第4話 「執事代行」
あらすじ
バイオレットは病院統合の件で友人のシャクルトンを味方に付けようと、夕食に招待する。シャクルトンは甥を連れてくるが、それはメアリーがブランカスター城で会ったヘンリー・タルボットだった。アンナは突然の腹部の痛みに襲われ、再び流産の危機に。カーソン夫妻が新婚旅行へ行っている間、執事代理となり屋敷を仕切っていたトーマスは、ロザムンドが夕食に招いたある客人の素性に気付き…。
ネタバレ感想
未だ争い続けている病院統合の件でバイオレットが加勢にとレディシャクルトンとその甥を連れてきました。甥というのが実はブランカスター城で出会った、車に颯爽と乗り込んで自らハンドルを握り帰って行ったヘンリーでした。
イーディスといいメアリーといい、ブランカスター城で出会った人物がキーパーソンとなってきています。
新婚旅行に旅立ったカーソンに代わり、執事代理を務めるトーマスですが、さぞウキウキして張り切っているんだろうなという予想に反してなんだかとても弱々しい。お気に入りのアンディには露骨に邪険にされっぱなしで、バクスターに“ここに居る理由を見失った 君は同僚にも奥様にも好かれてる”とボヤいてるあたり強トーマスの面影がない程に弱トーマスの時期に入っているようです。最近はあまり悪事を働く事もないですし幸せになって欲しいと思うんですがやはり難しいんでしょうか。せめて気の置けない友達が欲しいですね。
ハーヴィング夫妻って誰だよ、と思ったらご婦人の顔どこかで…誰だっけ…グ、グエン!シーズン1で秘書になるための通信教育を隠れて受けていたグエンです!立派になってカムバックですね。元使用人が客人としてダウントン・アビーを訪れるとは、ブランソンとまた少し違う感じで高揚感があります。
メアリーに対して面識はないと誤魔化したのでアレ?と思いましたが結局食事の席でトーマスが暴露を誘っていました。階下に戻るとベイツを筆頭に相変わらず嫌な奴認定を受けるトーマスは“何度も言うが執事は俺だ”なんて虚勢張っていましたが、どうも孤立というか不安定さが心配になります。いつものトーマスならもっと高飛車にスマートに切り返すところをムキになっているあたりが切羽詰まっている心境の表れなのかな、と。そりゃ自分が必要とされていない存在で職も失いそうとなれば焦りますよね。
妊娠中のアンナは腹痛に襲われ、急遽ロンドンに向かいましたが、なんとか流産を免れ予定していた手術も済ませホッとしました。
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▼次回、エピソード5 “男って…”とため息をつくのが正解?