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海外ドラマ≫≫ROME ローマ〈前編〉 5話ネタバレ感想

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第5話『アティアの奸計』”THE RAM HAS TOUCHED THE WALL”

あらすじ

ポンペイウスカエサルからの休戦の申し出に合意する。カエサルにとって、それは予想外の展開だった。カエサルは、ひとまず休戦の申し出を反故にする。軍を去り、貿易商になったヴォレヌスだったが、事業は失敗続きで収入は少なく、娘の結婚持参金を出せずにいた。カエサルは愛人セルウィリアのもとに入り浸り、ローマを発とうとしない。二人の関係に嫉妬したアティアは奸計を企て、カエサルの妻カルプルニアを動かす。

ネタバレ感想

意外にもポンペイウスカエサルの提示した条件を飲み休戦を受け入れる決定をしました。

それでも「降伏」だとは決して認める事なく休戦の間時間稼ぎをして国家の黄金がカエサル陣営に移った今、新たな対策を考えるようです。苦し紛れにも見えますがこの辺は史実とどのくらい相違があるのか気になります。

 

台所の女中からオクタヴィウスとカエサルが貯蔵庫で密会をしていたと聞いたアティアはウキウキで『伯父様を誘惑したのね よくやったわ』と相変わらずです。あの女中は発作のことまでは把握していなかったのか、とホッとしたのも束の間、あらぬ疑いをかけられたオクタヴィウスはあっさり『伯父様は病気なのです介抱していただけです』とバラしてしまいます。おい!

何の病気かと問われると『言わぬと誓いました』とそこは口を閉ざしましたが、この母親に僅かでも持病がある事を漏らしてしまったからには色々と覚悟が要りそうな展開です。

 

プッロは牛車に括り付けられていたところを解放してやった奴隷の少女〈エイレネ〉を『見てると落ち着く』という理由で離れられなくなったと話しヴォレヌスに金銭を工面してもらって買い取りました。大切にしているわりにすっかり忘れていたりと抜けているのでそれが恋心だという事に気付くのも少し時間がかかりそうです。引き取ったはいいがプッロには彼女を養えるだけの稼ぎがなく、見かねたヴォレヌスはニオベに奴隷として家に置くよう説得しました。なんだかんだで面倒見が良いのです。

ニオベが彼女を嫌がった理由はプッロの連れてきた女性なので、彼女に自分の動向を見張らせる気であると勘違いしたからなんですね。疑心暗鬼まっしぐら、と言ったところでしょうか。

さらにヴォレヌスは自分の商品として囲っていた奴隷を感染病で失ってしまいます。唯一残った一人の少年をこれまた連れて帰り、売れるように育つまで家に置く事にしたようです。一気に二人も食い扶持が増え、蓄えもないのにと困惑するニオベ。ヴォレヌスが軍に戻る日も近いのかもしれません。

 

カエサルは8年ぶりに再会した妾のセルウィリアに夢中です。

アントニウスからセルウィリアと離れたくなくてカエサルは進軍しないのだと聞かされ猛烈に怒るアティア。オクタヴィウスが『叔父様が誰と寝ようがいいじゃないですか』と諭しますが本当にその通り過ぎて(笑)叔父の女関係に口を出してくるいい年した姪って嫌過ぎませんか。

戦い方、女の抱き方、狩りの仕方など男の所作全般の家庭教師としてオクタヴィウスにプッロを雇ったアティア。

むさ苦しい戦いの稽古にすぐに参ってしまったオクタヴィウスでしたが、プッロは休憩の最中、おもむろに『女性の疑わしい場面を見てしまったら夫に言いますか?』と相談を持ちかけました。オクタヴィウスは『口にすれば真実味を帯びてしまうので疑わしいだけでは言わない』とまだまだ子供っぽさの残る外見からは想像もつかないような賢明なアドバイスを贈り、間違いならヴォレヌスが恥をかく事になるし事実が分かるまでは沈黙するよう言われプッロはこれに納得したようです。

 

死んでしまった分の奴隷を補填しようと金貸しに相談したいと〈エラステス〉に話を持ちかけたヴォレヌスでしたが、真っ当な人間は金貸しに関わるなと警告され、仕事を紹介する事は出来ると提案されます。

元第13軍団の首席百人隊長という肩書きと強さを活かし、エラステスの側にいて揉め事を防ぐ用心棒のような役割を任されました。

エラステスはヤクザな商売をしており、金を払わない客への取り立てに同行したヴォレヌスは骨を折れ、喉を切れ、と残酷な要求をされ、さすがに人殺しは出来ずに黙ってその場を後にします。

結果、金銭的に困ったヴォレヌスはアントニウスの元を訪ね、一度断った申し出を受けたいと話します。アントニウスはつれない態度で復帰は難しいかと思いましたが少しの報酬減額はありましたが無事に隊へと戻れる事で話がつきました。ヴォレヌスはアントニウスに大きな借りができる形となってしまいましたが、この関係が後にどう影響してくるのでしょうか。

 

カエサルとセルウィリアの関係は町中に知れ渡っており、二人の関係を意味する下品な落書きがそこかしこに描かれています。

本妻〈カルプルニア〉を連れて街を歩けばクスクスと笑わ好奇の目に晒される事となり、セルウィリアと別れなければ離婚すると激怒したカルプルニア。カルプルニアの実家がかなり裕福でカエサルにはこの援助がどうしても必要なので困りました。

権力者を侮辱しても片っ端から打ち首、という訳にはいかないんですね。

意を決してセルウィリアに別れを告げに来たカエサルカエサルが来たというだけで浮き足立ち少女のように喜んでいたセルウィリアが不憫で仕方ありません。その別れ方もお互いに後を引くような嫌な雰囲気で終わってしまいましたし。

失意のどん底に居るセルウィリアでしたが、別れの原因となった街の落書きを描いた一人が捕らえられ、アティアに雇われたと簡単に白状しました。

これに激怒して徐ろにどこかへ行ってしまったセルウィリア。アティアのところに殴り込みかと思いきや、使った手段は「呪い」という何ともこの時代らしい報復です。しかもてっきりアティアを呪い殺すのかと思いきや、呪いの相手はカエサルで『この男の男根が萎え骨が砕けますよう』と恨み節が半端じゃない。さらに憎き女アティアを呪う事も忘れません。

 

軍団へ戻るためヴォレヌスが一晩中祈りを捧げていた頃、オクタヴィウスを連れてエウアンドロスを拉致してニオベとの関係を問い詰めるプッロ。

無関係の坊ちゃんのはずのオクタヴィウスは嘘を見抜き、死の二択を与え淡々と拷問させる冷血な聡明さを見せつけ、最後にルキウスはニオベと自分の子だと白状して殺され下水に流されたエウアンドロス。

オクタヴィウス、恐ろしい子…。

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