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【映画パンフレット】オーヴァーロード OVERLORD 監督 ジュリアス・エイヴァリー 出演 ジョヴァン・アデポ、ワイアット・ラッセル、ピルー・アスベック、マティルド・オリヴィエ、ジョン・マガロ、イアン・デ・カーステッカー

オーヴァーロード

あらすじ

第2次世界大戦時、ナチス占領下のフランスの小さな村を舞台に、思わぬ敵と戦うはめになった米軍兵士の姿を描いた。第2次世界大戦下の1944年6月。ノルマンディー上陸作戦が開始された直後、ナチス占領下のフランスに、侵攻作戦の成功を担う重要な使命を帯びた米軍の落下傘部隊が送り込まれる。激戦を潜り抜けて経て生き残った兵士たちは、ナチスの要塞となった教会の塔に潜り込むが、地下にある謎めいた研究所でこれまで誰も見たことのない敵と遭遇する。

 予告動画


映画『オーヴァーロード』制作J.J.エイブラムス、大いに語る!

スター・ウォーズ」「ミッション:インポッシブル」シリーズなど数々の話題作を手がけるヒットメイカーのJ・J・エイブラムスがプロデューサーを務めたサバイバルアクション。監督は「ガンズ&ゴールド」のジュリアス・エイバリー。

ネタバレ感想

なんだかB級チックな面白そうなのがやっているじゃないかと観に行ったオーヴァーロード。

いざ始まってみると意外にもしっかりした若干ポップさも残る戦争物といった感じで始まります。

第二次世界大戦中、ナチス占領下のフランスへ落下傘部隊が派遣されるというスタート。敵軍からの攻撃を受け、戦地に立つこともかなわないまま減っていく自軍の兵士達。

爆撃に揺れるシーンや派手な爆発はかなりダイナミックなもので手に汗握ります。無事に降り立ち合流できたのは主人公ボイス含めてたったの5人という先が思いやられる展開に。その上数少ない仲間が目の前で地雷を踏み消し飛んでしまうというまさに一寸先は闇、といった感じ。

森の中で偶然出くわしたクロエという強気なねーちゃんもドイツ軍に両親を連れていかれた恨みがありボイス達に手を貸してくれます。

ボイスが単身迷い込んでしまったいわくつきの教会では、ナチスのオカルト部分が凝縮されたかのようなおぞましい人体実験が行われておりビックリさせてくる系のホラー要素もとても大きい。

現代医学の大半がこの時代におけるナチスの倫理観を逸脱した人体実験の賜物(といっていいのか分かりませんが)と言われていますがそれにしてもオカルトよりに思いっきり振り切ってきたなぁという感じです。ウルフェンシュタインよりよっぽどゲームの世界でした。

いや、お前そんな危ないとこ入ったあかーーん!とか絶対生きて帰れるわけないやないか!という状況の中、被験体にされようとしている友人ジェイコブとまさかの再会を果たした上に手負いのジェイコブを連れて脱出成功してしまうという訳の分からなさ。

 

ヒロインのクロエは可愛いしカッコイイのだが、弟捜しのために舐めた奴は即刻どたまぶち抜く切迫状況でありながら簡単に騙さて背後とられそうになったり、あの火炎放射器がそんなに万能なら簡単に手放すべきではないんじゃ、とかツッコミどころも多くてちょこちょこ笑えます。

笑えるといえば、笑い事ではないものの、ドイツ兵を騙しておびき寄せた後バイクに縛り付けて敵地に送り込むあの鬼畜極まりないやり方と異変に気付くのがあまりにも遅すぎるコントのような皆さん。

いくらそっちでおとり作戦絶賛実施中にしてもあっさり侵入成功した上に全くと言っていいほど敵と出くわさないあたりもハラハラしながら笑えるポイントです。

あと伍長はしぶと過ぎ(笑)あんなん血清打つ前に死ぬわ。中盤に何気なく出てきたライターの活かし方はめちゃくちゃ格好良かったですが。

最後ワラワラと沸いて出てくる化け物シーンもかなりシュールで、伍長がそこで爆薬ぶっ放してボイスの脱出にも危険なレベルで建物が崩壊しているなら時限爆弾のセットなんてもはや必要だったのかとか考えてしまいますが、とにかくツンデレのティベットが無事で何よりです。

潔いほどのグロ描写ありで色んな意味でアメリカらしいぶっ飛び方が最高でした。

評価(平均点高めの設定です。)

  4.1 /5 点!

設定だけ見てみるとかなりのB級臭が漂っておりますが、非常にテンポも良くドキドキハラハラ感は抜群、アクションシーンはど派手でゲームのような世界観と分かってさえいれば良い意味で予想を裏切られるような作品です。

概要

監督:ジュリアス・エイバリー

時間:1時間50分

配給:プレシディオ

公開日:2019年5月10日

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