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海外ドラマ≫≫Vikings ヴァイキング 〜海の覇者たち〜 シーズン3 9話ネタバレ感想

Vikings - Season 3 [DVD]

エピソード9『極限』”Breaking Point”

あらすじ

ヴァイキングの戦士たちは2度目のパリ襲撃に死力を尽くす。これ以上持ちこたえられないと見たシャルル皇帝は苦渋の決断を迫られる。その頃ウェセックスでは、ジュディスが難しい選択を突きつけられていた。

ネタバレ感想

城壁から落ちた際のダメージが残っている様子のラグナルですが、絶対にパリを征服するぞと決意は固いようです。

ラゲルサは少数で夜の海を泳ぎ隠密で巡回兵を倒すと橋に内側からの奇襲をかけます。

熱した油を大量投下する拷問のようなパリの守備、純粋に凄くないですか?

これを利用し敢えて門に火を放つ一歩間違えれば自分も焼死に至る捨て身のラゲルサも半端ない。

とにかくパリの城が対侵略に特化した殺戮化け物ギミックだらけで恐ろしさとハラハラとワクワクが止まりません。

何気に頭の良いロロが道を開き戦う場面にまたしても出くわすギスラ皇女の姿も。

 

ラグナルは死にそうになりながら闇夜に手を差し伸べるアセルスタンの姿を見ますが、同時にオーディンの姿も。ラグナルもまた二つの宗教の狭間に立っており、血溜まりの中うずくまる自分を見下ろしていたのでしょうか?

 

城内では捕らえられた案内役の旅人シンドリックとシーグフリード首長が皇帝の前へ連れ出されます。

オド伯が「一人で我々の装置を止めていた勇猛な男は誰だ」と尋ね、北の民の主導者であるラグナル王の兄ロロだと聞き出しました。

シングリッドはヴァイキング達の情報を聞き出すのに、シーグフリードは首長という立場から捕虜として使えると言ったオド伯ですが、ギスラ皇女が「私を大事に思うなら首長の首を斬って」とシーグフリードの処刑を要求します。

 

ウェセックスではエグバート王に呼び出されたジュディスはマーシアの任務を完遂してエセルウルフが帰還すると報告を受けました。

これにエグバート王は、以前ジュディスや子供達を守ると交わした約束の話を持ち出し、息子のエセルウルフが怒るとどうなるかを暗に示し、息子からジュディス達を守る事への見返りを要求します。愛人契約といったところでしょう。

 

カテガット、不在のラグナルに代わり村を統治するアスラウグの前にアンスガーという宣教師の男が連行されてきました。

彼は「邪神崇拝と悪魔に仕えるのはおやめなさい」と話し、北の民の信じる神々を偽物で無力だと言ってのけるのです。

彼の言う『全能の神』を信じてみるかというアスラウグの挑発に乗ったアンスガーは、熱した鉄を素手で運ばせられるも神による救いや奇跡は起きず、悶え苦しみ焼け爛れた手を見たアスラウグに処刑を言い渡されます。

 

斬首が決まったシーグフリード首長は、一刀で首が斬れるようにと誰かに髪を持たせる事を願い出、これを許可されると斬首台に頭を載せました。

号令がかかり、斬首の斧が振り下ろされたその時、一気に頭を引き、髪を持っていた兵の手を斬らせ大爆笑のシーグフリード首長。破天荒過ぎて笑えます。こんな強キャラだったとは。この後絶対殺されるであろう運命なのに今になって惜しい人材となってしまいました。

シーグフリード首長の生首が街中に晒されている頃、謎の疫病が流行り数日で200人を越す死者が出ているようです。籠城の結果、新鮮な食物は底を尽き飢えにも苦しむ市民達。

兵士も多く失い、オド伯は北の民との協定を結ぶしかないと進言します。

 

ウェセックスでは無事に帰還したエセルウルフとエグバート王とジュディスが食卓を囲んでいます。まさか自分の居ない間に妻が父親に寝取られていたとは思わないエセルウルフはクウェンスリス王女が女の武器を使って誘惑してきたが打ち勝ったと報告をします。

ジュディスはアセルスタンとの事で自分は不貞に物を言える立場ではないと話しますが、エセルウルフは「君とアセルスタンのことは神の御業によるもので崇高な目的の為だ それが何かは分からないが神のご意志に従おう」とまさかの全てを水に流す心構えを見せます。これでは何のための愛人契約だったのか…。

エセルウルフは、マーシア征服の代償として息子がクウェンスリス女王に殺される事を覚悟していたのかと確認します。これに対しエグバート王は心底驚いた顔で否定し「お前にはウェセックス王国だけでなくイングランド王国を継承するのだ」と語りました。嘘をつけ、嘘を。

 

ラグナルの容態は一向に快方へ向かわないままですが、シングリッドを連れた兵士達が野営地にやって来て停戦の提案を伝えます。

瀕死だったビヨルンがもう立って好戦的に話を受けているのが地味な衝撃です。預言は伊達じゃない。

この提案に大きく荒れるヴァイキング陣営。

これに対しラグナルは、首長の座も王の座も自分が求めたものではなく他人が動いた結果だが、それでも自分は王という立場の支配する者であり、決定権はお前達ではなく自分にあると血を吐きながら怒鳴り散らかし、交渉の場に出向く事を決定しました。

翌日、シンドリックを連れオド伯との話し合いに出向いたラグナル。

金銀と引き換えに撤退しろと条件を出されますが、「俺が求めるのは形あるものではない だが貴重なものだ」と洗礼を受ける事を求めます。

これに驚きを隠せないフランク人達。

なんとラグナルは自分がじきに死ぬであろう事を悟って死後の世界でキリスト教徒の友と再会するため改宗したいと言うのです。

『ヴァルハラ』ではなく『天国』に居るアセルスタンに会いたいと…!とんでもなく重い愛です(笑)

過去にロロが受けた洗礼式も見ていたラグナルは、聖職者も居るし水もあるのだからと今すぐにこの場で洗礼を受けさせろと要求します。

駆け付けたロロやラゲルサ達は、ラグナルが洗礼を受ける光景を信じられないといった表情で見つめ固まります。そりゃそうだ(笑)

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▼次回、エピソード10

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