海外ドラマ≫≫Vikings ヴァイキング〜海の覇者たち〜シーズン4　9話ネタバレ感想

エピソード9『死にまみれて』”Death All ‘Round”

あらすじ

ヴァイキングたちの苦労が実を結び、パリが目の前に見えてくる。一行は再び船を川へ戻すが、今回の船はフロキがつくった変わった構造のものだった。ようやくローマにたどり着いたエセルウルフとアルフレッド。２人が教皇レオから栄えある祝福を授かる一方で、ウェセックスではエグバート王と不満げなエラ王との関係は喜ばしいものではなくなっていた。

ネタバレ感想

実に大掛かりな船の陸移動にヴァイキング総出で取り掛かっておりますがラゲルサのお腹こんなに出てましたっけ？？急に膨らんでいてギョッとしました。

僻地の農村を襲い、残虐極まりない奪略行為に及ぶカーラル達。これはあまりにも酷い…。

野営地ではフロキが「ハーバード！」と雨の中繰り返し悲痛な叫びを上げるアスラウグの姿を感じ取り、次の瞬間響き渡ったのはラゲルサの悲鳴です。急いでラグナルとビヨルンが駆け付けるも、既に血塗れで「流産したわ」と静かに嘆くラゲルサの姿が。ラゲルサのこの姿は二度目なだけにツラさ倍増に感じます。

アルフレッドと護衛についたエセルウルフ、プルディンウス神父の三人はようやくローマ教皇の元へと辿り着きます。こんなにも美しく立派な建築物がこの時代にあったなんて信じられません。

ローマ教皇から次世代を担う者と認められ、キリストが磔にされた際に被っていたいばらの冠の棘を見せてもらったアルフレッド。

さらに聖堂で聖職者達に囲まれながら聖剣と古代の尊い王冠を授けられローマの執政官に任命されました。なんだか大事ですし、まだ年端もいかない少年を執政官にするなど多方面から反発が起きなかったのでしょうか。ここ最近海外ドラマの『ROME［ローマ］』を見終わったところなので余計においおい大丈夫か…と不安になります。

同じ頃エグバート王も正式に二国の王となる戴冠式を済ませご満悦の様子ですが、同盟を結んだはずが裏で出し抜かれていたエラ王は当然ながらこの結果に不満を露わにしております。

ギスラの懐妊を発表し祝福される一方で、オド伯の部下でありながら告発・処刑で下剋上をかましたローランドに伯爵の地位が与えられ、パリの防衛まで任される事が決定されました。

ロロの地位がまたしても危ぶまれつつあります。

皇帝から直々に「君の妹を私の愛人にしたいのだが」と許しを乞われたローランド。オド伯の二の舞になる予感しかしません。ローランドがこれに意を唱えられるはずもなく、何らかの企みすらありそうですね。

カテガットではなんとビヨルンの娘シギーが川の隅で死んでいるではありませんか。それを見つけたシグルズはアスラウグに報告するも、溺愛しているアイヴァーにすら強く当たるほど荒みきってやさぐれている母親にまともに取り合ってもらえずその場を逃げ去りました。アスラウグは定期的にというか常習的にというかネグレクトの性質があるのでここに来て改めてシギーの責任感と母性が恋しくなってきます。ラグナルもそれを分かっていて長男次男を遠征に連れてきたまでは良かったものの、薬に溺れてトラウマになりそうな殺人現場を息子達に目撃されたりとしっかりしろよ。

深夜、ビヨルンのテントを密かに狙うエルレンドゥールでしたが、トービはその姿に気付きあえて何も言わず自分の背を盾にする事で暗殺計画を未遂に終わらせました。

翌日わざわざエルレンドゥールの側へ行き「ビヨルンを殺さないで」と頼むも、逆に「お前が殺すんだ」と石弓を握らされたトービ、息子の命と引き換えに脅されビヨルンに近付きます。

ビヨルンと対峙し、脅されて殺すよう言われたのだと話し石弓を構えたトービでしたが、そのまま振り返りエルレンドゥールの胸にクリーンヒットを叩き出しました。なかなかの距離ありましたが手練れ過ぎませんか(笑)

僅かに息のあるエルレンドゥールに近付き、刺客から奪ったホリック王の指輪を胸に突き刺さったままの矢にかけるビヨルン。

とりあえずトービはこれで脅されなくて済みそうでよかったよかった。エルレンドゥールの溢れ出る小物感にしては長く生き残った方に感じます。

ラグナルは薬の離脱症状による幻覚まで見るようになり、ビヨルンに心配されますが、「残り少ない薬はロロとの戦いの時に必要だ」と最悪の体調のままに川へと出された船に乗り込むのでした。

【ヴァイキング　海の覇者たち：シーズン4 Vol.1】 Vikings Season 4