から抱き込まれていたマルコスとアリアスがアヴリールの手下によって口封じで殺されたはずだと語り、麻取のホーヴァンに情報源をあたってくれるよう頼みます。確かに潜入捜査もしているホーヴァンならドラッグ関連の界隈で顔が利くのでしょう。
不審なヤケドと水疱のある遺体が見つかったから対応を頼まれたボッシュとエドガーは遺体の確認へ。
所持していたIDによればエルサルバドル出身の不法移民〈アルベルト・ゴンザルベス〉という男の遺体で、財布にはメキシコの通行証と妻子の写真が。
ゴンザルベスが所持していたバンの特徴と場所も分かり、行ってみると豚と呼ばれる容器や死んだネズミが見つかります。
エドガーが計測器を使ってみるとかなりの量の放射線が検出されたようで、すぐにセシウム発見の通報をするボッシュ。
恐らくゴンザルベスはセシウムを拾って中身を知らずに開けてしまっただけなのでしょう。
その後、FBIから強制的に病院へ行かされた二人。
これまた珍しい入院着のボッシュ。着替えを頼まざるを得ず、被爆したのかと血相を変えて病院に来てくれたマディでしたが、服と靴を捨てられはしたものの飛行機に乗る方が被曝量は多いとのことで大事に至らず安心しました。
この件に関してはファッションリーダーのエドガーの方がダメージを負っているようです(笑)
セシウムは無事に回収され、ケント医師殺しもクレイヴァー殺しもトラヴィスの犯行だと片付けるFBIはさっさと手を引いていきましたが、ボッシュは二件の殺人事件にトラヴィスは関与していないと確信しております。
エドガーと資料を見直し、そもそもトラヴィス達はケントが保険として隠したセシウムを手に入れられなかった可能性や、妻のアリシアが始末されなかったのはセシウム以外に目的があったからではないかと仮説を立てつつ基本の捜査に戻ることに。
こんな事件の裏でもコツコツ別件の調べを進めないといけないエドガーも大変そうですね。ボッシュやマンクにはベネットとのデートだと思われておりますが(笑)
一人でケントの発信履歴を洗い直していたボッシュは、LAの私立探偵〈ジョージ・ラングワージー〉の存在に気付きその場で彼と連絡を取ります。
ケントからの依頼で夜中に使い捨て携帯に電話をしていたという妻の浮気調査を行うも、証拠がなく調査は打ち切りにしたのだとか。アリシアが裏で何かを手引きしていたのでしょうか?
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