第6話 「亀裂」
あらすじ
病院の資金集めのため、ダウントン・アビーを村人に公開することに。統合問題は理事会で統合が決定しコーラが新院長に推薦され、バイオレットとの間の亀裂が深まってしまう。深夜、トーマスの部屋から出るアンディを目撃したカーソンは、トーマスを問い詰める。屋敷の公開は成功し、多額の資金が集まった。この暮らしがいつまで続けられるか不安になる伯爵家だったが、メアリーだけは屋敷を手放さないと宣言する。
ネタバレ感想
理事会から通達があり、病院統合が決定した上に、院長には新体制反対派のバイオレットではなくコーラが推薦されるという大荒れの予感しかしない展開に。
ダウントン・アビーでは病院の資金集めのために有料公開で屋敷の見学会が開催されます。メアリーとトムの決定に階上階下問わず賛否両論ですが、自分がこの時代の庶民だったら一度は覗いてみたい異世界ゾーンともいえる場所なので、ただ寄付を募るのではなく人々の興味を惹くという意味で上手いこと考えたなぁと感心しました。
始まってみれば見学会には行列が出来、案内係の女性陣は次々に浴びせかけられる質問にろくに答えられずタジタジではありましたが、人の入りは盛況に終わりました。
メアリーは本当にモテますね。いつも男が群がってます。確かに美しいんですよね。そして勝ち気で堂々たる振る舞いが一層男心をくすぐるのでしょうか。
カーソンはというと全くもって女心が分かっておらず、浮かれているのか知りませんがヒューズさんをメイド扱いしてやたらと自分のスタイルを押し付けています。これ、悪気がある訳じゃないのが一番問題のやつです。事あるごとに“パットモアさんに習え”と言われヒューズさんのストレスレベルがフツフツと上がっていってるのが見て取れますが何故気付かん、カーソン。
デイジーをずっと目にかけていたモールズリーさんはその教育熱を買われ学校で教師の手伝いをしないかと誘われ一般教養テストを受けることに。人員整理したい屋敷と夢だった教育の職に就ける可能性のあるモールズリーだと完全にwin-winなので上手くいって頂きたいものです。一つ心配なのはバクスターと離れてしまう事くらいですかね?でも逆に離れるとなると何か行動を起こすでしょう。
秘密の個人レッスンを始めたトーマスとアンディでしたが、夜更けにトーマスの部屋から出てきた明らかに挙動のおかしなアンディを見て怪しむカーソン。そりゃこの状況、よからぬ妄想一択です。仕方ない。
過去の悪事で自業自得と言ってしまえばそれまでなのですが、全くの潔白でただの親切な行いをも頑なに信じてもらえず疑惑の目を向けられるトーマスがもうほんと心配です。
最近トーマスに纏わる描写がめちゃくちゃ不穏なのでヤケを起こさないか心配でしたが…カーソンから今回の件で露骨に信用に値しない人物と評され一人すすり泣いとるやないかーい!みんなもう少しトーマスに優しく…陰気で嫌なやつですが根は悪い奴ではないんです!今回だってアンディが読み書き出来ないのを周りにバレたくないという意思を汲んで真実を話そうか迷う事すらしなかった男ですよ。お屋敷の皆さん、過去は水に流せませんかね…?
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