海外ドラマ≫≫Vikings ヴァイキング〜海の覇者たち〜シーズン1　7話ネタバレ感想

エピソード7『約束と裏切り』”A King’s Ransom”

あらすじ

ヴァイキングたちとサクソンたちが血戦を交えると、サクソンの王は終わりなき戦いとラグナルへの報復を誓う。

ネタバレ感想

対ヴァイキング戦に向けて指揮を執るためエラ王の弟エゼルウルフが呼ばれました。

ヴァイキングの野営地を視察し向こうから攻撃させろと決定しましたが、夜襲をかけられ呆気なく壊滅させられたノーサンブリア軍。当のエゼルウルフもぶつぶつ祈りを捧げているうちに捕らわれ王の弟だと隠す気も微塵もなく素性を教え捕虜になる始末。何のためにわざわざこの男を呼んだのでしょうか。

弟の安否が不明になったエラ王はとっとと死んだと決めつけ嘆くばかり。司祭のような金ピカ爺さんがスカンディナヴィア人の到来はこの地の民の愚行に対する神からの罰だと言います。こんな場で責められるとは一体どんな行いを重ねて来たのでしょうか。はたまた聖職者からすればほとんど全ての行いが罰を受けるに相当するものだったのか。

すぐにまた別の男が、「神が呼んだのではなく悪魔が呼んだのです悪魔とは交渉はおろか和解もありません」と徹底抗戦を示し、また別の男は「異教徒どもは自分で来たのです神の罰でも悪魔の仕業でもないただの泥棒です」と略奪目当てでやって来た彼らに金でも何でも与えて去ってもらうべきだと進言します。その通りなのですがまぁ周りからはブーイングですわな。

そうこうしているうちにラグナル達は王城のすぐ側まで騎馬でやって来ます。その中には捕虜にしたエゼルウルフの姿も。

衛兵達が「王はリーダーを城に招待している身代金も払うだろう」と招き入れようと話しかけますが終始無言でニヤつきまたエゼルウルフを連れて去って行きました。このニヤつき挑発はシンプルにめちゃくちゃムカつく野郎です。主人公とは思えない。

ラグナルの「王の暮らしぶりが見たい」というわがままな好奇心を満たすため、再び王城へと赴いたラグナル達。罠に嵌められないよう人質のエゼルウルフは置いてきました。

ようやくラグナルとエラ王の対面です。

ラグナルは無駄に喋る事なく目線と表情で相手をするのですが、透き通るような青い瞳が凄まじく印象的です。

催された宴一つとっても目の前の食事にガッツき面白半分で皿を割ってみたりお世辞にも上品とは言えないヴァイキング達と、食前の祈りを捧げ音楽隊に演奏させながら静かな食事を始めるイングランド人の違いは明白です。

そして面白いのがどちらもがお互いに相手を変だと思い理解出来ないでいるところですかね。

金と銀を2000ポンドでエゼルウルフを解放すると無茶な条件を出したラグナルでしたがエラ王は金銀を集める間はキャンプに留まり自国の民を襲ったり略奪しない事、そして同じクリスチャンであれば信用に値するので仲間の内誰か一人が洗礼を受ける事を条件に要求を飲みます。

誰かがキリスト教になれという予想外の展開にヴァイキング達は嘲笑うだけでしたが、これにはロロが名乗りを上げました。

上裸で筋肉と刺青を晒しながら『ロルフ』と洗礼名を貰ったロロ兄貴。絶対にキリストがどうのとか神聖な儀式とか分かっていないはずですが、洗礼ってこんなに形ばかりでも成り立たせて良いものなんですね。

あとは財宝とエゼルウルフの交換を待つだけ…というところでヴァイキングの野営地近くに運び込まれた荷車に載った宝箱の山。

数人がそれを開けに走ります。あまりに開いたその不自然な距離に絶対に罠やん爆発するやんと思ったのはアクション映画を見過ぎな感覚でしょうか。宝箱は全て空っぽで代わりに背後から攻め入って来た騎馬隊軍団。