何かとサバイバル。

洋画と海外ドラマ B級グルメがすき。

海外ドラマ≫≫ゲーム・オブ・スローンズ 第六章: 冬の狂風 5話ネタバレ感想

ゲーム・オブ・スローンズ 第六章: 冬の狂風 DVDセット(1~10話・5枚組)

EPISODE 5 扉 The Door

あらすじ

サンサは突然現れたリトルフィンガーに、なぜ自分をラムジーの元に送り込んだのかと怒りをぶつける。視力を取り戻したアリアはセカンドチャンスとしてある人物を殺すようジャクェンに命じられる。鉄(くろがね)諸島では、ベイロンの跡継ぎとしてヤーラとその叔父ユーロンの2人が名乗りを上げる。壁の向こうにタイムトリップしたブランは、ホワイトウォーカーの長、“夜の王”に見られ腕に触れられてしまい・・・。      

ネタバレ感想

縫い物をするサンサにリトルフィンガーから手紙が届きます。

ブライエニーを連れてリトルフィンガーの居るらしいモウルズ・タウン《土竜の町》を訪れるサンサ。

事情通の彼がラムジーの残虐性を知らなかったはずがないと言い、怒りを露わにします。しらばっくれ谷間の騎士が支援してくれると告げるリトルフィンガーですがサンサの敵意も強く“もうあなたは必要ない 北部は兄と私で奪還するから助けは不要よ”と吐き捨てました。

リトルフィンガーは“最後に言わせてください あなたの大叔父ブラックフィッシュ《漆黒の魚》がリヴァーラン城を奪還しました 助力を仰ぐのです”とあくまでもジョンの軍隊ではなく、サンサに対して忠実な軍が必要になると忠告して去って行きました。最後まで嫌らしく心を揺さぶってくる男です。ブライエニーに斬らせてしまえば良かったのにと切に思います。

あとロブ達が殺された夜運良く難を逃れたブラックフィッシュのおっちゃんしっかり無事だったんですね(笑)

 

修行を続けるアリアはジャクェンに連れられ例のマスクだらけの部屋に入り“顔のない男たち”の始まりはヴァリリアの奴隷だったと聞かされます。

“数多の顔の神”から贈り物について学び、仕えた者にその秘技を教えたそう。

そしてアリアが望むならこの顔のない男たちの中へ仲間入りが出来ると言われますが“何も望まない”と答えたアリアに二度目にして最後のチャンスが与えられ再び毒の入った小瓶を手渡されます。

レディ・クレインという広場の舞台に立つ女役者がターゲットだそうです。

ロバートが亡くなる前後の王都でのストーリーに風刺を混じえ面白おかしい喜劇に仕立てあげている舞台にレディ・クレインは出演していました。

最初は民衆と一緒になってロバートやジョフリーを笑っていたアリアですが、いざ父であるエダードが登場し、滑稽に演じられているのを見るとその表情は硬いものに変わります。

更に処刑のシーンまで馬鹿馬鹿しく描かれておりショックを隠しきれない様子です。

舞台裏に雑用のフリをして忍び込んだアリアは、レディ・クレインを見つけ、彼女しかラム酒を飲まない事を見つけ、館に戻ってラム酒に毒を入れるとジャクェンに報告します。

レディ・クレインは良い人そうだったのに何故殺されるのか、依頼主は誰なのかと問うアリアでしたが、“数多の顔の神”に仕えたいのなら問いかけるなとジャクェンに忠告されました。

 

三つ目の鴉のじぃさんと共に過去へ潜り込んでいるブランは、ハート・ツリーの木に縛り付けられた半裸の男が《子どもたち》の一人、ブラン達を助けたリーフによって生きたまま胸にドラゴングラスを埋め込まれ、その瞬間男の目が青く変わったのを目撃します。

現実世界に戻り“君がホワイト・ウォーカー《白き魔物》を作ったの?”と問うと“戦の最中で仲間は殺され聖なる木々は切り倒された お前たち人間から身を守るためだ”と返ってきました。

ホワイト・ウォーカーえらく人型だなと思っていましまが元は普通の人間だったんですね。

ドラゴングラスを埋め込まれたのにドラゴングラスでやられるというのは…力が相殺される的な捉え方でいいんでしょうか?

 

 

鉄諸島ではベイロンに代わる新たな王を選出する議会が始まります。

ベイロン・グレイジョイの娘であり正式な後継者として塩の玉座を求め立候補したヤーラに対し、女の王など前例がないと反対され、正当な男の後継者であるシオンが戻ってきた事を指摘する者も。

民の前に出たシオンから一瞬こいつまた裏切るんじゃ…という空気が流れ出ますが“姉上こそが正当な後継者だ彼女は略奪者で戦士、鉄の民だ!姉上よりふさわしい者はいない 我々の女王だ”と演説しヤーラの側に立つとヤーラを支持する声が大きくなります。

これで決まりかと思いかけたその時、ベイロンの弟でヤーラとシオンの叔父でもあるユーロン・グレイジョイが塩の玉座を求むと割り込んできます。

兄のベイロンを吊り橋から落として殺した事をあっさり白状するどころか“兄上は何一つ功績を上げることはなかった 誰からも慕われず二度も負け戦に挑んだ 早く殺さなかった事を皆に詫びる”と開き直りどころではない感じです。グレイジョイ家癖が強過ぎる。やはりヤーラに任せるのが無難かと。

鉄水軍を建造し、同じくウェスタロスの貴族を憎むデナーリス・ターガリエンを妻に迎え自分が七王国を支配すると語ればその場はたちまちユーロンの独壇場に。

鉄の民が信仰する溺神の“死せる者は死なず”というフレーズ通り、一度溺れさせた後息を吹き返すかどうかというただただ荒っぽい儀式を経て正式に塩の玉座についたユーロン。

ユーロンの儀式の最中には急いで出航の準備に取り掛かるヤーラとシオン、そしてヤーラにつく鉄人達の姿が見えます。

ユーロンが王になればすぐにでも殺される危険がありますからね。

ユーロンが息を吹き返し“姪と甥を殺しに行くぞ!”と気張った時には既に船を根こそぎ奪って遥か海の彼方へと逃げていました。

しかしこのユーロンという男も中々に厄介そうでこのまますんなり逃してくれるはずもなさそうです。

今後、デナーリスとの接触もどうなるのか気になります。

 

焼けずのデナーリスさんはジョラーに対し、“あなたは二度追放され二度戻ってきた そして私を救った そばに置くことも追い払うこともできない”と悩まし気な表情を見せますが、ジョラーはグレースケールに冒された腕を見せ“手遅れになる前に幕引きを”とそして“愛しています これからもずっと お別れですカリーシ”と背を向け去ろうとします。

ジョラーの後ろ姿に“女王から逃げるなんて許されないあなたはまだ解任してないわ 私に誓いなさい生涯私の命令に従うと この世界のどこかで治療法を見つけ必ず私の元へ戻りなさい 七王国の統治にはあなたが必要よ”とカリーシ。

ここまで空気のダーリオ。

そしてジョラーはカリーシの命を受け一人旅立ちました。

 

ミーリーンではティリオンが親方達と和平を結んだ事でハーピーの息子達の暴走が治まりを見せているという成果が出ています。

しかしこの争いを治めたのがハーピーの息子達にとって“異国の侵略者”であるデナーリス本人だと民に示す必要があるとして高潔な人物にその助けを求める事にしました。

そこでティリオンが選んだのはヴォランティスの紅の寺院の女祭司キンヴァラです。

ティリオンが頼み込むまでもなく全てを知っているかのようなキンヴァラはデナーリスこそロード・オブ・ライト《光の王》に選ばれし者だと支持しているようで、相談役のティリオンに民を従わせるよう司祭を使って言葉を広めさせると約束してくれます。

しかし過去のトラウマからも黒魔術や妖術の類に不信感を持つヴァリスは、メリサンドルを引き合いに出し彼女はスタニスが王になると信じていたが結局スタニスはキングスランディングとウィンターフェルで二度敗れ殺されてしまったのでは?とあからさまな煽りを繰り出します。

“スタニスに仕えた女祭司より信頼できる根拠は?”と懐疑的な視線を受けたキンヴァラでしたが、そんなものもろともせずヴァリスが幼い頃妖術師から受けた不幸な過去を事細かに言い当て怯んだヴァリスに“あなたが女王の真の友であるなら私を恐れることはありません”とにっこり。

怖すぎる。ホンモノの人じゃないですか。これはブランが使える過去を覗き見できる能力とは別の火に映ったりだかなんだかで色々見えちゃうロード・オブ・ライト特有の魔術的な感じで知り得た情報なのでしょうけど…またしても「なんかすごい」キャラが出てきましたね。

 

 

木の下で一人眠れなくなり老人に小石を投げつけるブラン(笑)

誰も起きないと分かると木の根を掴み再びビジョンを見に飛んでしまいます。

先ほど見たハート・ツリーの周りは雪に覆われ不穏な空気が。

ふと振り返るとそれはそれはもう大量のワイツ達が…!微動だにしないワイツ達の間をゆっくりとすり抜けていくブラン。姿が見えないとはいえこんな間近でよく観察できるなと。

進んで行った先には馬に乗ったホワイト・ウォーカーが!しかも本来ブランの事は見えないはずですがガッッツリ目が合います。

たじろぎ振り向いたブランですが、ワイツ達もブランの存在に気付いているかのようにこちらを向いています!

ワイツとホワイト・ウォーカーに挟まれる形となったブラン…!更にホワイト・ウォーカーに腕を掴まれ叫びながら目覚めます!!

 

ブランの叫び声に皆飛び起き、じぃさんはホワイト・ウォーカーに触られたな、と険しい表情。

掴まれた腕を見るとくっきりと青い痣が残っています!

印を刻まれた以上、居場所がバレてしまいホワイト・ウォーカーがブランを襲いに来てしまう事は避けられないとか。

これはブランやってしまいましたなぁ…。

同時に、まだまだ準備が整っていないにも関わらずじぃさんの後継にならざるを得ない状況に陥る事にも繋がります。

 

 

ウィンターフェル奪還について作戦を練るジョン達。

北部に忠誠を誓う強力な諸侯御三家のうちカースターク家とアンバー家はボルトンに寝返ってはいるものの忠義に厚い北部民なら呼びかければ協力してくれるはずだと言うサンサ。

しかしダヴォスは“忠義に厚くともボルトン家の裏切りを黙認した”と言い、いくら忠義に厚かろうが負け戦で妻子が死ぬのを見たい人間などおりませんからジョンが勝機を掴まない限り支援は望めないと諭します。

まだ二十以上居る諸家に支援を要請し勢力を拡大する事から始めようとするジョン。

あくまでもジョンは落とし子であると懸念するダヴォスに、ジョンではなく正式なスタークである自分になら味方になってくれるはずだと主張し出したサンサ。完全にリトルフィンガーの影響ですね。

更にキャトリンの生家であるタリー家、つまりサンサの叔父の軍がリヴァーラン城を奪還したからきっと協力してくれるはずだと言います。

この情報はリトルフィンガーから聞かされたものですが、何故そんな事を知っているのかとジョンに問われ、“逃げる前ラムジーの元に使い鴉が”と嘘をつき誤魔化したサンサ。

 

サンサはその後、軍隊が必要だからリヴァーランの叔父の所へ頼みに行くようブライエニーに命じます。

サンサと離れる事に不安を募らせ渋るブライエニーに“ジョンは私の兄よ 守ってくれるわ”と答えますが“ではなぜ嘘を?”と聞かれ言葉に詰まったサンサでした。

 

黒の城を新総帥エッドに任せてジョン達一向は北部諸家に協力を仰ぎに出向きます。

出掛け際、サンサはジョンのために自分で縫った服をプレゼントします。父エダードの服に似せながら作ったというスターク家のシンボルである狼の紋様が入ったコートです。

なんとも言えない嬉しそうな表情のジョンにニヤニヤしましたが、その後のトアマンドがブライエニーにかぶりつきで送る視線が面白すぎました。野性味溢れる熱視線と露骨に顔を背けるブライエニー(笑)

 

 

洞窟から出る準備を進めるミーラは何かに気付き急いで洞窟の入り口へと走ります。

そこにはワイツを引き連れて進軍してきたホワイト・ウォーカーと対峙する子供たちの姿が!

ブランを連れて逃げるよう言われ急いでブランを起こしにいきますが全く起きる気配がなく白目のままです。

何やってんだブラン!帰ってこい!

その頃ブランは、じぃさんと共に過去のウィンターフェル城で谷間へと送り出される少年時代のエダードを呑気に眺めています。

その間にも木の下から地面を掘ったのか洞窟内にどんどんワイツが雪崩れ込んできててんやわんやの大騒ぎ!

ミーラが必死に“このままじゃみんな死んじゃう!ホーダーの中へ入って!!”と何度も呼びかけていると、過去を見ているブランにもその声がようやく聞こえてきました。

そしてブランは現実に目覚めぬままウォーグの中、まだ少年のホーダー、ウィリスに意識を集中させます。

そんな飛び越えてというかまた一層深くなるみたいな入り方して禁忌とかありそうでは…?と心配になりますが、ブランは現実世界のホーダーに乗り移り目を覚まします。

ワイツだけでなくホワイト・ウォーカーまで洞窟内に辿り着き事態は緊迫が続き大乱闘状態です。

ブランの身体を荷車に乗せ、サマーや三つ目の鴉のじぃさん、リーフと大きな犠牲を出しながらなんとか逃げ出すミーラ達。

間一髪で扉を開きミーラとブランの身体を外へ出したブランinホーダー。

背後を振り返りながらミーラが何度も何度も“ホールド・ザ・ドア!《扉を押さえて!》”と繰り返します。

何度も何度も繰り返されるその呼びかけはまだ過去のウィンターフェルを見ているブランにも届きます。

目の前では少年のホーダーが白目を剥き倒れて痙攣しながら“ホールド・ザ・ドア!”と繰り返しています…!

どんどんその声は途絶えていき“ホールド・ザ・ドア……ホーダドー…ホーダドー…ホーダー ホーダー”と。

現実世界ではワイツ達に襲われながらも必死に扉を押さえ続けたホーダー。

“ホーダー”にまさかそんな意味があったなんて。なんですか、この胸糞エピソードは…!

何故ウィリスがその声を聞いて発していたのかとか現在起こっている出来事が本来ブランが生まれるよりもずっと前の過去に干渉してそのままウィリスに影響を与える結果となったのかとか細かい事を考え出すとこんがらがりすぎるのですが、過去のウィリス少年を介して現在のホーダーに乗り移った後遺症のような感じと思えばいいんでしょうか。

自分を守るため犠牲になったホーダーが、普通に話す事の出来たウィリス少年からホーダーとなってしまったきっかけを目の当たりにし絶句するブラン。これは…残酷で衝撃的なエピソードでした。

 

 

キンヴァラ

ヴォランティスの紅の寺院の女祭司。ロード・オブ・ライト第一の僕。

 

ゲーム・オブ・スローンズ 第六章:冬の狂風 DVDセット

【送料無料】 ゲーム・オブ・スローンズ 第六章: 冬の狂風 コンプリート・セット

▼次回、エピソード6 

axxi.hatenablog.com

プライバシーポリシー