第1話 序章 PILOT
あらすじ
ネタバレ感想
開始早々、浮浪者のおっさんが若めのチンピラ集団に絡まれあっさり返り討ちにするところから始まります。このおっさん、ただものではない。カーター刑事は防犯カメラの映像を見て退役軍人だと思うも、指紋を照合してみるとここ数年で複数の事件に関わっており、4つの州で逮捕状が出されている事実わ知る。それと同時に、謎の弁護士によって保釈金が支払われ、おっさんリースは釈放される。カーターは謎の弁護士と共に市警を後にした男を重要参考人として手配するのであった。
保釈金を支払ったのはフィンチという眼鏡の男で、元CIAエージェントのリースに目を付け、自分の計画の相棒として彼を引き入れようとしてのことだった。
9.11テロ以降、米国政府はテロ対策のため秘密裏に全てのメールを読み、通話を盗聴するようになり、常に国民を監視するようになった。そのシステムの開発者こそがフィンチさんとのことです。陰謀論っぽくてたまらんですね。
極秘システム<マシン>は、テロ以外のあらゆる犯罪をもあぶりだしてしまうというある種の欠陥があったので、政府にとって「無用」な犯罪と「有用」な犯罪とに分類し、「無用」に分類された犯罪については限られたタイムリミットを過ぎると自動で削除される仕組みにしてしまった、と。
しかしあくまでも“政府にとって”は「無用」の犯罪というだけに過ぎず、自動で削除されてしまうものも凶悪犯罪には変わりない。この「無用」グループに属された被害者を救済するため活動しようにも、得られる情報は「社会保障番号」のみで、加害者か被害者かもわからない。とにかく検知された人物を追うしかないのだ。
リースの異常なのみこみの早さだとか、アントンのところに武器を拝借しに行った際必要以上にぶっぱなしていたりとちょこちょこ笑かしにきます。ただ、選ばれただけあってさすがに強いんですよね。ちょっと攫われた程度では全然心配させない謎の信頼感があります。インテリと武闘派のコンビってものすごくワクワクさせられます。
タクシーの後部座席で銃ガションガションはやめとけ(笑)
1話で実際に検知した女性ハンセンを守ろうと動いていた二人ですが、蓋を開けてみれば彼女が首謀者だったという、情報が少なすぎるが故にギリギリまで何が起こるか分からないドキドキ感が楽しめました。事件としては一話完結モノのようで、初っ端からテンポよく面白かったです。
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